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はるカタルーニャです。本日は「太平洋のカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「キリバス」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にキリバスへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】キリバスってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 タラワ
・通貨 キリバス・ドル(硬貨のみ)=オーストラリア・ドル
・時差 3時間日本より進んでいる
※サマータイムなし。ギルバート諸島は3時間、フェニックス諸島は4時間、ライン諸島は5時間進んでおり、世界で最も早く新しい日を迎えます。
・言語 キリバス語、英語(共に公用語)
・電圧 240V、50Hz
・コンセント タイプO、タイプA
・面積 730平方キロメートル(対馬とほぼ同じ)
・気候 海洋性の亜熱帯気候
・経路 グアム、もしくはブリスベンから、フィジーのナンディを経由し、首都タラワに向かうのが一般的。
※直行便なし。約18時間かかります。
・祝日 7月11日(独立記念日)
・産業 漁業、コプラの生産
・挨拶 こんにちは=Mauri(マウリ) 、元気ですか? =Ko uara?(コウアラ?)、元気です=I marurung(イメルルン)、ありがとう=Ko rabwa(コラバ)、 どういたしまして=Te raoi(テ ローイ)
言語
キリバスの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、キリバスの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
キリバスでは以下の言語が主に使われています。
- キリバス語
- 英語
公用語はキリバス語と英語の両方が登録されていますが、英語よりキリバス語の方が広く使われています。
英語は使えるの?
キリバスはかつてイギリスの植民地であったこともあり、英語は公用語として登録されているのですが、基本的にはキリバス語が使われているため誰でも話せるというわけではないようです。
ですが、最近では幼稚園から英語を取り入れ始め、高校ではほとんど英語を使うところもあるようなので少なからず意思の疎通はできると考えてもよさそうです。
気候・位置
「キリバス共和国」通称キリバスは、太平洋に位置する共和制国家で、ギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の3つの諸島とバナバ島からなっています。
「ギルバート諸島」は、フィジー共和国から約1500km北に位置する16の環礁から、「フェニックス諸島」はギルバート諸島の南東へおよそ1800kmに位置し、8つの環礁・珊瑚島、そして「ライン諸島」はギルバート諸島の東へ約3300km先に位置し、9つの環礁・島で構成されています。
バナバ島はナウル共和国とギルバート諸島の間にある孤島で、かつてリン鉱石を豊富に産出したことがありましたが、現在では枯渇してしまっているそうです。
他にもキリバスの領土にある「キリスィマスィ島(クリスマス島)」は世界最大の環礁となっています。
続いて気候に関して、キリバスは「海洋性の亜熱帯気候」となっており、平均気温は26〜32°Cと1年中温暖な気候です。
雨は年間2000mmと多く、キリバスは私たちが想像する南の国に当てはまります。
衣服
南の国の服装と言われたら、ハワイのように色鮮やかなワンピースや腰掛けお思い浮かべてしまいますが、そんな太平洋に浮かぶ南国「キリバス」ではどのような衣装があるのでしょうか。
キリバスには「シブタ」や「マウリウェア」と呼ばれる伝統的な衣装があります。
主に女性が好んで着用するようですが、シブタには袖がなく、一方マウリウェアは袖がついており、お店で買ったり、時には好きな生地を買ってきて自分で作ったりするそうです。
また「ラバラバ」と呼ばれる1枚布を男女ともに腰に巻いて生活しているそうです。
ラバラバは腰巻き以外にもベッドシーツや日本で言う風呂敷のように様々な用途に使えてとても便利らしいので、キリバスに行ったら必ず一枚は買いたいですね。
では私たちがキリバスに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
キリバスは一年を通して暖かいため、Tシャツにズボンのような服装がすごしやすいでしょう。
フォーマルな場でも襟付きシャツに長ズボンで問題ないようなので、日本から着やすい服を何着か持って行くのが良さそうです。
しかしながら、女性は太ももを露出するとマナー違反となってしまうことがあるようなので、なるべく膝上が出ないような服装が好ましいかもしれません。
キリバスの方々は靴を履いていない人も多いそうなので、靴もしっかりとしたスニーカーがあっても良さそうですがサンダルも持って行きましょう。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
日差しが強いこともあり気温的には半袖でも大丈夫ですが、上着やフリースなどの重ね着、またサングラスや帽子などの日焼け対策も持って行きましょう。
代表的な食事
続いて、キリバスでの食事について。キリバスの主食は主に「ココナッツ」です。
ココナッツと行っても私たちが想像するようなドリンク状の物ではなく、ココナッツの果肉が主食となっているようです。
また最近ではオーストラリアから輸入される米がよく食べられるようになった他、パンやタロイモも食卓に並ぶことが増えてきたそうです。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
まずキリバスでは「スクリューパイン(タコノキ)」の実を薄くスライスしてココナッツクリームをふりかけた料理がとても有名です。
他にも「パルサミ」という切り刻んだタマネギにカレー粉とココナッツクリームを混ぜ、タロいもの葉をかぶせた後じっくり焼いた料理も人気です。
なんと焼く際に使用するオーブンは、海草を敷き詰めた土で作られており、自然を味わえるんだとか!
また焼いた豚肉やチキンもよく食べられているそうです。
ドリンクに関しては、スクリューパインの実を使った「カブブ」と呼ばれるジュースが人気で、その実を粉にしたの後水に混ぜて作ります。
住居
続いてキリバスでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、キリバスでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にキリバス旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
またキリバスでは、長方形の壁のない高床式の家に住んでいる人が多かったようです。
家の材料は島に生えている「パンダナス」という木で、幹を柱に、葉っぱを屋根や寝具のマットなどにして使っているそうです。
床もヤシの葉の芯を並べて作るようですが、最近ではブロック壁にトタン屋根の家が町中では増えてきているんだとか。
物価と治安
キリバスの通貨は「キリバス・ドル」と「オーストラリア・ドル」です。
キリバス・ドルとオーストラリア・ドルは交換レートが1:1で設定されているため、価値は同じとされていますが、キリバス・ドルは硬貨のみ存在しているため、紙幣はオーストラリア・ドルのみ使われているようです。
1オーストラリア・ドル→79.65円(2021/09/23)で、過去5年の変動64.30円~89.07円となっているため、そこまで変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- コーラ(350ml)、1.3オーストラリア・ドル=104.78円
- ビール、2オーストラリア・ドル=161.19円
- 食事、5オーストラリア・ドル=402.99円
- 安宿、50~55オーストラリア・ドル=4029.85円~4432.84円
- オレンジ(一個)、2.48~3.72オーストラリア・ドル=200~300円
- 野菜、6.20オーストラリア・ドル=500円
- アイスコーヒー(250ml)、4.96オーストラリア・ドル=400円
安くないですね。地元のスーパーは輸入品が多い影響もあり、物によっては日本より高いこともあります。
続いて治安についてですが、キリバスは治安もよく、大きな犯罪の発生率は低いです。
治安上の問題はほとんどありませんが、軽犯罪は少なからず発生しており、貴重品の管理には注意が必要です。
文化的特徴
青年海外協力隊としてキリバスに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでキリバスで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
キリバスの人々は陽気な人が多く、歌と踊りが大好きで、祝い事があった際などは何時間も踊っているようです。
またキリバスは自給自足で暮らしていた時代が長く、食べ物の心配がなかったためお金に関しても執着がなく「持てる者から、持たざる者へ」という風習が続いているようです。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
主食がココナッツってなかなか想像できませんが、自然をふんだんに使った料理は1度で良いから食べてみたいですね!
またキリバスには「ロンドン」「パリ」「ポーランド」という世界的に有名な都市の名前のついた地域があるので、キリバスに行っただけで4ヶ国行った気分になれちゃうかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!