青年海外協力隊の派遣国

【メキシコってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「メキシコ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にメキシコへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】メキシコってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 メキシコシティ

・通貨 メキシコ・ペソ

・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムがあるため、4月初旬~10月半ばの期間中は時差が14時間となります

・言語 スペイン語

・電圧 110V、120V、127Vと様々で不安定、60Hz

・コンセント タイプA

・面積 196万平方キロメートル(日本の約5倍)

・気候 ステップ気候、サバナ気候、熱帯雨林気候、温暖湿潤生気候、高山気候

・経路  東京からの直行便があり、所要時間は約13時間ほど

・祝日 9月16日(独立記念日)

・産業 航空産業、自動車産業、金型産業

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

メキシコの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、メキシコの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

メキシコでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • ナワトル語
  • サポテカ語
  • マヤ語

公用語は定められておりませんが、メキシコ国内で最も使われている「スペイン語」が事実上の公用語となっています。

また「ナワトル語」や「サポテカ語」、「マヤ語」といった先住民族の言語も約65言語ほどあり、政府が認めています。

ちなみにメキシコの正式名称は、「Estados Unidos Mexicanos(エスタドス・ウニドス・メヒカーノス)」で、略称として「México(メヒコ)」と呼ばれています。

 

日本語だとメキシコ合衆国で、国名の意味はアステカの一言語である「ナワトル語」の「Mēxihco(メシトリの地)」をに由来しています。

「メシトリ」はアステカ族の守護神「ウィツィロポチトリ」の別名で「神に選ばれし者」の意味があります。

ウィツィロポチトリは太陽と戦いと狩猟の神なんだそうです。

 

英語は使えるの?

メキシコでは主にスペイン語が話されているため、英語はあまり通じません。

主にアメリカとの国境付近や、空港、そして観光地化された地域に限り英語が通じやすくなります。

 

気候・位置

「メキシコ合衆国」通称メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家で北は「アメリカ」、南東には「グアテマラ」と「ベリーズ」、西は「太平洋」、東には「メキシコ湾」「カリブ海」があります。

総人口は約1億3,000万人(2016年時点)とかなり多く、スペイン語圏においてもっとも人口の多い国となっています。

続いて気候に関して、メキシコは非常に温暖な気候となっており、全体を通して「ステップ気候」や「サバナ気候」、「熱帯雨林気候」や「温暖湿潤生気候」、そして「高山気候」に属しています。

 

回帰線より南側は「サバナ気候」、ユカタン半島の南部は「熱帯雨林気候」、メキシコ湾岸沿いの一部地域では「温暖湿潤性気候」、山岳部は「高山気候」で、大まかに分けると太平洋側は「温暖気候」で、南部は「熱帯気候」となります。

全地域で共通して朝晩の気温差が激しく、また雨季と乾季によって季節が分けられます。

雨季は5月から10月で、この時期は雨が多く、ハリケーンも到来します。

 

11月から4月は乾季となり、降水量は少なくなります。

 

衣服

では北米・中南米の国、メキシコにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

メキシコの民族衣装には、「ウィピル」と呼ばれる服があります。

ウィピルは主に女性の民族衣装で、長方形の布を複数枚縫い合わせて作ります。

 

形はシンプルで、ウィピルと共に歯周やレースのついた可愛らしい長丈のスカート合わせることも多いです。

最近ではワンピース型のウィピルやチュニック風のウィピルもあるんだとか。

「テワナ」はテワンテペックの民族衣装で、お花をモチーフにした華やかな色合い模様が描かれているためとても可愛らしい民族衣装となっています。

 

「チナ・オアハケーニャ」はオアハカで有名な民族舞踊「ダンサ・デ・ラ・プルマ」の衣装で、これに加えて、頭に花籠を乗せて、メキシコ革命記念日のパレードで踊ります。

「チャロスーツ」はメキシコの代表的な音楽「マリアッチ」で着用する衣装で、乗馬用の衣装がベースとなっています。

厚めの生地で作られているため丈夫で、また刺繍や装飾により華やかになりますが、かなり重たいんだとか。

 

では、私たちがメキシコに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

メキシコは地域によって気候は変わりましたが、全体的には温暖な気候となっていましたね。

しかしながら日本と同じく季節の変化があるため、時期によって少なからず持っていく服装を変える必要があります。

 

5月から10月の雨季は気温が40度を超える地域もあるため日本できる夏服を持っていったらよさそうです。

高山地帯に行けば気温は低くなりますが、それでも夏服で対応できる25度前後となっています。

雨が多いため雨具は必須で、朝晩の気温差も激しいため上着や羽織物を持っていきましょう。

 

11月から4月の乾季は雨が減り湿度が低くなるため過ごしやすくなります。

メキシコシティのこの時期の平均最高気温は21〜26度、平均最低気温は6〜11度で寒さを感じることも多くなるため、薄いダウンや厚手のパーカーといった防寒具が必要になります。

また朝晩に加えて、地域の標高が高くなるにつれて気温も下がりますので、服を厚くし、カイロなども持っていきましょう。

 

食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、メキシコでの食事について、メキシコで有名な主食は「とうもろこし」と「小麦粉」です。

メキシコの北部では「小麦粉」を、中部と南部では「とうもろこし」を「トルティーヤ(トルティージャ)」と呼ばれる薄いくて丸い形をしたよくタコスなどで使われる皮にして食します。

またトマトや玉ねぎ、ニンニクやライム、パクチーや豆、アボガドといった食材もメキシコ料理ではよく使われます。

 

メキシコ料理は一般的に辛く、その辛さを出しているのが「チレ」と呼ばれる唐辛子で、日本ではよくチリと呼ばれています。

お肉は鶏肉が一般的となっていますが、そのほか牛肉や魚も食べられ、日本にも多く輸入されているエビを使った料理も多くあります。

お米を使った料理も存在し、メキシコ料理はバラエティに富んだ素晴らしい食文化があります。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは日本でも時々食卓に並ぶことがある、メキシコを代表する料理「タコス(Tacos)」について。

タコスはトウモロコシの粉で作ったトルティーヤと呼ばれる薄い丸い生地に牛肉や豚肉、チーズやレタスといった具材を挟んで二つ折りにして作ります。

 

味付けはチリの入ったピリッと辛いサルサソースなどが使われます。

具材もソースも野菜たっぷりなので栄養価も高くおすすめの一品となっています。

次に紹介するのは「チラキレス(Chilaquiles)」で、トルティーヤをチップスにしたものにソースをかけて、煮込んで作ります。

 

鶏肉や卵、アボガドやチーズ、サワークリームをトッピングしていただきます。

「ソパ・デ・トルティーヤ(Sopa de tortilla)」はメキシコでとても有名なスープで、トルティーヤが具材として使われています。

まず最初に玉ねぎやニンニク、トマトといった野菜とコンソメを使い、トマトスープを作った後に、揚げたトルティーヤを入れて完成です。

 

「チレ・エン・ノガーダ」はよくメキシコの独立懸念日の食されるお祝いの料理で、チレに豚のひき肉詰めてから、油で揚げて、くるみで作った白いソースをかけていただきます。

トッピングにはザクロやパセリも使われ、かなり手の込んだ料理となっています。

「アレグリア」はアマランサスという植物の種や干し葡萄などをはちみつで固めた伝統的なお菓子で、なんとこちらにもチレを入れるため甘辛く、メキシコならではのお菓子となっています。

 

最後にメキシコで有名なドリンクについて紹介します。

メキシコは蒸留酒である「テキーラ」が有名で、テキーラは1700年代から作られている地酒なためメキシコ国民にとても愛されているお酒となっています。

またビールの特産地にもなっており、コロナビールといった日本でもよく見かけるお酒がたくさんあります。

 

住居

続いてメキシコでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、メキシコでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にメキシコ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

メキシコの通貨は「メキシコ・ペソ」です。

1メキシコ・ペソ→6.43円(2022/5/14)で、過去5年の変動4.31円~6.48円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、10リットル 約20ペソ=約128円
  • 牛肉、1キロ 約150ペソ=約964円
  • カップラーメン、1個 約5ペソ=約32円
  • タコス、1個 約20ペソ=約128円
  • ケサディージャス、1個 約20〜40ペソ=約128〜257円
  • ランチ(食堂)、1食 約70ペソ=約450円
  • ディナー(ディナー)、1食 約100~200ペソ=約642円〜約1,300円
  • ビール(国産)、1本 約40〜60ペソ=約260〜2,250円

このように、メキシコの物価は日本と比べ全体的に安くなっています。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、メキシコの治安は全土で殺人や強盗といった凶悪犯罪が多発しているため良くありません。

 

バハカリフォルニア州ティファナ市やチワワ州フアレス市、コリマ州やゲレロ州など、の地域には外務省が危険レベル3(渡航は止めてください=渡航中止勧告)を出しているため、かなり危険です。

また首都であるメキシコシティやメキシコ州、オアハカ州、タバスコ州なども危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)が出されているため、危なく、他の一部地域でも危険レベル1(十分注意して下さい)が出されているため、治安はかなり悪くなっています。

万が一、これらの地域で行動する場合は、安全のための三原則「目立たない」、「行動を予知されない」、「用心を怠らない」を遵守し、被害に遭わないように十分注意して行動する必要があります。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてメキシコに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでメキシコで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

メキシコでは食事に招かれた際に少し遅れていくことがマナーとなっています。

 

また、メキシコでは、公共の場や路上での飲酒は違法とされています。

万が一警察に見つかってしまうと、罰金など色々とめんどくさいことになるため外ではお酒を飲まないようにしましょう。

逆にタバコは室内で禁止されているため、喫煙所などにいってから吸うようにしましょう。

 

またスーパーでは各レジで袋詰めをしてくれる人がいて、その方々はボランティアでやってくれているようなので、チップとして最低2ペソほど置いていった方がいいようです。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

チリをふんだんに使ったメキシコ料理はとても辛そうですね。

日本ではメキシコといえばマリアッチの伝統衣装であるチャロスーツととんがり帽子にマラカスを思い浮かべますが、実はマラカスは持っていないのが事実です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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