¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「グアテマラ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にグアテマラへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】グアテマラってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 グアテマラ市
・通貨 ケツァル
・時差 15時間日本より遅れている
※サマータイムはありません
・言語 スペイン語(公用語)、その他に22のマヤ系言語等あり。
・電圧 120V、60Hz
・コンセント タイプAが一般的ですがタイプBやタイプG、タイプIなども使われています
・面積 108,889平方キロメートル(北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい)
・気候 亜熱帯気候、サバンナ気候、温帯性気候
・経路 アメリカ経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回、所要時間は約16時間30分〜26時間から
・祝日 9月15日(独立記念日)
・産業 農業(コーヒー、バナナ、砂糖、カルダモン、食用油脂)、繊維産業
・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして
言語
グアテマラの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、グアテマラの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
グアテマラでは以下の言語が主に使われています。
- スペイン語
- シンカ語
- ガリフナ語
- マヤ形言語
公用語は「スペイン語」で、グアテマラの国民の約6割が使用していると言われています。
残りの4割は先住民の言語を使用しており、マヤ系の言語だけでも21種類あり、また非マヤ系の言語には「シンカ語」や「ガリフナ語」が使われており、併せて23種類の言語がグアテマラの国語として認められています。
グアテマラの正式名称はスペイン語で「República de Guatemala(レプブリカ・デ・グアテマラ)」で日本の表記は「グアテマラ共和国」、また「グァテマラ」や「ガテマラ」と表記されることもあります。
英語は使えるの?
一部観光地化された地域ではレストランなどで英語が通じたとの情報がありましたが、それ以外の地域では英語はほとんど通じないため、少なからず挨拶程度のスペイン語を覚えてから行くとよさそうです。
スペイン語はローマ字読みできる他、英語と似た単語が多いためおすすめです。
気候・位置
「グアテマラ共和国」通称グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家で、北に「メキシコ」、北東には「ベリーズ」、東に「ホンジュラス」、南東には「エルサルバドル」と国境を接しており、北東は「カリブ海」、南は「太平洋」に面しています。
グアテマラは中央アメリカの中で最も人口の多い国となっていますが、アメリカ大陸の中では11番目となっています。
首都は「ヌエバ・グアテマラ・デ・ラ・アスンシオン」で、日本では「グアテマラシティ」として広く知られています。
生物学的にはグアテマラには多くの固有種が存在しており、生態系が豊富でメソアメリカの生物多様性ホットスポットの指定に貢献しています。
太平洋沿岸沿いには多くの火山があり、メキシコとの国境付近には国内、そして中米の最高峰である「タフムルコ山(4,220メートル)」があります。
続いて気候に関して、グアテマラは地域によって気候が少なからず変わりますが「亜熱帯気候」や「サバンナ気候」、「温帯性気候」に属しています。
全体的には5月から10月までが「雨季」、11月から4月が「乾季」として分けられており、雨季は少し涼しいため「冬」とされ、乾季は「夏」と呼ばれています。
雨季には雨が多く降るのですが、日本の梅雨とは違い、スコールのようにして一気にまとまった雨が降ります。
またこの時期はハリケーンが多いため注意が必要です。
グアテマラの低地と海岸地域は主に「熱帯性気候」に分類されていますが、中央高原地帯は温帯性気候に属しています。
また、グアテマラは標高でそれぞれ2地帯に分けることができ、太平洋海岸地帯の標高100メートル以下の平地は「コスタ」と呼ばれており、乾季は「サバンナ気候」で年間降水量は1,000〜2,000ミリ程度。
この地域には乾燥した亜熱帯林が広がっています。
標高100メートルから1,500メートルまでの斜面は「ポカコスタ」と呼ばれ、グアテマラは標高が高くなるにつれて雨量は増えます。
衣服
では北米・中南米の国、グアテマラにはどのような民族衣装があるのでしょうか。
グアテマラの民族衣装には、「ウイピル」と呼ばれるマヤの伝統的貫頭衣があり、マヤの先住民は現在もなおマヤの文化、そして先祖代々伝わる織物の文化を大切にしています。
ウイピルは主に女性が着用し、グアテマラレインボーとして有名な赤、黄、黒、白、緑(青)色が使われています。
赤は「東」、黄色は「南」、黒は「西」、白は「北」、そして緑(青)は「中央」といった方角に関する意味があり、複雑な折り目で編まれています。
では、私たちがグアテマラに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
グアテマラは年間を通して暖かく、また乾季はより暑くなるため短パンにTシャツのような日本の夏に着る服装で大丈夫そうです。
雨季に関しても乾季と気温はさほど変わりませんが、雨が降ると肌寒く感じることがあるため、羽織りものや薄手の上着などがあると安心です。
また折りたたみ傘や雨具も忘れないようにしましょう。
標高2000mを超える高原地帯では、朝晩の冷え込みが非常に強いので、ダウンコートやウインドブレーカといった防寒具を用意した方がいいでしょう。
最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュもあったら便利かもしれません。
代表的な食事
続いて、グアテマラでの食事について、グアテマラで有名な主食は「とうもろこし」です。
グアテマラではトウモロコシを「トルティーヤ(トルティージャ)」にして食べます。
また、「お米」や「パスタ」、「パン」なども頻繁に食べられており、食材としては「トマト」や「豆」が使われる料理が多いんだとか。
中華料理も広く浸透しているため、焼きそばやワンタンなども普通に食べることができるそうですよ。
グアテマラの食事は基本的には日本と同じ1日3食ですが、昼食がメインとなるため豪華ですが、朝食はシリアルにフルーツ、夜はトルティーヤやスープと少し質素になります。
昼食は家族で食べることが多く、学生は学校の後、働いてる人もお昼で一度切り上げて家に帰ります。
この文化を見るととてもスペインの食文化に似ていますね。(スペインは1日5食ですが…)
またグアテマラの料理は日本でも使われている材料が多く使用されているため、日本人の口にも合いやすいそうです。
飲み物ではやっぱり「コーヒー」が有名ですが、サトウキビから作られる「ラム酒」も名産品となっています。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まず最初に紹介するのはグアテマラの国民食とも言われている「ペピアン(Pepian)」です。
ペピアンは豚肉や鶏肉、野菜などをスパイスと混ぜて長時間煮込んだグアテマラの定番スープで、シナモンやクローブ、ローリエといった香草も使われているためコク深くお祝いの際にトルティーヤやお米と一緒によく食べられます。
次に「タマーレス(Tamales)」と呼ばれる蒸し料理について。
タマーレスはマヤ文明の時代から親しまれてきた伝統料理で、豚肉や鶏肉、じゃがいもといった具材を、とうもろこしの粉とラードで作られた生地で包み、バナナの皮で蒸して作ります。
主に土曜日の夕食に、フランスパンとコーヒーと一緒に食べられることが多く、また誕生日やクリスマスのメインディッシュにもなるそうです。
「ホコン(Jocon)」は鶏肉と緑黄色野菜をスパイスと共に煮込んだポトフのような料理のことで、こちらも主食であるトルティーヤと一緒に食すことが多くなっています。
「セビーチェ(Ceviche)」は中南米地域で食べられる魚介をふんだんに使ったマリネのことで、白身魚とエビ、玉ねぎやトマトに加えて、レモン汁やハーブが使われているため、さっぱりとした味付けになっています。
地域によって味が変わるようですが、グアテマラでは少し濃いめに味付けがされているんだとか。
最後に「カルド・デ・レス(Caldo de res)」と呼ばれるグアテマラで有名なビーフスープについて紹介します。
カルド・デ・レスはじゃがいもやトウモロコシといった野菜を牛肉と長時間煮込んで作ります。
栄養満点で体にも良く、月曜日に食べられることが多くなっています。
住居
続いてグアテマラでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、グアテマラでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にグアテマラ旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリで、観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
しかし、日本は家賃がもともと高い方なので、首都は安くないといっても、グアテマラシティなどの都市部で部屋を借りる時の平均家賃は月額500~1,000ケツァル(約8,500~17,000円)ほどなため、そこまで心配しなくてもよさそうです。
ちなみに、一軒家のコンドミニアムやレシデンシアの場合は、最低でも月額Q2,000~3,000(約35,000~51,000円)以上で、地方は月額300~1,000ケツァル(約5,000~17,000円)程度が相場となっています。
物価と治安
グアテマラの通貨は「ケツァル」です。
1ケツァル→17.02円(2022/5/6)で、過去5年の変動12.91円~17.02円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 鶏肉、1キログラム 約12ケツァル=約200円
- 豚肉、1キログラム 約40ケツァル=約680円
- 牛肉、1キログラム 約60ケツァル=約1020円
- 国産のビール、1缶(355ml) 約8ケツァル=約136円
- コロナビール、6本パック 約51ケツァル=約870円
- アメリカ・メキシコ産ビール、1缶 約10ケツァル=約170円
- お米、2270グラム 約24ケツァル=約400円
- キャベツ、1玉 約6.5ケツァツ=約110円
- ジャガイモ、1個 約4.7ケツァル=約80円
- トマト、1個 約4.1ケツァル=約70円
- アボガド、1個 約3ケツァル=約51円
このように、グアテマラの物価は日本と比べ全体的には安くなっていますが、ビールはあまり変わりませんね。
またブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。
続いて治安についてですが、グアテマラの治安は外務省がグアテマラの全土に危険レベル1を出しているため、良くはありません。
首都グアテマラ市をはじめとする全土で、殺人、強盗、窃盗等の犯罪が頻発しているため、行動する際は十分注意してください。
青少年の凶悪犯罪の集団である「マラス」等による犯罪や抗争に巻き込まれる可能性があることを念頭に置き、用心深く行動しましょう。
また凶悪犯罪だけではなく、強盗やスリは日常茶飯事で、観光客が被害に遭うことも少なくはないため、ひと気のない所をひとりでは歩かず、夜間の移動は控えましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてグアテマラに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでグアテマラで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
まず最初に、グアテマラでの食事の際のマナーについて。
グアテマラではお皿を持ち上げて食べたり、音をたてて、すすったりするのは行儀が悪いこととされています。
また、みんなが食べ終わるまで席を立たないこともマナーの一つとなっているため、気をつけましょう。
続いてルールに関して、グアテマラでは公衆の場での飲酒は禁じられており、違反した場合罰金Q5000(85,000)が科される場合がありますので、守りましょう。
グアテマラの文化はマヤ文明とスペインの文化に影響され、現在もなおマヤ文明とスペイン植民地時代の文化が残っています。
カリブ海沿岸には宗教儀式、舞踊、音楽などにアフリカ文化の影響がみられるほか、マヤの衣装なども含まれます。
現在は貧困問題が恒常化しており、国民の生活水準は全体に低く、識字率も高くなく、スペイン語の読み書きができない国民もいます。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
マヤの伝統衣装である「ウイピル」、ぜひ着てみたいですね。
曜日によって食べるものが習慣化されているグアテマラの食文化は日本とは違うため興味深いです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!