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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「カメルーン」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にカメルーンへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】カメルーンってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ヤウンデ(Yaoundé)
・通貨 CFAフラン(中部アフリカ諸国中央銀行発行)
・時差 8時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 フランス語、英語(共に公用語)、その他各部族語
・電圧 220V、50Hz
・コンセント タイプC、タイプSE
・面積 475,440平方キロメートル(日本の約1.3倍)
・気候 サバナ気候、熱帯雨林気候、温暖気候、ステップ気候
・経路 エチオピア空港からの乗り換えが一般的、フランス、ベルギーからも乗り継ぎ可能。
※直行便なし。乗り換えは1~3回。
・祝日 10月1日
・産業 農業(カカオ、綿花)、鉱工業(石油、アルミニウム)
・挨拶 こんにちは(ボンジュール)、さようなら(オルボウワ)、ありがとう(メルシー)
言語
カメルーンの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、カメルーンの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
カメルーンでは以下の言語が主に使われています。
- フランス語
- 英語
- ドイツ語
- ファン語
- フラニ語
- イエンバ語
- バサ語
- カヌリ語
- バムン語
- ドゥアラ語
- アゲム語
公用語は「フランス語」と「英語」となっています。
しかしながら、フランス語と英語の両方を話せる人は少ないようです。
理由としては主に東側が旧フランス領、西が旧イギリス領となっていたため、カメルーンの最大都市であり国民の大半が住んでいるドゥアラや首都ヤウンデでは、フランス語を公用語として使用する者が圧倒的に多く、この地域では英語の通用度は低いです。
一方北西州と南西州では旧イギリス領の英語が使われているほか、この地域は旧ドイツ植民地だったこともありアフリカで最もドイツ語話者が多い国でもあります。
ちなみにカメルーンという国名は1490年にカメルーンを訪れたポルトガル人がこの地域にエビが多いことからポルトガル語でエビを意味する「camarão(カマラゥン)」と名付けたことに由来しています。
英語は使えるの?
カメルーンでは英語が通じる地域と通じない地域があるようです。
旧フランス領ではほとんど英語が通じないようですが、逆に旧イギリス領では通じるとされています。
カメルーンの識字率は75%となっており、義務教育は小学校の6年間のみ。
教育言語は旧フランス領ではフランス語、旧イギリス領では英語が使われているため、派遣される地域の言語を調べてから勉強するのが良さそうですね。
気候・位置
「カメルーン共和国」通称カメルーンは、アフリカ大陸の西南部に位置する共和制国家で、西に「ナイジェリア」、北東に「チャド」、東に「中央アフリカ共和国」、南東に「コンゴ共和国」、南に「ガボン」、南西には「赤道ギニア」と国境を接しています。
続いて気候に関して、カメルーンは5つの地理区分に分けられます。
一カ所目は、国土の南西部です。
そこは大西洋であるギニア湾に面し、海岸平野は15㎞~150㎞まで広がっています。
森林で覆われ、平均標高は90メートルと低く、世界で最も湿度が高い地域があるほか非常に暑くなっています。
一方2カ所目の南部カメルーン高地は「熱帯降雨林」に覆われていますが、乾季と雨季が海岸平野より区分されるため湿度はやや低めで、平均標高は650メートルです。
3カ所目はカメルーン西部に位置する高地で、「温暖」な気候と雨が多いことにより土地は肥沃。
その中でも広大な地域にあたるカメルーン草原は世界的に有名な草原で、19世紀末の植民地時代から国際的に知られています。
4カ所目はカメルーン中部に位置するアダマワ高地です。
サバナ地帯であり、平均標高は1100 m、気温は22~25℃と過ごしやすく雨が多い地域となっています。
最後はカメルーンの北部で、ステップが広がり、の乾季は7月と8月で、南部とは気候が反対となっています。
ちなみにカメルーンの気温の年較差は全国で5~10℃、首都ヤウンデは標高730メートルで年平均気温は23.2℃、年降水量は1,560 mmよなっています。
衣服
アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。
そんなアフリカの国カメルーンの伝統衣装はカラフルで大胆な柄の衣装となっています。
主に「バレミケ」と言う民族が着ている衣装ですが、自ら布を織りあげる技術をもたなかったバミレケ民族は、ハウサの人びとのイスラームの衣装をヒントに、交易で得た布や糸で刺繍をほどこし、華麗な宮廷儀礼用の衣装をとして着始めました。
ワンピース型が多いようですが、もしかしたらその他の型もありそうなので行ったら是非確認してみたいです。
では私たちがカメルーンに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
実は民族衣装を常に着ているイメージのあるアフリカですが、現在のアフリカで民族衣装を常に着ているのはごく少数の民族のみ。
大抵は日本人も着ているような洋服を着ています。
またカメルーンは地域によって気候や気温が変わってくるようなので、それに併せて日本から着やすい服を持って行くのが良さそうです。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、半袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着を前提に服を準備してください。
代表的な食事
続いて、カメルーンでの食事について。
カメルーンの主食は「米」「トウモロコシ」「豆」「キビ」などの穀物が多く使われています。
またココヤムなどの「ヤムイモ」や、「ジャガイモ」「サツマイモ」など芋類、「キャッサバ」や食用バナナである「プランテン」なども料理に使われています。
スイーツやデザートとしては「アリーワ」と呼ばれる飴や「アバアクル」と呼ばれるピーナッツペーストの油で揚げたケーキがあります。
こうした食文化はカメルーンがアフリカ大陸において北・西・中央部の交差点に当たることや、ドイツの植民地となった時代含めフランスやイギリスの領だったことが影響しています。
ヨーロッパの文化に加えてアフリカの様々な地域から入ってきた文化により、カメルーン料理はアフリカ大陸で最も多様な特徴を持ち合わせた料理の一つとして知られています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
カメルーンでは食べ物も地域ごとに特徴があり、まず西部の食卓には「フフ」と呼ばれるトウモロコシの粉で作った主食がでます。
南部ではキャッサバやプランテンと一緒に魚が食卓に並び、また他の地域では「ソルガム」と呼ばれるモロコシや米が食べられ、バーベキューなども好んで行います。
また、国民食として有名なのはほうれん草などの野菜とともにスパイスをミンチしたおかずである「ンドレ(ドーレ)」で、ご飯とともにいただきます。
他にも「フーフー」と呼ばれるおもちのような食べ物や、鶏やマトンなどの肉類、魚などもよく食卓に並びます。
またカメルーンは良質な紅茶の産地としても知られフランスなどヨーロッパに輸出されています。
住居
続いてカメルーンでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、カメルーンでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にカメルーン旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またカメルーンの住宅は、首都や大都市ではコンクリートで作られたものがほとんどですが、地方に出ると土でできた家や、葉っぱでできた家なども見ることができるみたいです。
※地域や民族により特徴は異なります。
物価と治安
カメルーンの通貨は「西アフリカCFAフラン」です。
1 西アフリカCFAフラン→0.20円(2021/08/26)で、過去5年の変動 0.17円~0.21円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- ビール : 約2本 650ml、600F=118円
- バゲット(フランスパン) : 10個、100F=20円
- トマト : 20個 、50F=10円
- 玉ねぎ : 10個、100F=20円
- ジャガイモ : 2kg、500F=100円
- カメルーン料理の定食 : 2食、500F=100円
- 乗合タクシーで片道30分の距離を往復 、500F=100円
- 肉 : 500g、2500F=492円
以上のことを踏まえると、カメルーン国内で生産できる物の物価は大体日本の5分の1程度だと思われます。
安いですね!この価格なら節約しなくても十分生活できそうです。
しかしながら、輸入品に関してはそうも言ってられないようです。
- シャンプー:1本、3000F=590円
- 蛍光灯:1本、1500F=295円
- ソーセージ:800g、2500F=492円
- コピー用紙:200枚、1200F=275円
- 制汗スプレー:1本、2000F=393円
- 貸し切りタクシー:1回、2000F=393円
シャンプーなどを見てみると日本より高いと感じます。
短期滞在なら日本から持って行っても良さそうですね。
続いて治安についてですが、カメルーンは「歴史上、政治的安定を保っている」とされてきた国でありますが、殺人や強盗および窃盗等の凶悪犯罪が日常的に発生しており、旅行などで現地に滞在する際には細心の注意を払う必要があります。
文化的特徴
青年海外協力隊としてカメルーンに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでカメルーンで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
カメルーンには「アニミズム(霊魂崇拝)」の信仰を実践している住民が多くいます。
また10月から2月には様々な伝統行事、たとえば西部の「フューネラル」や北部の「ファンタジア」などを見ることができます。
「フューネラル」はカメルーン西部で祝われている行事です。
この時期には毎週、各家族が祖先を祭ります。
みんなで教会へ行き、親族・友人を招いて一緒に食事やダンスでお祝いし、伝統的な儀式も行われます。
次に「ファンタジア」は、イスラム教のラマダンの終わりを祝う行事で、人々はラミダットと呼ばれる王様の家やモスクの前に集まってお祝いします。
美しく飾った人達が馬に乗って走ったり、長いラッパを吹いたりするのが見られます。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
西部の「フューネラル」や北部の「ファンタジア」を是非見てみたいですね!
他にも、様々な国の食文化が混ざっているカメルーンの料理を味わってみたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!