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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ケニア」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にケニアへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】ケニアってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ナイロビ(Nairobi)
・通貨 ケニア・シリング(K.shs)
・時差 6時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 スワヒリ語、英語
・電圧 220~240V 50Hz
・コンセント B3、BF、Cタイプ
・面積 58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
・気候 熱帯気候、サバンナ気候
・経路 中東や東南アジアの主要都市で乗り継ぐのが一般的な行き方。早くて17時間前後
※直行便なし。乗り換えは1~3回。
・12月12日(独立記念日)
・産業 (農業)コーヒー、紅茶、園芸作物、サイザル麻、綿花、とうもろこし、除虫菊 (工業)食品加工、ビール、タバコ、セメント、石油製品、砂糖 (鉱業)ソーダ灰、ほたる石
・挨拶 Sasa (ササ)= こんにちは、Mambo (マンボ)= 調子はどう?、Poa (ポア)= 良いよ、Poa sana (ポア サナ)= とっても良いよ
言語
ケニアの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ケニアの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
ケニアには「英語」「スワヒリ語」が公用語として使用されていますが、その他にも60以上の言語が民族間で使われています。
その中でも大まかに3つの語族に分けられているようです。
~ニージェル・コンゴ族、バンツー諸語~
- キクユ語(世界の話者数、約660万人)
- ルイヤ語(約510万人)
- カンバ語(約390万人)
- キシイ語(約220万人)
- メルー語(約170万人)
~ナイル・サハラ語族、ナイル諸語~
- カレンジン語(約480万人)
- ルオ語(約400万人)
- トゥルカナ語(約100万人)
~アフロ・アジア語族、クシ諸語~
- ソマリ語(約240万人)
こうしてみると、ケニアの人々は部族語、スワヒリ語、英語の3つの言語が話せるトリリンガルだと言うことがわかりますね!
すごいなケニアの人々…
他にもケニアの首都ナイロビの若者が使用している「シェン(Sheng)」という言語もあるみたいです。
「シェン」は1970年代以降に生まれたスワヒリ語や英語、いくつかの民族語の混合言語・スラングのことです。
日本で言う「若者言葉」の発展系でしょうか…そんなにたくさん言語があったら会話するのも大変そうですね。
ちなみに豆知識ですが、ケニアの首都、ナイロビはマサイ族の言葉で「冷たい水」を意味しているみたいです。
英語は使えるの?
ケニアでは公用語に英語が入っているのでわりと通じるようです!
公用語に英語が入っている理由は、かつてケニアはイギリス領だったからですね。
国全体に英語を重視する傾向があり、政府をはじめ一般の会社や学校でも英語が広く浸透しています。
特に新聞や本といった出版物は、ほぼ英語なのでケニアでの言語にはあまり困らないかもしれませんね。
気候・位置
はじめに、ケニアとその位置について説明します。
ケニアはアフリカ大陸の東海岸に位置する共和制国家、そしてイギリス連邦の加盟国でもあります。
赤道が国土を二分分しており、北に「エチオピア」、北西に「南スーダン」、西に「ウガンダ」、南に「タンザニア」、東に「ソマリア」と国境を接し、南東はインド洋に面しています。
国内の西部には大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が走り、中南部にはアフリカ第2の標高をもつケニア山があり、北部ではほとんど降雨のない砂漠地帯が総面積の大半を占めているようです。
続いてケニアの気候ですが、ケニアを含むアフリカの気温ってとても暑そう。
そんなイメージを持ちやすいですよね。
しかしながら、ケニアの気候は国土が赤道直下にあり、ほとんどが1000m以上の高地にあるため「熱帯性気候」に属するものの「乾燥したサバンナ気候」に近くなっています。
そのため年間を通してもそれほど暑くも寒くもなく、3月から5月は雨季ですが、それ以外の月は比較的降水量も少なくため過ごしやすい気候となっているようです。
標高1700m前後の高地、首都「ナイロビ」含む中部一帯の平均気温は10~28℃となっています。
またインド洋やヴィクトリア湖沿岸部では「熱帯性気候」に属しており晴れる日が多いです。
年間平均気温が26℃と気温も15℃を下回ることは少ないのですが、7~8月は曇りがちになり、気温も10℃を下回ることがあるようです。
そして、国土の大部分を占める標高1,100m - 1,800メートルの高原地域では年間平均気温が19℃で「サバナ気候」となっています。
11月から3月にかけては北東モンスーン、5月から9月には南東モンスーンと呼ばれる季節風が吹きます。
衣服
アフリカの服そうってなるとどうしても露出が多くなるイメージ…
そんなケニアでの代表的な服装は「カンガ」と呼ばれる伝統衣装があるようです!
別名「ソレ」とも呼ばれるカンガですが、ケニアの他にタンザニアなど東アフリカの代表的な「一枚布」です。
カンガに用いる布地は定型ができていて、幅110cm長さ150cmの色鮮やかな綿プリントです。
柄にも決まったデザインパターンがあり、「ピンド(pindo)」と呼ばれる縁取り模様と、「ムジ(miji)」と呼ばれる中心模様がそれぞれ異なった図柄で描かれています。
多くの女性達は、ワンピースなどの服を着た上から一枚目の「カンガ」をエプロンスカートのように腰に巻き、もう1枚をベールのように頭にかけるか、ショールのように肩にかけて用いるようです。
またワンピース型、ブラジャー型、ヘッドバンド型、巻きスカート型、ケープ型などがある他、日本の風呂敷などとしても広く利用されています。
では、私たちはどんな服装をしたらいいのでしょうか。
まずケニアに四季はなく、1年を通して温度差もあまりないですが、1日に夏と冬があるような感覚らしいです。
夏服・冬服を一日で着直す感じですかね…しかし基本は半袖でOKのようです。
また虫よけ、日焼け対策として長袖もあるとなおよいみたいですが、日中長袖はかなり暑いみたいなのでなにか対策が必要ですね。
冷感素材でできた服や、着脱可能かつ汚れてもいいジャージなど持って行くのもいいかもしれませんね。
他にも砂埃や雨対策にレインコートも一枚あると安心です。
代表的な食事
ケニアで代表される伝統料理は、シンプルでデンプン質なものが多いです。
「ウガリ」と言うシロトウモロコシのケーキなど、ケニアの食事はおなかを満たすための料理になっているようです。
主食は「ウガリ」の他にジャガイモ、お米が上げられます。
これらの主食は、鶏肉、牛肉、ヤギの肉、野菜のシチュー、ほうれん草、豆、お魚などと一緒に食べることが多くなっています。
例えば「ニャマチョマ」というヤギ肉や牛肉を炭火でローストしたおかずは、ケニアの典型的なメニューの一つです。
ケニアのお食事は、ケニア文化の多様性を反映しており、特にインドからの影響を強く受けています。
モンバサ/キスム鉄道が建設された19世紀に、多くのインド人労働者がケニアへやってきて、海岸線ではインド料理の影響を受けた独自のメニューが確立していきました。
海岸の食事は多岐にわたります。
「シーパーチ」「イシダイ」「フエダイ」「ヒラマサ」「ジャイアント伊勢エビ」「エビ」「カニ」「カキ」「カジキ」などのシーフードは、ライムやココナッツ、コショウや様々な香辛料で調理されます。
また新鮮な果物、特に「マンゴー」「パイナップル」「パパイヤ」「かんきつ類」の栽培は、ケニアの海岸地域の気候に最適で多く育てられています。
そしてケニアの主要な都市には、中華、イタリアン、フレンチ、日本食、タイ料理などを始め、様々なレストランがあるようなので食べたくなったら母国の味を楽しむこともできちゃいます!
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるの?
代表される料理としては「 ンゴンベスープ」と呼ばれるケニア風ビーフシチューや、添え物として「イリオ」というケニア式マッシュポテト、「モキモ」と呼ばれるマッシュポテトとビーンズや「ニャマ・チョマ (Nyama Choma)」という肉の串焼きの などがあります。
これらにインド料理のカレーやサモサ、チャパティが加わることもあります。
最後にケニアの飲み物ですが、紅茶が有名ですね。
ケニアの紅茶はインド、中国に次ぎ、スリランカを抜いて世界第3位の生産量になっています。
他にも各種フルーツジュースや、ビールなどがあります。
ビールのローカルブランドには日本にも輸入されている「タスカー(Tusker)」や、と「ホワイトキャップ(White Cap)」があります。
またそれに加えてインドの「チャイ」や、サトウキビから蒸留される「ケニアワイン」、コーヒーリキュールの「ケニア・ゴールドそして「とうもろこしの蒸留酒」などがあるようです。
住居
青年海外協力隊の人は、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえるからあまり必要のない情報かもしれませんが、ケニアでは賃貸なのか、そしてどんな家なのかについてまとめてみます。
派遣終了中もしくは後にケニア旅できるかもしれないので!
まず、ケニアの住居は泥とレンガにって作られたものが多いようです。
なぜならケニヤで一番入手し易い建築材料は「泥」なので、ほとんどの伝統的な住居は泥によって建造されます。
後年、牛糞が壁の仕上塗りに用いられるようになりました。
泥の次に入手し易い建築材料は石で、そのため組積造の住宅が一般的となっているようです。
そして近代的な戸建て住宅のほとんどは、都市部の中間富裕層の居住エリアに見られます。
またケニアでは人口の増加と土地の値上がりが要因となって、高層住宅も増えているようです。
高層住宅はエレベーターなしで、4階建てから6階建ても珍しくなく、エレベーター付きだと10階建てを越えるのが普通となっています。
ナイロビに住もうと思うと、ワンルームというわけではありませんが家賃も約5万円からは普通にかかります。
お金のある人は十数万円の家具付きマンションに住むのは当たり前となっているようです。
物価と治安
ケニアの通貨は「ケニア・シリング(K.shs)」です。
1ケニア・シリング→1.02円(2021/5/14)で過去5年の変動1.13円~0.93円となっているためそこそこ安定しているようです。
物価についてですが、トマト4個で約30~50円、じゃがいも4個で約20円、牛肉1kgで約400円、お米1kgで約150円と結構安い印象ですが、あくまでもこれは地方価格。
人の多い栄えた地域、特に首都ナイロビの物価はハンパないようです。
普通のお弁当でもお値段はなんと約710円!通常は500円からで、トッピングや付け合わせしだいで値段はどんどん変わります。
日本とあまり変わらない水準にもかかわらず、ランチタイムには長蛇の列ができることも…ケニアのオフィスワークではランチに500円くらいは普通なのです。
少し離れた野外レストランでもやはり1食300円は必要で、ちなみにケンタッキーも平均700円くらいします。
東南アジアの感覚したら驚かれるかもしれません。
続いてケニアの治安ですが、ケニアの犯罪発生率は日本と比べて高く、強盗、スリ、ひったくり、置き引きが多く、家宅侵入やカージャック、テロ等もあります。
また凶悪犯罪は多くはありませんが、強盗等の凶悪犯罪には銃器が使用されることも多いです。
中には犯人は被害者が抵抗すれば容赦なく発砲し、被害者が殺害されるといった事件も発生しています。
特に、日本人は多額の現金を持ち歩いている人が多いとされ、くり返し日本人ばかり狙う輩もいるので、十分な対策が必要ですね。
文化的特徴
ケニアで生活する上で大切な事って何?それについてまとめてみました。
- ケニアでは空港内部や軍事施設などは撮影禁止のため、見つかると連行されることがあります。
- ケニアの人口の22%にあたるケニア最大の民族キクユ族の挨拶は「相手の手に唾をかける」というものがあるようです。
(日本人だと喧嘩になってしまいそうですが、意味は全く逆で、唾によって悪いものから守り「良いことがありますように」という願いが込められているとか) - 必ずしも義務ではないが、英国植民地時代の名残からチップの習慣があるようです。
日本とは違う文化も予想以上に多くあると思います。
相手を理解する上でもマナーは学んでいった方が良さそうですね。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてみました。
ケニアから遠く離れた地インドの料理が食べられていたり、英語が教育に使われていたり、想像もしてなかった文化がケニアにはあってとても驚きました。
言語が少なからず通じること日本食もナイロビでは食べられることなど安心できる情報も得られました。
ケニアに行くのがとても楽しみになってきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!