¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「アルゼンチン」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にアルゼンチンへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】アルゼンチンってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 ブエノスアイレス(Buenos Aires)
・通貨 ペソ
・時差 12時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語
・電圧 220〜240V、50Hz
・コンセント タイプBF、タイプC、タイプO、タイプSE
・面積 278万平方キロメートル(我が国の約7.5倍)
・気候 亜熱帯気候、温帯気候、乾燥気候、寒冷気候
・経路 アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回。所要時間は約26〜34時間
・祝日 7月9日(独立記念日)
・産業 農牧業(油糧種子、穀物、牛肉)、工業(食品加工、自動車)
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
アルゼンチンの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、アルゼンチンの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
アルゼンチンでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- 英語
- イタリア語
- ドイツ語
- フランス語
- アラビア語
- ガリシア語
- イディッシュ語
- ウェールズ語
- グアラニー語
- ケチュア語
- アイマラ語
- マプーチェ語
- 中国語
- 韓国語
アルゼンチンでは「スペイン語」と、一部地域で「グアラニー語」が公用語として使われています。
アルゼンチンのスペイン語はスペインで使われているスペイン語と少なからず違いがあり、スペイン語で「スペイン語」という単語を表す場合は「Español(エスパニョール)」となりますが、アルゼンチンでは「Castellano(カステジャーノ)」となります。
スペイン語の他にも様々な言語が話されており、例えば「ドイツ語」はアルゼンチン国民のうち約180万人が、方言や訛りがあるにしろ、使うことができると言われています。
また「イタリア語」も150万人が、「アラビア語」は100万人が少なからず理解できると言われています。
先住民の言語として、コリエンテス州やミシオネス州で「グアラニー語」が話されており、コリエンテス州では公用語となっています。
パタゴニアでは「ウェールズ語」や「マプーチェ語」などを話すコミュニティがある他、北西部にあるサンティアゴ・デル・エステロ州では「ケチュア語」が話されています。
ちなみにアルゼンチン正式名称は、スペイン語で「República Argentina(レプブリカ・アルヘンティーナ)」で、日本語では「アルゼンチン」が一般的ですが「アルゼンティン」、「アルヘンティーナ」とも表記されることがあります。
アルゼンチンの国名の由来は、独立した当時の国名である「Provincias Unidas del Río de la Plata(リオ・デ・ラ・プラタ連合州)」からきており、「リオ・デ・ラ・プラタ」はスペイン語で「銀の川」を意味しています。
1516年にスペイン人征服者がこの地をおとづれた際、銀の飾りを身につけた「チャルーア人」に出会い、上流に「銀の山脈(Sierra del Plata)」があると考えたことから名づけたとされています。
その後、スペインによる圧政を忘れるために、ラテン語表記に変え、「銀」を意味する「Argentum(アルゲントゥム)」に地名を表す女性縮小辞「tina」を加えて現在の国名になりました。
英語は使えるの?
アルゼンチンでは、一応英語を学校で教えますが、スペイン語が公用語となっている他様々な言語が使われているため、英語はあまり通じません。
観光地化された地域の高級ホテルやレストランなどでは通じることもありますが、首都を離れ田舎へ行けば行くほど英語は通じなくなります。
そのため、日常会話程度のスペイン語を覚えていくことをお勧めします。
気候・位置
「アルゼンチン共和国」通称アルゼンチンは、南アメリカの南部に位置する連邦共和制国家で、西と南に「チリ」、北に「ボリビア」と「パラグアイ」、北東には「ブラジル」や「ウルグアイ」と国境を接しています。
東と南は「太平洋」に面し、国土最南端にある「フエゴ島」には世界最南端の都市である「ウシュアイア」が存在し、アルゼンチンはチリと共にアメリカ最南端に位置しています。
また、アルゼンチンはラテンアメリカの中でブラジルに次いで2番目に領土が大きく、世界でも8番目の位置にいるほど広大な土地を持っています。
首都は「ブエノスアイレス」で、23の州と1つの特別区から構成されています。
国土は約3,500キロと長く、南北に続いています。
最高峰はメンドーサ州にある「アコンカグア山」で、標高はなんと6,962メートルもあり、富士山の2倍ほど高く、米州と西半球全体でもっとも高い山となっています。
一方、サンタ・クルス州にある「カルボン湖」は海抜マイナス105メートルと低く、南アメリカ大陸全体でももっとも低い場所となっています。
続いて気候に関して、アルゼンチンは地域によって気候が大きく異なり、「亜熱帯気候」、「温帯気候」、「乾燥気候」、「寒冷気候」の4つに大別されます。
グラン・チャコ地方といったアルゼンチンの北部にある地域は「亜熱帯気候」に属し、夏は非常に暑くなりますが、冬は穏やかで乾燥しています。
首都ブエノスアイレスがある大平原地帯は「温帯性気候」となり、夏は暑く冬は寒くなる他、アンデス山脈のある西部は「乾燥気候」でも夏は暑く、冬は涼しくなります。
パタゴニア地域のある南部は「寒冷気候」となり、夏は暖かいですが冬になると特に山岳地帯などは豪雪に見舞われ、厳しい寒さがやってきます。
衣服
では北米・中南米の国、アルゼンチンにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
アルゼンチンの民族衣装には、「ガウチョ」と呼ばれる服があります。
ガウチョは元々「アルゼンチンのカウボーイ」を示していましたが、最近では男性の民族衣装としても呼ばれており、お祭りや伝統的な行事の際に着用されることが多いです。
では、私たちがアルゼンチンに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
アルゼンチンは南北に長く、日本の沖縄と北海道くらいの距離があるため、気候もそれぞれの地域で変わってきます。
北部にあるブエノスアイレスより、南部に位置するウシュアイアは約10度前後気温が下がるため、それを踏まえて、行く地域に合わせた服装を持っていきましょう。
アルゼンチンは南半球に位置しているため、気候が日本の逆となり、3月から5月は「秋」となります。
この時期のブエノスアイレスの平均最高気温は18~25度で、平均最低気温は11度~18度と過ごしやすい気候となっていますが、3月は1年の中で最も雨が多くなる季節と言われているため、雨具を忘れないようにしましょう。
6月から8月のアルゼンチンは「冬」となり、雨は少なくなりますが、平均最高気温は15度前後、また平均最低気温は8度ほどと涼しくなります。
そのためウインドブレーカーや厚手の上着といった防寒具があると寒がりな方には安心できそうです。
9月から11月は「春」となり、平均最高気温は18〜24度、平均最低気温は11〜16度と過ごしやすい気候になります。
朝晩は冷えることもあるため、パーカーといった上に一枚羽織れる上着があると便利かもしれません。
そして12月から2月にかけて、アルゼンチンは夏を迎えます。
平均最高気温は27〜29度、平均最低気温も20度前後と暑く、湿度も高いため日本の夏に似ています。
そのため、服装に関しては日本の夏に着るような半袖や短パンといった軽装で大丈夫ですが、それに加えて日差しがかなり強いため、サングラスや帽子、日焼け止めといった紫外線対策グッズも持っていきましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、アルゼンチンでの食事について、アルゼンチンで有名な主食は「お肉」です。
お肉が主食ってどういうこと!?ってなるかもしれませんが、アルゼンチンでは毎日日本で言うお米のようにお肉を食べるため、お肉が主食と言われています。
お肉の中でも牛肉がよく食べられ、アルゼンチンには肉料理が豊富にあります。
また、かつてイタリア人が移民してきた際に持ち込まれた「パスタ」もよく食べられます。
魚類はあまり食べられないため、主にタラやサケしか売っていないようですが、イグアスの滝に近い北部の地域ではナマズやマスといった川魚をよく食べる地域もあります。
またアルゼンチンは世界有数のワイン産国となっているため、ワインを使った料理や、ワインと相性の良い料理が多く存在しますが、国内消費量が異様に多いため、海外ではあまり知られていません。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのは、アルゼンチンのソウルフードとして知られている「チョリパン」について。
チョリパンは牛肉のチョリソをパンに挟んだシンプルな料理で、野菜などがトッピングされます。
手軽に食べることができるため、国民からの人気は高く、屋台などで簡単に手に入れることができます。
次に紹介するのは「エンパナーダ(empanada)」と呼ばれるラテンアメリカに加えスペインでもパン屋さんでよく売られている、アルゼンチンで有名な料理について。
エンパナーダはパイ生地の中に、貝や牛肉、チーズやほうれん草、コーンやマッシュルームといった具を入れ、三日月型にしてからオーブンで焼いたり、揚げたりして作ります。
地域によって使われる具材は様々で、鶏肉やハム、デザート風にするならばフルーツなどを挟んで焼き上げることもあるんだとか。
「フミタ(Humita)」はアルゼンチンやチリ、ペルーといったアンデス地方で愛されているトウモロコシで作られた民族料理です。
牛乳や玉ねぎを香辛料で味をつけ、ヤギのミルクで作ったチーズと共に潰したあと、蒸して完成します。
お肉の次に主食として食べられており、アルゼンチン国民にとってはなくてはならない一品となっています。
「ミラネサ(Milanesa)」はミラノ風と言う意味があり、その名の通りイタリア人移民によって伝えられた料理です。
アルゼンチンの牛カツとも言われ、牛肉を叩いて伸ばした後、レモンやニンニク、クミンや香辛料で味付けをし、油で揚げて完成です。
「メディア・ルナ(Media Luna)」はクロワッサンに似た三日月の形をしたパンのことで、ほんのりと甘いバターの味がするんだとか。
菓子パンとして広く知られ、パン屋さんには必ずといっていいほど置いてある定番のパンです。
住居
続いてアルゼンチンでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、アルゼンチンでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にアルゼンチン旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
物価と治安
アルゼンチンの通貨は「アルゼンチン・ペソ」です。
1アルゼンチン・ペソ→1.07円(2022/5/23)で、過去5年の変動1.07円~6.91円となっているため、そこそこ変動しているように感じますが、5年前から少しづつ値段が下がっているため日本から行くには困らなさそうです。
物価についてですが、以下のようになっています。
- ミネラルウォーター、1.5リットル 約50~55ペソ=約53~59円
- ジュース1.5リットル 約85ペソ=約91円
- 瓶ビール、1本(1L) 約70~90ペソ=約75~96円
- ワイン、1本 約80ペソ=約86円
- トマト、1キロ 約60ペソ=約63円
- じゃがいも、1キロ 約40ペソ=約43円
- お米、1キロ 約40ペソ=約43円
- 牛挽肉、500グラム 約45ペソ=約48円
- 朝食、1食 約372ペソ=約400円
- ランチ、1食 約744〜930ペソ=約800~1,000円
- ディナー、1食 約1,860ペソ〜3,721ペソ=約2,000~4,000円
- ホステル、1泊 約930ペソ〜=約1,000円~
- 3つ星ホテル、1泊 約4,650〜9,300ペソ=約5,000~1万円
- 4~5つ星ホテル、1泊 約18,600〜37,200ペソ=約2~4万円
このように、アルゼンチンの物価は日本と比べ安くなっています。
しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、アルゼンチンの治安はそこまで悪くはないようです。
しかしながら外務省は、首都であるブエノスアイレス市及び周辺都市に危険レベル1(十分注意してください)を出しており、これらの地域では銃器を使用した強盗や殺人、誘拐などの凶悪犯罪が発生しているため、十分注意して行動する必要があります。
また麻薬の密売が行われていたり、スリやひったくりといった軽犯罪も頻繁に起こったりしているため、危ない地域には近寄らず、荷物は抱えて持つなど用心して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてアルゼンチンに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでアルゼンチンで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
アルゼンチンの文化はかつてヨーロッパの人々が多く移民してきたため、ヨーロッパの文化が根付いており、またインカ帝国といった先住民の文化が入り混じっています。
インカ帝国時代に根づき始めたマテ茶を回して飲む習慣は今でも続いており、またガウチョなどが着用していたポンチョなども受け継がれています。
食文化としては、食事中に音を出すのはお行儀が悪いとされ、また食器を持ち上げたり、スープを啜ったりするのもよくありません。
チップの文化もあるため、レストランなどに行った際はお会計の10%ほどを置いていきましょう。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
ヨーロッパの文化が根強く残っているアルゼンチンですが、経済状況が悪く、またいつデフォルトに陥るかわからないのはかなり不安ですね。
主食のように毎日お肉が食べられるなんて、お肉が大好きな私にとっては天国のような国かもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adios! また会いましょう!