
¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルニャです。



本日は「東南アジアのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます。
今回は、青年海外協力隊の派遣国の中でも、目覚ましい経済発展と豊かな文化が融合する国【ベトナム】に焦点を当て、応募のステップから現地のリアルな生活情報(活動内容、住居、食事、気になる治安や文化)、さらには帰国後のキャリアパスまで、ベトナム派遣に向けて知っておくべき全てを網羅的にお届けします。
- 青年海外協力隊の「ベトナム派遣」に興味があり、応募を検討している方
- JICA海外協力隊の選考に向けて、ベトナムの具体的な活動内容や生活情報を知りたい方
- ベトナム派遣が内定し、渡航前の準備(持ち物、手続き、文化理解など)を進めたい方
- 国際協力やボランティア活動に関心があり、ベトナムという国について深く学びたい方
- 将来的に東南アジア(特にベトナム)への旅行や滞在を考えており、現地のリアルな情報を収集したい方



ベトナムってどんな国なんだろう?



青年海外協力隊員としてどんな活動ができるの?



実際に派遣が決まったら、何から準備すればいいの…?
期待と同時にたくさんの疑問や不安を抱えて情報収集をされている方も多いと思います。
実はこのブログを書いている私も、いつか青年海外協力隊員として世界に貢献したいと夢見て、あなたと同じように日々情報を集めている仲間の一人です。
だからこそ、未来の隊員であるあなたが本当に知りたい情報を、同じ目線で徹底的にリサーチし、この記事にギュッと詰め込みました!
- ベトナムという国の魅力と基本情報(歴史、文化、言語、気候など)
- 青年海外協力隊員としての具体的な活動内容や求められるスキル
- 現地でのリアルな生活(住居、食事、物価まで網羅!)
- 応募から派遣までの具体的な流れと準備(選考対策のヒントも!)
- 安心して活動するための治安情報と安全対策
この記事は、青年海外協力隊のベトナム派遣を目指すあなたの「知りたい!」に応えるだけでなく、ベトナムという国そのものに興味がある方、あるいは将来的な渡航を考えている方にとっても、現地の歴史や文化を深く知れる素晴らしい機会になるはずです。
ぜひ最後までじっくりお読みいただき、あなたの疑問や不安を解消してください!




ベトナム派遣の基本情報:概要・特徴・言語を徹底解説!


青年海外協力隊としてベトナムでの活動に臨むにあたり、まず最初にしっかりと押さえておきたいのが、「ベトナム社会主義共和国とは、一体どんな国なのか?」という基本的な情報ですよね。



南北に長い国って聞いたけど、地域によって何が違うの?
周りの国とはどんな関係なの?



バイクが多いって本当?
気候はどうなんだろう?



英語は通じるの?
ベトナム語って難しそう…。
そんな疑問や不安を持っている人が多いはず。
ここでは、青年海外協力隊員として押さえておきたいベトナムの基本情報から、変化に富んだ気候、コミュニケーションの鍵となる言語、そして心に触れる文化や習慣まで、徹底的にご紹介します!
ベトナムを深く理解し、現地での毎日をより豊かに、そして安心して過ごせるようになるための知識を、分かりやすく丁寧にお伝えしますのでご覧ください!
ベトナム社会主義共和国ってどんな国?まず知りたい基礎知識まとめ
ベトナムの首都、言語、通貨、時差、気候、電圧、日本からのアクセス方法など、知っておきたい基本情報を分かりやすくまとめました。
国(首都) | ベトナム社会主義共和国(ハノイ) |
---|---|
言語 | ベトナム語(公用語) |
通貨 | ドン(VND)。10,000ドン = 約62円(2025年10月現在) |
時差(サマータイム) | 日本より2時間遅れ。サマータイムなし。 |
気候 | 南北に長く、地域により気候が異なる(熱帯モンスーン気候~温帯性気候) |
電圧 | 220ボルト / 50ヘルツ(まれに110Vの場所もある) |
コンセント | Aタイプ、Cタイプが主流。複合型も多い。 |
面積 | 約33万平方キロメートル(日本よりやや小さい) |
産業 | サービス業、鉱工業・建設業、農林水産業など。 |
直行便(2025年10月現在) | あり。 |
日本からの行き方 | 成田、羽田、関西、中部、福岡などからハノイやホーチミンへ直行便が運航。所要時間は約5~6時間。 |
実は直行便よりも乗り継ぎ便の方が航空券は安いことが多いです!
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ベトナムの面積は?日本より少し小さいくらい
さて、青年海外協力隊の派遣国『ベトナム』ですが、その広さは一体どのくらいなのでしょうか?
ベトナムの面積は 約33万平方キロメートル。と言っても、数字だけではピンと来ないかもしれませんが、日本と比較してみると…



実は、日本の総面積(約38万㎢)より少し小さいくらいで、国土がS字のように南北に長く伸びているのが特徴です!



その距離はなんと約1,650km!そのため、北部のハノイと南部のホーチミンでは、文化も気候も大きく異なるんです!
隣国は?中国・ラオス・カンボジアの3カ国
また、東南アジアのインドシナ半島東部に位置するベトナム。
この国がどのような地理的環境にあり、それが文化や経済にどんな影響を与えているのか、その輪郭もGoogleマップで見ていきましょう。
ベトナムは、北を中国、西をラオス、南西をカンボジアと国境を接しています。そして東側は南シナ海に面した長い海岸線を持っています。
この地理的条件が、歴史的に多くの国の影響を受けながらも、独自の文化を育んできた要因となっています。



ベトナムは陸と海でいろんな国と繋がっているんですね。



だからこそ、食文化も多様で、地域ごとに特色ある美味しい料理がたくさんあるんです!
このように、独特の地理的特徴は、ベトナムの唯一無二の文化を育む土壌となってきました。
そして、その文化をより深く理解する上で欠かせないのが、『気候』と人々のコミュニケーションを支える『言葉』です。
それでは、ベトナムの日々の気候と、普段の生活で人々がどのような言語を使い、心を通わせているのか、その興味深い『気候・言語事情』を一緒にみていきましょう!
ベトナムの気候を徹底解説!年間を通じた特徴と季節ごとの注意点



ベトナムの気候は、南北に長い国土のため、「北部」「中部」「南部」で大きく異なるのが最大の特徴です。
全体的には高温多湿な熱帯モンスーン気候ですが、活動する地域に合わせた服装の準備が、健康に過ごすための鍵となります。
- 北部(首都ハノイなど)
温帯性気候で、四季が比較的はっきりしています。夏は高温多湿で蒸し暑く、冬は「霧雨」が降り、時には10℃以下まで冷え込みます。 - 中部(ダナン、フエなど)
雨季と乾季に分かれますが、雨季(9月~12月頃)には台風の直撃が多く、洪水などの被害も出やすいため注意が必要です。 - 南部(ホーチミンなど)
一年を通して高温多湿な熱帯気候で、乾季(11月~4月)と雨季(5月~10月)に明確に分かれています。雨季にはスコールが頻繁に降ります。
どの地域でも日本の夏服が基本ですが、北部で活動する場合は冬用のジャケットやセーターが必須です。また、雨季のスコール対策として折り畳み傘やレインコート、濡れても良いサンダルがあると便利。日差しが非常に強いため、季節を問わず帽子やサングラス、日焼け止めでの紫外線対策は欠かせません!
ベトナムの言語事情:英語は通じる?公用語と現地の言葉



ベトナムでは何語がメインなの?



英語はどの程度通用するの?
といった、ベトナムの言葉に関する疑問は多いはず。
ベトナムの公用語から現地で話される多様な言語まで、その実態を分かりやすく解説します。
これを読めば、ベトナムでのコミュニケーションのイメージがグッと具体的になるはずです!
ベトナムで使われている言語の種類|公用語はベトナム語
ベトナムの公用語はベトナム語です。6つの声調(音の高低)があるのが特徴で、同じ綴りでも声調が違うと全く意味が変わってしまいます。
また、54の民族が存在する多民族国家であり、各民族が独自の言語を持っています。
- フランス語:かつてフランスの植民地だった影響で、年配の世代には話せる人もいます。
- 中国語:国境を接しているため、北部や中華系のコミュニティでは話されることがあります。
協力隊員として活動する上では、まずは公用語であるベトナム語を学ぶことが、現地の人々と心を通わせるための大切な鍵となります。
豆知識ですが、ベトナム語で「こんにちは」は「Xin chào(シンチャオ)」、「ありがとう」は「Cảm ơn(カムオン)」と言います。まずはこの2つから覚えてみましょう!
青年海外協力隊員は英語で活動できる?|現地での英語通用度



いいえ、多くの場面でベトナム語が必要になります。ベトナムの英語通用度は、都市部と地方で大きく異なります。
ハノイやホーチミンなどの都市部や観光地では、若い世代を中心に英語が通じる人が増えていますが、一歩地方へ行くとほとんど通じません。政府機関や配属先の同僚でも、英語を話せる人は限られているのが実情です。
青年海外協力隊の活動では、現地の人々と直接コミュニケーションをとることが基本となるため、ベトナム語の習得は不可欠です。
特に声調の習得は難しいですが、派遣前訓練や現地での語学研修でしっかりと学ぶ機会があります。たどたどしくても、現地の言葉で話そうとする姿勢は必ず現地の人々に歓迎され、信頼関係を築くための第一歩となるでしょう。


ベトナム派遣の職種と活動内容|青年海外協力隊の専門性を解説!


青年海外協力隊の派遣先として、独自の魅力を持つ国、ベトナム。
もしあなたが「ベトナムで国際協力に挑戦したい!」と考え始めたとき、きっとこんな具体的な疑問が頭に浮かんでくるのではないでしょうか。



青年海外協力隊でベトナムに行ってみたいけど、どんな活動ができるんだろう?



自分のスキルや経験が、現地で本当に役立つのか知りたいな…。
この記事を読み進めれば、ベトナムで実際にどのような職種があり、どんな専門性が求められているのかが具体的に分かります。
あなたがベトナムで輝ける道を見つけるための、第一歩となる情報がきっとここにあるはず!
ベトナム派遣の現状:最新の隊員数と派遣実績データ(男女別・累計)
まずは、青年海外協力隊のベトナムへの派遣実績(2025年3月31日現在)をご紹介します。
JICAの公式データによると、以下のような内容となっています。
派遣中隊員数: 42名(うち女性31名)
帰国隊員数 : 523名(うち女性 343名)
累計派遣隊員数: 565名(うち女性 374名)
※情報が古くなっている場合があります。最新情報はJICA海外協力隊-事業実績/派遣実績をご参照ください。
ベトナムで求められる専門性:人気の派遣職種と具体的な活動事例



ベトナムでは、どんな分野でボランティアが求められているの?



どんな職種で活躍できるんだろう?
そんな疑問にお答えします!
ベトナムでは経済発展に伴い、求められる協力の形も変化しています。特にニーズが高い主要な活動分野は以下の通りです。
- 教育(特に日本語教育): 大学や高校で日本語を教える活動は、ベトナムで最も人気の高い職種の一つです。日本企業への就職を目指す学生も多く、非常にやりがいがあります。
- 障害児・者支援: 特別支援学校や施設で、理学療法士、作業療法士、ソーシャルワーカーなどとして、子どもたちの発達支援や自立支援に貢献します。
- 保健・医療: 看護師や助産師として、地方の病院や保健センターで、地域住民の健康増進や医療サービスの質の向上に取り組みます。
- 観光・品質管理: 観光分野でのサービス向上支援や、農産物・加工品の品質管理・衛生管理など、経済発展を支える分野での活動も増えています。
より具体的な活動内容や、過去に派遣された隊員の体験談に興味がある方は、JICA公式サイトの「世界日記」でベトナムの活動レポートを読むことを強くお勧めします!


ベトナムでの生活基盤:協力隊員の住居とインフラ事情


青年海外協力隊に派遣された後のベトナムでの活動を支える上で、まず気になるのが日々の暮らしの土台となる「住まい」と、電気や水といった「生活インフラ」ですよね。



安心して活動に打ち込むためにも、快適で安全な住環境と、安定したライフラインの確保が欠かせません。
ここからは、青年海外協力隊員が実際にどのような住居で生活し、現地のインフラとどのように向き合っているのか、そのリアルな実情を詳しくご紹介させていただきます!
ベトナムでの住まいはどうなる?協力隊員の住居事情



青年海外協力隊員の住居は、JICAが隊員の安全と健康を最優先に考えて手配します。
ベトナムでは、都市部か地方かによって住居のタイプは異なりますが、アパートや一軒家(またはその一室)を借りるのが一般的です。
- アパート・一軒家
都市部ではアパート、地方では家主が同居する一軒家の一室を借りることが多いです。基本的な家具は備え付けられていることがほとんどで、キッチンやバスルーム(お湯も出る)も完備されています。 - ホームステイ
任地の状況によっては、現地の家族と一緒に暮らすホームステイ形式になる場合もあります。ベトナムの文化や生活様式を肌で感じられる貴重な経験になります。
いずれの住居も、基本的な生活を送る上で必要な設備は整っていますが、停電や断水に備えるなど、日本とは違う環境への順応は必要になります。
電気・水道・インターネットは?ベトナムのインフラ整備状況



また、ベトナムでの生活では、日本のインフラ環境との違いを実感する場面が多くあります。
- 電気
電力供給は年々改善されていますが、特に雨季のスコール時や、電力需要が急増する夏場には計画停電や突発的な停電が起こることがあります。PCなどの精密機器用に、サージプロテクター付きの電源タップがあると安心です。 - 水道
水道は整備されていますが、そのまま飲むことはできません。安全な飲み水を確保するために、煮沸するか、ウォーターサーバーのボトルウォーターを利用するのが一般的です。断水も時折発生します。 - インターネット
都市部では光回線が普及し、安価で高速なインターネット環境が整っています。カフェやレストランでも無料Wi-Fiが使える場所が多いです。地方では速度が落ちますが、SIMカードを購入すればスマートフォンでの通信は概ね問題ありません。



都市部のネット環境は意外と良いんですね!でも停電は覚悟が必要そう…。
ベトナムでの生活は、日本での当たり前が当たり前ではないことの連続です。こうした環境の違いを受け入れ、工夫しながら生活を楽しむ姿勢が大切になります。
そのために不可欠なのが、まさに「命綱」とも言える大容量モバイルバッテリーです。





私が使っているこれは、スマホを何回もフル充電できる大容量なのにコンパクトでおすすめです!
頻繁に起こる停電の中でも、スマートフォンの充電を気にせず使える安心感は絶大ですね。


ベトナム生活のリアル体験!物価・治安・服装から文化まで徹底解説


青年海外協力隊としてベトナムでの活動を具体的に考え始めると、日々の生活に直結する「お金のこと」と、何よりも大切な「安全のこと」は、特に気になるポイントではないでしょうか。



ベトナムの物価って、どんな感じなんだろう?



日本とは違う文化や習慣がたくさんありそうだけど、どんなことに気をつければいいのかな?



発展している国だから治安は良いって聞くけど、実際の状況ってどうなの?



気をつけるべきことって何だろう…?
そんな疑問や不安が次々と浮かんでくるかもしれません。
このセクションではベトナムの通貨「ドン」の基本情報から、気になる物価水準、そして外務省の危険情報に基づいた最新の治安状況や具体的な安全対策まで、あなたがベトナムで安心して、そして賢く生活するための必須情報を分かりやすく解説します。
ベトナムの通貨「ドン(VND)」の基本とリアルな物価事情
ベトナムの通貨は「ドン(Dong)」で、略称は「VND」です。桁数が非常に大きいのが特徴です。
2025年10月現在のレートで、10,000VNDあたり約62円となっています。
※レートは常に変動するため、あくまで目安です。
物価は、日本と比較すると全体的に非常に安いです。特にローカルな食堂での食事や交通費、生鮮食品などは格安です。ただし、輸入品やお洒落なカフェ、レストランなどは日本と変わらない価格帯のこともあります。
水(500ml) | 約5,000 VND(約31円) |
缶ビール(330ml) | 約15,000 VND(約93円) |
食堂のフォー | 約40,000 VND(約248円) |
カフェのベトナムコーヒー | 約30,000 VND(約186円) |
タクシー初乗り | 約12,000 VND(約74円) |
※上記はあくまで一例です。JICAから支給される現地生活費で十分に生活は可能ですが、輸入品に頼りすぎず、地元のものを活用するなど計画的な支出が求められます。
ベトナムの治安状況|外務省危険レベルと協力隊員の安全対策



ベトナムの治安は、社会主義体制下で比較的安定しており、凶悪犯罪は少ないとされています。
しかし、日本の治安レベルとは大きく異なることを常に意識する必要があります。
2025年10月現在、外務省の海外安全情報では、ベトナム全土に特定の危険情報は発出されていません。
ただし、都市部を中心にスリ、置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が多発しています。特にスマートフォンを狙ったバイクによるひったくりには十分な注意が必要です。
もちろん、JICAは隊員の安全を最優先に考えており、危険な地域に派遣することはありません。
外国人は裕福に見られやすく、犯罪の標的になりやすいことを自覚する必要があります。貴重品の管理を徹底し、知らない人からの誘いには安易に乗らないようにしましょう。
※情報が古い場合があるため「ベトナムの外務省の海外安全情報」より最新情報を確認してください。
夜間の一人歩きを避ける、華美な服装や装飾品を身につけない、歩きスマホをしない、バッグは車道と反対側に持つなど、JICAから指示される安全対策を徹底することが、自身の身を守る上で最も重要です。
引用:外務省の海外安全情報
引用:ベトナム安全対策基礎データ
ベトナム生活での服装ガイド|普段着の選び方と民族衣装の魅力



服装に関する疑問は、派遣前の準備においてとても大切なポイントになりますよね。
日常生活を快適に過ごすための実用的な普段着選びのコツから、ベトナムの文化が感じられる民族衣装「アオザイ」、そして協力隊員として知っておきたい服装マナーまで、あなたのベトナム生活をより豊かに、そしてスムーズにするための服装情報を網羅的にガイドします!
まずは、日々の活動や生活シーンに合わせた、具体的な服装選びのポイントから詳しく見ていきましょう。
シーン別・ベトナムでの最適服装ガイド|普段着から活動時まで徹底解説
ベトナムでの服装は、活動地域の気候(北部・中部・南部)に対応することがポイントです。
- 通気性の良い夏服が基本
年間を通して高温多湿なため、Tシャツ、ポロシャツなど通気性が良く乾きやすい服装が中心になります。日差しが強いため、UVカット機能のある薄手の羽織ものがあると便利です。 - 北部の冬に備えた防寒着
首都ハノイなど北部では冬は10℃以下になることも。フリースやライトダウンジャケット、セーターなどの防寒着は必須です。 - 寺院や公式な場での配慮
宗教施設や配属先への挨拶など、改まった場面では肌の露出(短パン、タンクトップなど)は避けるのがマナーです。襟付きのシャツや長ズボン、膝下丈のスカートを着用しましょう。 - バイクに乗る際の対策
バイクに乗る機会が多いため、排気ガスや日差しから肌を守るためのマスク、サングラス、薄手の長袖ジャケット(通称バイクジャケット)は現地で生活する上での必需品です。



北部の冬は意外と寒そう!バイク用のジャケットは現地で調達するのが良さそうですね。
優雅なシルエットが美しい!ベトナムの民族衣装「アオザイ」
ベトナムを象徴する民族衣装が、女性用の「アオザイ(Áo dài)」です。体にフィットした美しいラインの上衣と、ゆったりとした長ズボンで構成されています。
現在では日常的に着る人は減りましたが、高校の制服や、結婚式、テト(旧正月)などの特別な日に着用されます。シルクなどの素材で作られた色鮮やかなアオザイは、ベトナムの伝統美の象徴です。



協力隊員も、配属先での歓迎会や学校行事などでアオザイを着用する機会があるかもしれません。アオザイに袖を通すことは、ベトナム文化への理解を深める素晴らしい体験になります。
ベトナム文化に触れる:習慣・マナーで気をつけること
いざベトナムへ!活動への期待に胸を膨ませる一方で、「現地の文化や習慣に馴染めるかな?」「知らずに失礼なことをしてしまったらどうしよう…」といった不安も少しあるかもしれません。
異文化の中でスムーズに生活し、現地の人々と良好な関係を築くためには、ベトナムならではの生活習慣や、大切にされているマナーを事前に理解しておくことが非常に重要です。



ベトナムでは、どんなことに気をつければいいんだろう?日本とは全然違うのかな?



年上の人を敬う文化が強いって本当?



もしかして、日本人の感覚だと『えっ?』と思うような習慣もあるのかな…?
ベトナムには、私たちが知っておくべきユニークで大切な文化や習慣がたくさんあります。
ここでは、そんなあなたの疑問や不安を解消し、ベトナムの人々とのコミュニケーションを円滑にするための具体的なポイントを詳しく解説します。
現地での生活をより豊かに、そしてトラブルを避けるために役立つ「ベトナム文化の心得」を一緒に学びましょう!
ベトナムで守るべき基本的なマナー|日常生活での注意点
- 年長者への敬意
儒教の影響が強く、年上の人を敬う文化が根付いています。挨拶や会話、食事の席など、あらゆる場面で年長者を優先するのがマナーです。 - 食事のマナー
麺類などを音を立ててすするのはマナー違反とされています。また、食器に口をつけてスープを飲むのも避け、レンゲやスプーンを使いましょう。 - 政治や歴史に関する話題
ベトナム戦争など、国の歴史や政治に関する話題は非常にデリケートです。現地の人々の前で、軽々しく批判的な意見を述べるのは絶対に避けましょう。特に建国の父であるホー・チ・ミン氏は深く尊敬されています。 - チップの習慣
基本的にはチップの習慣はありませんが、観光客向けのレストランやホテル、スパなどでは、良いサービスに対して心付けを渡すと喜ばれます。



年上の人を敬う気持ちは、日本以上に大切なんですね!
「Không sao đâu(ホンサオダウ)」の精神
ベトナムの人々と交流していると「Không sao đâu(大丈夫、気にしないで)」という言葉をよく耳にします。これは、細かいことは気にしない、なんとかなるさ、というベトナム人の大らかさや柔軟性を示す言葉です。
協力隊の活動では、時間や約束にルーズだと感じたり、物事が計画通りに進まなかったりすることもあるかもしれません。そんな時、日本の価値観だけでイライラするのではなく、「ホンサオダウ」の精神を思い出し、臨機応変に対応する姿勢が大切です。このしなやかさを受け入れることが、ベトナムで楽しく、かつ有意義に活動する秘訣と言えるでしょう。


ベトナムの食文化を味わう!代表的な料理と食事のポイント


ベトナムでの生活において、大きな楽しみの一つであり、また文化を深く理解する上で欠かせないのが「食」ですよね。



ベトナムの人たちは普段どんなものを食べているんだろう?



フォー以外にも美味しいものってたくさんあるの?辛いのかな…。



地域によって料理が違うって本当?
そんな風に現地での食事について、期待と少しのドキドキが入り混じっている方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、あなたのベトナムでの食生活を豊かにし、現地の人々とのコミュニケーションを深めるためのヒントが満載です
代表的な主食や料理はもちろん、独特のコーヒー文化まで、ベトナムの食の世界を一緒に探求していきましょう!
ベトナムの基本料理と主食|フォー・ブン・バインミーを解説
ベトナムの食事は、米を主食とし、野菜やハーブをたっぷり使った、優しい味わいの料理が基本スタイルです。
- 米(インディカ米)と米麺
主食は日本の米とは違う、長粒種のインディカ米です。米を麺に加工して食べることが多く、きしめん状の「フォー(Phở)」や、そうめんのような丸麺「ブン(Bún)」が有名です。 - バインミー (Bánh mì)
フランス統治時代の影響を受けた、ベトナム風のサンドイッチ。フランスパンにパテを塗り、肉や野菜、なますなどを挟んだもので、手軽な屋台飯として大人気です。 - ゴイクン (Gỏi cuốn)
日本では「生春巻き」として知られています。ライスペーパーでエビや豚肉、野菜、ブンなどを巻いたヘルシーな料理。甘辛いタレにつけて食べます。



バインミー、美味しそう…!朝ごはんに毎日食べたくなっちゃう!
ベトナムの食文化|地域で異なる味付け!
ベトナム料理は、南北に長い国土のため、地域によって味付けが大きく異なります。北部(ハノイなど)は塩や醤油ベースのあっさりした味、中部(フエなど)は唐辛子を効かせた辛い味、南部(ホーチミンなど)はココナッツミルクや砂糖を使った甘めの味付けが特徴です。
どの地域の料理にも共通するのが、魚醤「ヌクマム(Nước mắm)」と、ミントやパクチーなどの豊富なハーブです。これらがベトナム料理の味の決め手となっています。



行く場所によって味が違うなんて、食の旅も楽しめそうですね!
ベトナムの飲み物文化|濃厚なベトナムコーヒーとスイーツ「チェー」
ベトナムは世界第2位のコーヒー豆生産国。フランス式のフィルターでゆっくりと淹れた、濃くて苦いコーヒーが特徴です。これにコンデンスミルクをたっぷり入れて飲む「カフェ・スア・ダー」が定番です。
デザートでは、「チェー(Chè)」が人気です。豆類や果物、タピオカ、ゼリーなどを器に入れ、ココナッツミルクやシロップをかけたベトナム風ぜんざい・かき氷で、種類が非常に豊富です。
協力隊員として活動する中で、食事やお茶に誘われる機会は非常に多いでしょう。これは歓迎と親愛の印です。ベトナムの人々は、食事を共にしながらコミュニケーションを深めることを大切にします。現地の食文化を積極的に楽しむことが、円滑な人間関係を築く第一歩です。



甘いコーヒー、どんな味か気になりますね!文化を尊重しつつ、たくさん味わってみたいです!


先輩隊員の声:ベトナムでのリアルな体験談





実際にベトナムで活動した先輩隊員は、どんな壁にぶつかり、何を感じ、どう乗り越えていったのでしょうか?
今回は、そんな厳しい環境の中でも、現地の人々と向き合い、奮闘した先輩隊員たちの「生の声」を、JICA海外協力隊の公式レポート「世界日記」やインタビューからご紹介します。
Aさん(日本語教師)は、赴任当初、学生たちの日本語学習への意欲の高さに驚いたそうです。しかし、文法は得意でも会話が苦手な学生が多く、どうすれば「話せる」ようになるか悩みました。そこで、日本の文化やアニメ、流行の歌などを積極的に授業に取り入れ、学生が「話したい!」と思うきっかけ作りに徹したと語ります。「ある日、学生がたどたどしい日本語で『先生の授業は楽しいです。日本がもっと好きになりました』と伝えてくれた時、言葉の正確さよりも『伝えたい』という気持ちが大切なんだと実感し、涙が出ました」
Bさん(理学療法士)は、地方の病院で活動し、最初は言葉も通じず、日本のやり方が通用しないことに戸惑いました。そんな時、心の支えになったのが、毎日通う市場の気さくなおばちゃん達だったそうです。身振り手振りで今日の出来事を話すと、いつも笑顔で野菜をおまけしてくれたり、「頑張れ」と励ましてくれたり。「モノは豊かではないかもしれないけれど、人と人との繋がりが深く、助け合う心が根付いている。本当の豊かさとは何かを、ベトナムの日常の中から教わりました」と振り返っています。
参照情報:JICA海外協力隊 ベトナム「世界日記」
※上記体験談は、ウェブサイトに掲載されている多数の隊員の活動報告や生活の様子を参考に、リアルなエピソードとして再構成したものです。



最初は壁があっても、誠実に向き合うことで信頼関係が築けるんですね。
だからこそ見える景色もあるんだそうです!


青年海外協力隊ベトナム:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
「青年海外協力隊としてベトナムで活動したい!」
その熱い想いを実現するための第一歩から、貴重な経験を積んだ後の未来まで、あなたはどんな道のりを想像していますか?
応募条件や選考プロセスといった「挑戦への入口」はもちろんのこと、ベトナムでの活動を終えた後の「キャリアや人生への活かし方」も、きっと気になる大切なポイントですよね。
ここからは、あなたがベトナムへの挑戦を具体的にイメージし、さらにその先の未来まで見据えられるよう、応募から派遣までの流れ、そして帰国後のキャリア形成に至るまで、青年海外協力隊ベトナム派遣の「始まりから未来まで」をご紹介します。
ベトナム派遣への第一歩:応募から選考、派遣まで
ベトナムへの扉を開くための具体的なステップは、実はかなり長い道のりです。
応募プロセスの中で、それぞれの段階でどのような準備が必要なのか、気になる方も多いかと思います。



ベトナム派遣に応募したいけど、何から始めればいいの?選考ってやっぱり厳しいのかな?



派遣までのスケジュールを具体的に知りたい!
そんなあなたの疑問を解決するべく、わかりやすい図でご紹介します。
青年海外協力隊の応募プロセスはざっくりとこんな感じです!
年2回(春募集・秋募集)のタイミングでJICA海外協力隊のウェブサイトから応募します。
職務経歴や語学力などを基にした書類選考と、人物面や技術力を評価する面接が行われます。
2次選考から約2ヶ月後に合否が通知されます。合格者は候補者となります。
語学訓練(主にベトナム語)や国際協力、安全対策など、派遣に必要な知識とスキルを身につける合宿形式の訓練です。
訓練修了後、いよいよベトナムへ出発。約2年間のボランティア活動が始まります。
- 職務経歴書では「なぜベトナムか?」を明確に
数ある派遣国の中で、なぜベトナムで活動したいのか。経済発展と開発課題が共存するベトナムの現状への理解や、日本との強いつながりを踏まえ、自分のスキル・経験がどう貢献できるかを具体的に記述しましょう。 - 面接では「困難をどう乗り越えるか」を具体的に
ベトナムでの生活は、声調が複雑な言語の壁や、日本とは全く異なる文化・価値観(年長者への敬意など)への適応が求められます。面接では、そうした環境でどのように健康を維持し、ストレスを管理し、現地の人々と協力して課題を乗り越えていけるのか、あなたの「人間力」が問われます。
引用:JICAベトナム
より詳しい応募条件、選考対策、そして派遣までの全貌を徹底解説した完全ガイドをご用意しました。
もっと詳しく知りたい方は以下リンクをぜひ読んでください!





合わせて2025年秋募集の要項や詳細を公式サイトから確認して見ましょう!
また、私はこの本を読んで青年海外協力隊に応募するための勉強をしています。
青年海外協力隊とは何なのか、実際に「コミュニティ開発隊員でフィリピンへ」「日本語教育隊員でドミニカ共和国へ」「看護師隊員でブルキナファソへ」派遣された方々の貴重な経験談など、知りたいすべてが盛り込まれています!
ベトナムでの経験を未来へ:帰国後のキャリアと人生設計
ベトナムでの活動を終えた後の自分、想像できますか?



協力隊経験者の人たちって、どんな道に進んでいるの?就職に有利だったりする?



無事に派遣されたとして、その経験って帰国後どう活かせるんだろう?



協力隊の経験って、具体的にどんな仕事に繋がるの?
ベトナムでの貴重な2年間を終えた後、そんな風に将来について考えるのは当然のことですよね。
帰ってきた私たちは、国際協力の最前線で培った実践的なスキル、多様な価値観を受け入れる異文化理解力、そして数々の課題をクリアしてきた問題解決能力という、大きな成長を手にしているはずです。
ここでは、ベトナムでの経験を輝かしい未来へと繋げるための方法を一緒に探すべく、青年海外協力隊に派遣された方々の今をご紹介します!
私が出会った!青年海外協力隊に派遣された方々の今
私は高校2年生の頃からずっと青年海外協力隊で国際協力をしたくて、とにかくいろんな情報を集めてきました。
そんな中で私が出会った、帰国後の青年海外協力隊の方々の現在をご紹介します。
Aさんはタンザニアに「コミュニティ開発」で派遣後、帰国してからは地元のJICAデスクで2年働き、その後アフリカの農家で起業をしました。



現在はクラウドファンディングも行って日本とアフリカの架け橋になっています!
地元のJICAデスクはたまたま後任がいなかったようですが、代々派遣後の隊員が2年の任期で行なっているそうです。
Bさんはコロンビアに『青少年教育』で派遣後、地元の大手商社に転職しました。
面接では、予測不能な環境で現地の人々と粘り強く交渉し、プロジェクトを成功させた経験が高く評価されたそうです。



キャリアアップもできて、スペイン語も習得して帰国できていて本当に理想的な進路ですね!
私が学んできたスペイン語と同じ言語圏に派遣されていたこともあり、たまにスペイン語で会話をしてくださいました!
Cさんは理系の会社で開発をしていましたが、マラウィ帰国後に地元の古民家を譲り受け、地域活性化にもつながるプロジェクトを行っています。



私が大学生の頃はよくボランティアに参加させていただき、一緒に茅葺き屋根を修復したり、水車を作ったりしました。
ずっと青年海外協力隊に行くことを目指してきましたが「現地で何のために派遣されたいのか」と問いかけてくれた彼のおかげで進路を決められました!
こんな感じに、私が知っている青年海外協力隊に派遣されていた方々は、世界をもっと良くできる、エネルギッシュで活動家の方が多かったです。
まだまだ多くの隊員たちの進路を聞いてきましたので、より詳しく青年海外協力隊派遣後のステップや就職の強みなどを知りたい方はこちらのブログをご参考ください!


まとめ:青年海外協力隊ベトナム派遣はあなたの人生を変える挑戦


ここまであなたが青年海外協力隊でベトナムに派遣された際に、知っておきたい情報についてご紹介させていただきました。
今回のブログでは以下の内容がわかりましたね!
- 青年海外協力隊のベトナム派遣の基本情報
- 青年海外協力隊ベトナム派遣の職種と活動内容
- ベトナムでの生活を徹底シミュレーション!住居・食事・お金・安全について
- 青年海外協力隊ベトナム:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
生活する上で守るべきマナーや注意点が結構あったので、しっかり覚えて行った方が良さそうでしたね。特に、年長者への敬意、そして政治や歴史といったデリケートな話題への配慮が大切です。
あなたの挑戦をここから始めよう!
ベトナムへの熱い想いが少しでも具体的になったなら、次はいよいよ行動に移す時です。
まずはJICAの公式サイトで最新の募集要項をチェックし、より詳しい応募のステップは以下の記事で完璧にマスターしましょう!





ここまで読んでいただきありがとうございます。



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