青年海外協力隊の派遣国

【インドってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「南アジアのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「インド」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にインドへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】インドってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ニューデリー(New Delhi

・通貨 インド・ルピー

・時差 3時間30分日本より遅れている
※サマータイムなし

・言語 連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21言語

・電圧 220~240V、50~60Hz

・コンセント タイプB3、タイプBF、タイプB、タイプCと地域や建物により変わります

・面積 328万7,469平方キロメートル(インド政府資料:パキスタン、中国との係争地を含む)(2011年国勢調査)

・気候 乾燥気候、砂漠気候、高山気候、ツンドラ気候、熱帯湿潤性気候

・経路  成田空港からの直行便があり、所要時間は約9時間~

・祝日 8月15日(独立記念日)

・産業 農業、工業、鉱業、IT産業

・挨拶 नमस्ते(ナマステ)=こんにちは、धन्यवाद(ダンニャワード)=ありがとう、क्या हाल है?(キャー ハール ハエ)=お元気ですか?、हाँ(ハーン)=はい、नहीं(ナヒーン)=いいえ、…ढीजीए(…ディージエー)=…をください

 

言語

インドの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、インドの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

インドでは以下の言語が主に使われています。

  • ヒンディー語
  • ベンガル語
  • テルグ語
  • マラーティー語
  • タミル語
  • ウルドゥー語
  • グジャラート語
  • マラヤーラム語
  • カンナダ語
  • オリヤー語
  • パンジャーブ語
  • ビハール語
  • ラージャスターン語
  • アッサム語
  • ビリー語
  • サンタル語
  • カシミール語

インドにおける連邦政府レベルでの唯一の公用語は「ヒンディー語」で、文字の表記はデーヴァナーガリー表記となっています。

ほかにも「ベンガル語」「テルグ語」「マラーティー語」「タミル語」「ウルドゥー語」「グジャラート語」「マラヤーラム語」「カンナダ語」「オリヤー語」「パンジャーブ語」「ビハール語」「ラージャスターン語」「アッサム語」「ビリー語」「サンタル語」「カシミール語」などは比較的話者の多い言語で、インド全土でおよそ870ほどの言語があるともいわれています。

その一方で過去50年間のうちに230の言語が消滅したと言われています。

 

公用語であるヒンディー語を母語としているインド人はインド全体の人口の18%と低く思えますが、ヒンディー語の話者はおよそ30%で、ヒンディー語を十分理解できる人口はそれよりも多いとされているため、ヒンディー語を勉強しておけば現地でも少しは安心できそうです。

ちなみにインドの正式名称はインド憲法によるとヒンディー語で「भारत(バーラト)」で、バラタ族に由来するそうです。

 

英語は使えるの?

インドでは21世紀以降旧宗主国(英国)の公用語でもある英語の授業が行われるようになったため、都市部や観光地、ホテルなどの観光客がたくさん来るような場所では快適に英語でコミュニケーションを行うことかできます。

ニューデリーの公立学校では初等教育から教授言語が英語で、またインドの私立学校では初等教育から英語で教育が行われています。

しかしながら英語を少しでも理解できる人口は2割で、それらの人々も首都に多いため協力隊で地方などに派遣されることになったら通じない可能性のほうが大きいです。

 

現地語を勉強してから派遣に挑んだほうが心配事も減りそうですね。

 

気候・位置

「インド共和国」通称インドは南アジアに位置し、インド亜大陸の大半を領してインド洋に面する「連邦共和制国家」で、西から時計回りに「パキスタン」「中華人民共和国」「ネパール」「ブータン」「ミャンマー」「バングラデシュ」と国境を接しています。

また海を挟んでインド本土が「スリランカ」や「モルディブ」と、インド洋東部のアンダマン・ニコバル諸島が「インドネシア」や「タイ南部」「マレーシア」と近接しています。

そして、インド洋の西には「アラビア海」が、東には「ベンガル湾」がありその海岸線はおよそ7,000キロメートルにも達するほど長く、インド本土の北東部には「ガンジス川」が流れています。

 

南インドには「デカン高原」があり、国土の西部には「タール砂漠」と呼ばれる岩と砂でできた砂漠があります。

東部と北東部には国境地帯である「ヒマラヤ山脈」が存在し、インドの確定した領土の最高点は「カンチェンジュンガ峰」で標高は8,598メートルとなっています。

続いて気候に関して、多くの地域で雨季が存在し雨季を除いてほとんど雨の降らない地域も多くなっており、季節は「夏」「雨季」「冬」の3つに分けられています。

 

インド全体の平均降水量は年間約1,000ミリメートルですが、アッサム州や西ガーツ山脈では1万ミリメートル以上とかなり多く、逆にシンド州の一部では100ミリメートルも降らないことがあります。

雨季には大きな洪水が発生し死亡率も低くはありません。

 

またインドは、南部が赤道と近く、北部はヒマラヤの高山地帯となっているため、多様性に富んだ気候となっており、西部は「乾燥気候」と「砂漠気候」、北部は「高山気候」と「ツンドラ気候」で、南西部は「熱帯湿潤性気候」まで幅広い、となっています。

まず北インドの平野について、ここでは4月から6月は酷暑となり、特に5月が最も気温が高く、45℃を超すこともあることに加え、3月下旬から9月下旬までも厳しい暑さが続きます。

7月から9月は雨季となっていますが、スコールのように1時間程度の激しい雨が降る程度で湿度は高くなり、より蒸し暑く感じます。

 

逆に北インドの平野がかなり暑くなっている5月と同じ時期であるヒマラヤ周辺の峠では積雪あります。

かなり暑い北インドの平野部でも真冬に当たる12月中旬から1月下旬にはショールが必要なほど冷え込みます。

一方北インド平野の西部にあたるラジャスターン州エリアは「砂漠気候」なため昼間と夜間の気温差が大きくなっています。

 

最後に南インドの気候について、南インドは年間を通して気温差があまりなく、年中暑くなっています。

低いときは20度くらいですが、普段は30~35度くらいと暑く、6月から9月の雨季にあたる4か月間は激しい豪雨に見舞われます。

東海岸付近ではその暑さに加えて湿度90パーセントを超えることもあるほか、西部ラジャスタン州ファロディでは2016年5月19日に最高気温51度を記録しました。

 

衣服

では南アジアの国、インドにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

インドの民族衣装には、「サリー」と呼ばれる服があります。

サリーは主に女性が着る民族衣装で、5メートル前後の1枚布からできており、女性はそれをくるくると身体に巻いて余った布を肩にかけて着用します。

 

サリーはコットン素材で作られているものが多いですが、パーティや冠婚葬祭などの特別な日に着るサリーはシルク素材でできているものもあり、きらびやかで美しくなっています。

普段は若いインドの女性はサリーよりジーンズなどを着用していますが、既婚後は、嫁ぎ先の家族の文化などでサリーを着ることが増え、田舎の農家などの既婚女性は必ずと言っていいほど極彩色のサリーを着ています。

ほかにも「パンジャビ・ドレス」というものもあり、こちらはチュニックとパンツのセットアップのようなものです。

 

男性の民族衣装には「クルタ」と呼ばれるものや「ルンギ」と呼ばれる衣装があります。

クルタはパジャマとして着ることも多く、ゆったりとした作りになっており、ルンギは腰に巻く腰布で足首くらいまで長く一見スカートのようにも見えます。

では、私たちがインドに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

 

インドは地域によって気候が違うためその地域に合わせた服装を持っていく必要があります。

またインドでは脚を出すのは厳禁となっており、現地の女性でヒザが出るような服装をしている人はほとんどいないそうです。

ミニスカートやショートパンツはもっていかないようにしましょう。

 

インドで着用するボトムは、脚のラインが見えないゆったりとしたズボンかロングスカートがおすすめで、男性も短パンやタンクトップはマナー違反となるため肌が見える服装は控えましょう。

夏でもインドの男性は基本的に長袖と長ズボンを着用しているため、それに合わせた服を持っていきましょう。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

一日の中で時間帯によって気温差がある地域もあるので、長期滞在の場合は半袖や薄手の長袖に加えて、普通の長袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着できる服を持っていきましょう。

 

代表的な食事

続いて、インドでの食事について、インドで有名な主食は北部では「小麦」、南部では「コメ」が中心となっています。

まずインド北部の小麦についてですが、小麦を生地にしてから発酵させ、長く伸ばしてから焼いて食べます。

結構有名なため知っている人も多いと思いますが「ナーン」と呼ばれ、日本ではカレーと合わせて食べますよね。

 

他にも、薄く平たく伸ばしていて食べる「チャパーティー」や、チャパーティーを油で揚げた「プーリー」などが主食としてよく食べられています。

南部では日本と同じようにコメが食べられますが、インドで食べられるコメは日本米ではなく「インディカ米」と呼ばれる細長いコメです。

またインドの中部では「ひえ」や「あわ」などの雑穀が食べられることもあり、ほかにもトウモロコシもよく食べられます。

 

インド料理の特徴は数多くある香辛料を使用することですが、インドは広く人口も多いため料理には様々なバリエーションが存在しています。

また地方によって使う食用油が異なっており、東は菜種、西は落花生、南はココナッツ、北は菜種かゴマと同じ料理でも地域によって味が変わることに納得ですね。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まずインドでは香辛料をふんだんに使ったスープや煮込み料理が人気で、北インドでは「チャナ豆の煮込み」と「プーリー」を組み合わせた「チャナプーリー」がよく食べられます。

一方南インドでは豆と野菜を使った「サンバール」や「ラッサム」と呼ばれるトマトをたくさん使った酸味と辛みの強いスープが食卓に並びます。

 

また「ダール」と呼ばれる豆の煮込み料理も人気で、これらの料理は主食であるコメと一緒に食べられます。

最後にインドでお祝い事の席に欠かせないのが、「ミターイー」という伝統的なお菓子です。

こちらは小麦粉や豆の粉に、牛乳や砂糖、ナッツなどを入れたあと固めて焼いたお菓子で、結婚式の招待状に添えたり、祭りや家に招待した際のもてなしとして出されたりします。

 

住居

続いてインドでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、インドでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にインド旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

インドの通貨は「インド・ルピー」です。

1インド・ルピー→1.53円(2022/1/14)で、過去5年の変動1.40円~1.78円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • チャイ(路上)、1杯 約10ルピー=約17円
  • アメリカンコーヒー(カフェ)、1杯 約120ルピー=約200円
  • 食堂(ローカル)1食 約120ルピー=約200円
  • サラダ(カフェ)、1皿 約500ルピー=約800円
  • ミネラルウォーター、1リットル 約20ルピー=約33円
  • 牛乳、500ミリリットル 約35ルピー=約60円
  • コカ・コーラ、600ミリリットル 約35ルピー=60円
  • ワイン、1本 約720ルピー=約1200円
  • ビール、大瓶1本 約120ルピー=約200円
  • 日本米、2キログラム 約500ルピー=830円
  • 鶏肉、500グラム 約200ルピー=約330円
  • 歯磨き粉、1本 約75ルピー=約120円
  • ティッシュ、1箱 約70ルピー=約115円

このように、インドの物価は日本と比べ安く感じるものが多いですが、富裕層も多いことがあり生活になくてはならないもの以外はそこまで安くはありません。

内装の整ったカフェなどでは日本と同様金額は高く、路上などで売っているドリンクなどは日本と比べるとかなり安く感じます。

また税関の問題もあり、輸入品に関してはかなり高くなります。

 

そして、地方などでは安かったものでも、都市に入った途端金額が跳ね上がるものもありますので注意してください。

続いて治安についてですが、インドは全域において治安の危険度はレベル1とされていますが、ジャンム・カシミール州はレベル4、スリナガルとその近郊及びラダック地域を除く地域はレベル3、スリナガルとその近郊はレベル2と治安の危険によっての退避勧告や渡航中止勧告が出ている地域があります。

また凶悪犯罪率はそこまで高くありませんが、置き引きやスリ、詐欺や強姦などの犯罪率は高くなっているため十分注意して行動しましょう。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてインドに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでインドで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まず、インドでは右手で食べ物を食べるのが基本となっており、指の第二関節以上は汚さないように食べるのが良いとされています。

 

また家に招待されたときには日本と同じように手土産を持っていきましょう。

他にも、インドでは「はい」と「いいえ」をジェスチャーで表す際に、両方とも頭を横に振るため最初は戸惑うかもしれません。

最後に左手は不浄とされているため、左手で握手を求めたり、ものを渡したりするのはやめましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

インドは思いのほか広くて南部と北部で気候も食事も違いましたね。

本場インドでカレーとナンを是非食べてみたいですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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