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はるカタルーニャです。本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「マダガスカル」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にマダガスカルへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!
目次
【基本情報】マダガスカルってどんな国?
そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。
・首都 アンタナナリボ(Antananarivo)
・通貨 マダガスカル・アリアリ
・時差 6時間日本より遅れている ※サマータイムなし
・言語 マダガスカル語(マラガシ語)、フランス語
・電圧 220V、まれに127V、50Hz
・コンセント タイプC、タイプD、タイプSE、タイプJ、タイプK
・面積 587,295平方キロメートル(日本の約1.6倍)
・気候 熱帯気候、温帯気候、乾燥気候、ステップ気候
・経路 ドバイとモーリシャスを経由するエミレーツ航空や、エチオピアのアジスアベバを経由するエチオピア航空、あるいはヨーロッパを経由する便などが一般的。 ※直行便なし。乗り換えは1~3回。トータル所要時間は25時間~
・祝日 6月26日 独立記念日
・産業 農林水産業、鉱山業、観光業
・挨拶 Manao ahoana=おはようございます、Manao ahoana=こんにちは、Manao ahoana=こんばんは、Tafandria mandry=おやすみなさい!(男/女)
言語
マダガスカルの言語についてご紹介します。
「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、マダガスカルの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。
何語を使っているの?
マダガスカルでは以下の言語が主に使われています。
- マダガスカル語(マラガシ語)
- フランス語
公用語はマダガスカル語とフランス語で、マダガスカル語に関して数多くの方言があります。
一般的には東部方言と西部方言の2つに分けることができ、東部方言は東部森林地帯と中央高地で話され、アンタナナリヴのメリナ方言が含まれます。
また、西部方言は西部の沿岸平野部全域で話され、東部と西部それぞれの方言は相互理解が可能となっています。
英語は使えるの?
数年のみ英語が公用語になったことがあったようですが、現在の公用語は「マダガスカル語」と「フランス語」で日常的に使用されているのはマレー系のマダガスカル語です。
フランス語ができればあまり心配はいらないようですが、英語はほとんど通じないため注意が必要です。
気候・位置
「マダガスカル共和国」通称マダガスカルは、アフリカ大陸の西南部に位置する共和制国家で、アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にあるマダガスカル島及び周辺の島々からなる島国です。
また世界で4番目に大きな島となっており、他の大陸と生物種の往来が少ない孤立した状態が長く保たれたため、島内の生態系は独特の進化を遂げました。
続いて気候に関して、マダガスカル島は南北に細長い形でありますが、その気候は南北の差異よりも東西の差異の方が大きくなっています。
緯度によって3つの気候帯に分かれ、主に 沿岸部は蒸し暑い「熱帯性気候」、内陸部の高地は「温暖気候」、南部は「乾燥気候」となっています。
また南島貿易風と北西モンスーンの影響を強く受け、これら勢力の組み合わせにより季節が移り変わります。
11月から4月までは雨季で、気温が高く最高気温は約27度ほどで降雨量が多くなっていますが、5月から10月までは乾季で、比較的低温で最低気温は約10度まで下がり乾燥します。
マダガスカルは南半球に位置しているため日本とは季節が逆で、雨季には頻繁に破壊的なサイクロンが襲来します。
ちなみに中央高地は東海岸部よりも乾燥し、気温も低くなりますが、西部はさらに乾燥し、島の南西部と南部の内陸は「半砂漠気候(ステップ気候)」が広がっています。
衣服
アフリカの服装ってなんだかとてもカラフルで露出が多くなるイメージを持たれる方が多いと思います。
そんなアフリカの国マダガスカルの伝統衣装は「ランバ」という見に巻き付けてまとうものがあります。
「まとい布」とも訳されるランバは長方形で、長辺は身を包むだけの長さがあります。
また素材は多様で、用途も日常的に使うランバは「ラフィアヤシの繊維」や「豚皮」「綿」などから作られますが、埋葬や先祖供養の祭りであるファマディハナにおいてのランバは重要な役割が与えられており、「絹」や「コブウシの皮」で作られていることが多いそうです。
色柄も様々で雑然とした絞り染めや、純白のものから、赤白黒のストライプが入ったものに至るまで、豊富な種類のものをマダガスカル全土で目にすることができます。
ちなみにサカラヴァ人の村では緑と茶色をしたユニークな形の幾何学模様のランバ、メリナ人の元貴族たちは複数の色を用いた鮮やかな色彩で複雑に織られたランバを好むそうです。
では私たちがマダガスカルに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?
実は民族衣装を常に着ているイメージのあるアフリカですが、現在のアフリカで民族衣装を常に着ているのはごく少数の民族のみ。
大抵は日本人も着ているような洋服を着ています。
またマダガスカルは地域によって気候や気温が変わってくるようなので、それに併せて日本から着やすい服を持って行くのが良さそうです。
また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。
一日の中で時間帯によって気温差があるので、半袖、ウインドブレーカー、フリースなどの重ね着を前提に服を準備してください。
代表的な食事
続いて、マダガスカルでの食事について。
典型的なマダガスカルの食卓には、「ファリ(米)」、「ロカ(おかず)」、「ラサリ(サラダ)」、「サカイ(唐辛子ペースト)」、「ラヌフラ(おこげ茶)」が並びます。
残った米は「ススア(おかゆ)」や雑炊にして翌日の朝食になります。
特に「ファリアナナ」「ファリアミナナナ」と呼ばれる青菜を入れた雑炊が好まれ、「キトゥザ」と呼ばれる燻製肉とよく一緒に食べられます。
他にも「コンポゼ」と呼ばれる湯でおきのパスタのような麺類もよく食べられています。
マダガスカルでは魚より肉が食卓に並ぶことが多く、鶏肉、豚肉、牛肉、燻製牛肉に加えてソーセージなどがあります。
「モサキーキ」と呼ばれる肉の串焼きや、「プティケーニャ」と呼ばれるひき肉のそぼろ風炒め煮が人気みたいです。
一方魚は「チュンジュ」とよばれ、シンプルな味付けで煮くか焼くか汁物にされます。
また生野菜も食べることができ、レモン汁とこしょうで味付けしたシンプルなサラダ好まれます。
定番は「ラサリコンコンブル」と呼ばれるキュウリのサラダや、「ラサリブアタビア」と呼ばれるトマトのサラダで、栄養バランスも考えながら食事ができそうですね。
民族などの食事
では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!
貧しい地域では「ムフガシ」と呼ばれる米粉や小麦粉を発酵させて焼いたもの、「ヤウールメゾン」と呼ばれる手作りヨーグルトが道端の小さな軽食屋で売っているそうです。
またマダガスカルは世界的に有名な、バニラ高級品種の代表産地ということもあり、ヤウールメゾンにはバニラがたくさん入っているそうですよ!
とてもおいしそうですね!是非食べてみたいです。
またマダガスカルはかつてインド洋交易でアジアやインド、アラブ系の国とつながった歴史があり、他にもフランス領だったことも影響して世界各国の料理を楽しむことができるようです。
飲み物に関してはごはんを炊いた鍋に水を入れて沸かした「ラヌフラ(おこげ茶)」が有名で、日本で言うお冷や文化のようにごはんを提供するお店なら無料で提供してくれます。
一方軽食屋ではコーヒーが一般的で、子供までもが好んで飲んでいるようです。
最後にマダガスカルのお酒について!マダガスカルの「ビエール(ビール)」といえば「テーアッシュベー」です!
「3頭の馬のビール」(Three Horse Beers)の英語名の頭文字でありラベルには3つの馬首が描かれています。
普通のピルスナーのほか、レモン味、ミント味、リンゴ味、いちご味のビールもあるそうなので、お酒が苦手な人でも楽しめそうですね。
また、マダガスカル産ワインもあり「ヴァングリ(グレイワイン、灰色ワイン)」は結構珍しいらしいので、マダガスカルに行ったら是非飲んでみたいです!
住居
続いてマダガスカルでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。
ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、マダガスカルでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。
派遣終了中もしくは後にマダガスカル旅できるかもしれないので!
やっぱり場所によって金額は変わるようです。
地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。
アジア感覚で行くと思いのほか高くてびっくりするかもしれません。
格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。
住宅に関しては、雨が多い東海岸部ではマダガスカル原産のバナナに似た植物である「リヴェナラ属の幹や葉」を用いて建てられた高床式住宅が一般的。
一方ザフィマニリというマダガスカル中央高地に存在する一地方では、「Trano mena(赤い家の意)」と呼ばれる木造建築が残っています。
この地域では、幾何学模様を配した独創的な木彫りが伝統とされており、その独特な木彫り文化は2003年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の「人類の口承及び無形遺産の傑作」にも登録されました。
マダガスカルへ行ったら是非見に行ってみたいですね。
ちなみにヴァキナカラチャ県では、冷涼な気候のためか、壁の厚いレンガ造りの家が多くみられるようです。
物価と治安
マダガスカルの通貨は「マダガスカル・アリアリ」です。
1 マダガスカル・アリアリ→0.028円(2021/08/29)で、過去5年の変動 0.026円~0.039円となっているため、あまり変動がない印象。
物価についてですが、以下のようになっています。
- 水、1000~2000アリアリ=28円~56円
- ビール(スーパー)、2000アリアリ=56円
- 高級レストラン(ランチ)、8000~10000(1品)アリアリ=224円~280円
- 安宿、10000~30000アリアリ=280円~840円
日本と比べてみると、かなり安いですね!
またマダガスカルでは一般的にマダガスカル・アリアリが通貨として使用されていますが、観光客向けのレストランや宿などでは、ユーロもしくはドルが使用できるみたいです。
続いて治安についてですが、現在マダガスカルでは国民全体が貧困状態にあり、一般犯罪が頻発しているためそれほど良くありません。
観光地や市場などではスリやひったくりが多発しており、外国人旅行者が特に多いアナラケリー市場、独立大通り、独立広場に続く大階段等ではかつて、日中にもかかわらず日本人渡航者が強盗被害に遭う事案が発生しています。
十分注意して行動しましょう。
文化的特徴
青年海外協力隊としてマダガスカルに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!
ですのでマダガスカルで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。
マダガスカルでは、人口の半数が伝統的な宗教儀礼を実践しています。
マダガスカルの伝統宗教は、生者と「ラザナ(先祖)」との結びつきを強調する傾向にあるそうで、種々の祖廟建築が島全土に広がっているそうです。
祖廟に安置してある家族の遺骸を定期的に取り出し、新品の絹の包み布で巻いてから再び祖廟に安置する「ファマディハナ」と呼ばれる再葬儀礼がとても有名で、愛すべき先祖の記憶を寿ぎ、家族と共同体との結束を強める機会となっているほか、祝祭的な雰囲気を楽しむ機会にもなっています。
さらにマダガスカルには、先祖崇拝に加えて、ザナハリやアンヂアマニチャと呼ばれる創造神信仰もあるそうです。
まとめ
ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。
世界的に有名なバニラ!ヨーグルトだけでなくスイーツやアイスでもバニラを味わってみたいですね!
他にも伝統衣装であるランバも着てみたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!