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はるカタルーニャです。本日は「接続法をいつ使うのかに関する言語カフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、この記事では接続法と直接法の使い分けと、接続法を使う場面について、例文を用いてご説明させていただきます。
接続法の使い方がわからない方や、直接法と接続法の使い分けを難しく感じている方、またこれから接続法について学ぼうとしている方向けの記事となっておりますので、是非参考にしてみてください。
目次
【接続法】を使用する場面13種「好み/ 希望/ 願い/ 目的/ 意見/ 評価/ アドバイス/ 未来の行動/ 仮説」について
これまで習ってきた直接法とは別に「接続法」というものが出てきて困惑している人も多いのではないでしょうか。
接続法は、スペイン語を勉強する中でも、大体の人が躓き使い分け問題で間違える文法となっています。
そんな接続法ですが、実は使われる場面というのがあり、それを覚えてしまえば格段に使い分けしやすくなります。
以下にB2クラスで主に習う接続法が使われる場面13種類をまとめてみました。
- 好み
- 希望
- ニーズや願い、命令
- 目的
- 意見
- 評価
- アドバイスや推奨
- 未来の行動
- 仮説や確立
これら13種類のことについて表現したい場合は条件が揃えば「接続法」が使われます。
ではその条件とは一体なんなのでしょうか。
【好み・希望・ニーズ・願い・命令・目的】を表現する方法2種「不定詞と接続法」
まず最初に「好み」や、「希望」、「ニーズ・願い・命令」、「目的」を表す方法2種類についてご説明させていただきます。
これらのことについてを表したい場合、主節の主語と従属節の主語が同じである場合、「不定詞」が用いられます。
一方主節の主語と従属節の主語が異なる場合は「接続法」が用いられます。
- 主語+不定詞(主語が同じ)
- 主語+que+接続法(従属節の主語が主節と異なる)
【Por ejemplo:例文】
好み
- Me encanta que colectivos así mejoren las zonas más pobres de las ciudades y fomenten su turismo.
このようなグループが都市の最も貧しい地域を改善し、観光を促進することを私は愛しています。 - Me indigna que nadie se responsabilice del desastre ecológico de las costas de Galicia.
ガリシア沿岸の生態系災害に対して誰も責任を負わないことに憤慨しています。
希望
- Espero que la gente esté siempre dispuesta a colaborar cuando hay algún desastre medioambiental.
環境災害が発生したときは、いつでも協力してほしいと思います。 - Ojalá los gobiernos se conciencien de que la educación debe ser un bien universal.
うまくいけば、政府は教育が普遍的な善であるべきだということを認識しています。
ニーズ・願い・命令
- Por favor, os pido que colaboréis con esta persona a través de su web.
どうぞ、彼のウェブサイトを通してこの人と協力してください。
目的
- Para mí, su iniciativa es fundamental para que disminuya las necesidades de mucha gente.
私にとって、あなたのイニシアチブは多くの人々のニーズを減らすために不可欠です。
【意見】を表現する方法2種「直接法と接続法」
続いて、意見を表す方法2種類についてご説明させていただきます。
意見を表したい時は、その意見が「肯定的」か、それとも「否定的」かによってどちらが使われるか変わってきます。
もしも伝えたい意見が「肯定的」であった場合は、「直接法」が使われます。
一方、意見が「否定的」だった場合は「接続法」が使われます。
- 意見を伝える動詞+que+直接法
- No+意見を伝える動詞+que+接続法
【Por ejemplo:例文】
肯定的な意見
- Me parece fantástico que permanezca todavía allí cuidando de los animales.
彼女がまだ動物の世話をしているのは素晴らしいことだと思います。
否定的な意見
- No creo que nadie vaya a prisión por ayudar a gente que está a punto de perder su vivienda.
家を失いかけている人々を助けるために刑務所に行く人はいないと思います。
【評価・アドバイス・推奨】を表現する方法2種「不定詞と接続法」
評価やアドバイス、推奨に関する文を作りたい場合は、「一般的な」ものか、「ある特定の何か、誰かに向けられる」ものによって変わってきます。
一般的にされる評価やアドバイス、推奨の場合は「不定詞」が用いられます。
一方で、ある特定の何か、誰かに向けられた評価やアドバイス、推奨は「接続法」が用いられます。
- 評価・アドバイス・推奨に関する動詞+不定詞(一般論)
- 評価・アドバイス・推奨に関する動詞+que+接続法(特定の何か、誰か)
【Por ejemplo:例文】
一般的な評価・アドバイス・推奨
- Los médicos aconsejan hacer deporte.
医者はスポーツを薦めます。
特定の何か、誰かに向けた評価
- Es mejor que hagas deporte.
君はスポーツをした方がいいよ。 - Es increíble que algunas personas arriesguen incluso su vida por ayudar a los niños.
子供を助けるために命を危険にさらす人さえいるのは驚くべきことです。 - Para mí, su iniciativa es fundamental para que disminuya las necesidades de mucha gente.
私にとって、あなたのイニシアチブは多くの人々のニーズを減らすために不可欠です。
特定の何か、誰かに向けたアドバイス・推奨
- Os recomiendo que veáis el vídeo de cuando se pone delante e impide que el desfile continúe.
彼が前に出てパレードが続くのを防ぐときのビデオを見ることをお勧めします。
【未来に関する出来事】を表現する方法
未来に関する出来事を表現したい場合にも接続法が使われることがあります。
この場合、従属節が他の節の未来に関する出来事を参照する場合に「接続法」が用いられます。
【Por ejemplo:例文】
- Espero que la gente esté siempre dispuesta a colaborar cuando hay algún desastre medioambiental.
環境災害が発生したときは、いつでも協力してほしいと思います。 - Hasta que cambie el mundo, haz algo que llame la atención.
世界が変わるまで、目立つことをしてください。 - Esto es lo que hizo ella para promover la igualdad de géneros que poco a poco estamos consiguiendo.
これは、私たちが少しずつ達成しているジェンダー平等を促進するために彼女がしたことです。
【仮説や確立】を表現する方法2種「直接法と接続法」
仮説や確率を表現したい際は、使う単語によって直接法か接続法かが変わってきます。
- A lo mejor/ Lo mismo/ Igual +直接法
- Es posible/ Probable/ Puede (ser) +接続法
- Quizá/ Tal vez/ Posiblemente/ Probablemente/ Seguramente +直接法または接続法
これらの動詞については以下の記事で詳しく説明しておりますので、是非参考にしてみてください。
関連記事:【スペイン語文法:直接法/接続法】QuizáやTar vezなどの仮説、可能性の表現(DELE:B1)
また、伝えたいことに関する仮説や確立の高さによっても直接法を使うのか、接続法を使うのかが変わってきます。
仮説や確立の実現性が高い場合、「直接法」が用いられます。
一方その可能性が低い場合は「接続法」を用いることができます。
例えば、直接法と接続法の両方で使える単語 ”Quizá” を使って文を作ってみます。
- Quizá ha venido María.(he oído la puerta.)
おそらくマリアがきました。(私はドアがなる音を聴きました。)←マリアが来た確率が高い - Quizá haya venido María.(aunque me dijo que tenía mucho trabajo.)
おそらくマリアがきました。(しかしながら彼女はたくさん仕事をしているといっていました。)←マリアが来た確率が低い
このようにその仮説や確立の実現の高さによって、直接法か接続法を使い分けることができます。
【Por ejemplo:例文】
- Es posible que sea el origen de los actuales comedores sociales.
それが現在の炊き出しの起源である可能性があります。 - Quizás ese castigo sea solo para evitar futuras movilizaciones.
おそらく、その罰は将来の動員を避けるためだけのものです。
まとめ
接続法の使い分けには「好みや希望、ニーズや願い、命令や、目的、意見、評価、アドバイスや推奨、未来の行動、仮説や確立」がありましたね。
そのほかにも使う単語やその文が肯定か、否定化によっても変わることがわかりました。
接続法の使い分けは難しいですが、少しづつ覚えてマスターしていきましよう。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!