はる¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。



本日は「アフリカのカントリーカフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます。
今回は、青年海外協力隊の派遣国の中でも、独自の生態系と文化を持つ奇跡の島【マダガスカル】に焦点を当て、応募のステップから現地のリアルな生活情報(活動内容、住居、食事、気になる治安や文化)、さらには帰国後のキャリアパスまで、マダガスカル派遣に向けて知っておくべき全てを網羅的にお届けします。
- 青年海外協力隊の「マダガスカル派遣」に興味があり、応募を検討している方
- JICA海外協力隊の選考に向けて、マダガスカルの具体的な活動内容や生活情報を知りたい方
- マダガスカル派遣が内定し、渡航前の準備(持ち物、手続き、文化理解など)を進めたい方
- 国際協力やボランティア活動に関心があり、マダガスカルという国について深く学びたい方
- 将来的にアフリカ(特にマダガスカル)への旅行や滞在を考えており、現地のリアルな情報を収集したい方



マダガスカルってどんな国なんだろう?



青年海外協力隊員としてどんな活動ができるの?



実際に派遣が決まったら、何から準備すればいいの…?
期待と同時にたくさんの疑問や不安を抱えて情報収集をされている方も多いと思います。
実はこのブログを書いている私も、いつか青年海外協力隊員として世界に貢献したいと夢見て、あなたと同じように日々情報を集めている仲間の一人です。
だからこそ、未来の隊員であるあなたが本当に知りたい情報を、同じ目線で徹底的にリサーチし、この記事にギュッと詰め込みました!
- マダガスカルという国の魅力と基本情報(歴史、文化、言語、気候など)
- 青年海外協力隊員としての具体的な活動内容や求められるスキル
- 現地でのリアルな生活(住居、食事、物価まで網羅!)
- 応募から派遣までの具体的な流れと準備(選考対策のヒントも!)
- 安心して活動するための治安情報と安全対策
この記事は、青年海外協力隊のマダガスカル派遣を目指すあなたの「知りたい!」に応えるだけでなく、マダガスカルという国そのものに興味がある方、あるいは将来的な渡航を考えている方にとっても、現地の歴史や文化を深く知れる素晴らしい機会になるはずです。
ぜひ最後までじっくりお読みいただき、あなたの疑問や不安を解消してください!
マダガスカル派遣の基本情報:概要・特徴・言語を徹底解説!


青年海外協力隊としてマダガスカルでの活動に臨むにあたり、まず最初にしっかりと押さえておきたいのが、「マダガスカル共和国とは、一体どんな国なのか?」という基本的な情報ですよね。



アフリカの近くの島国って聞いたけど、具体的にどこ?



場所によって気候が全然違うって本当?
どんな服を持っていけばいいんだろう?



英語は通じるの?
現地の人同士は何語で話しているんだろう。
そんな疑問や不安を持っている人が多いはず。
ここでは、青年海外協力隊員として押さえておきたいマダガスカルの基本情報から、変化に富んだ気候、コミュニケーションの鍵となる言語、そして心に触れる文化や習慣まで、徹底的にご紹介します!
マダガスカルを深く理解し、現地での毎日をより豊かに、そして安心して過ごせるようになるための知識を、分かりやすく丁寧にお伝えしますのでご覧ください!
マダガスカル共和国ってどんな国?まず知りたい基礎知識まとめ
マダガスカルの首都、言語、通貨、時差、気候、電圧、日本からのアクセス方法など、知っておきたい基本情報を分かりやすくまとめました。
| 国(首都) | マダガスカル共和国(アンタナナリボ) |
|---|---|
| 言語 | マダガスカル語、フランス語 |
| 通貨 | アリアリ(MGA)。1アリアリ = 約0.035円(2025年9月現在) |
| 時差(サマータイム) | 日本より6時間遅れ。サマータイムなし。 |
| 気候 | 熱帯、温帯、乾燥帯など多様。東部は多湿、中央高地は温暖、南部は乾燥。 |
| 電圧 | 220ボルト / 50ヘルツ (一部127V) |
| コンセント | Cタイプ、Eタイプが主流。変換プラグが必須。 |
| 面積 | 約58.7万平方キロメートル(日本の約1.6倍) |
| 産業 | 農業(バニラ、米、コーヒー)、鉱業(ニッケル、クロム)、観光業など。 |
| 直行便(2025年9月現在) | なし。 |
| 日本からの行き方 | エチオピア(アディスアベバ)やヨーロッパ(パリ)、中東などを経由するのが一般的。総移動時間は乗り継ぎ含め約25時間以上。 |
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マダガスカルの面積は?日本の約1.6倍
さて、青年海外協力隊の派遣国『マダガスカル共和国』ですが、その広さは一体どのくらいなのでしょうか?
マダガスカルの面積は 約58.7万平方キロメートル。と言っても、数字だけではピンと来ないかもしれませんが、日本と比較してみると…



実は、日本の国土の約1.6倍!



世界で4番目に大きな島なんです!
場所は?アフリカ大陸の南東に浮かぶ島
また、アフリカ大陸の南東沖に位置するマダガスカル。
この国がどのような地理的環境にあり、それが文化や経済にどんな影響を与えているのか、その輪郭もGoogleマップで見ていきましょう。
マダガスカルは、アフリカ大陸からモザンビーク海峡をへだてて約400km東に位置する島国です。
太古に大陸から分離したため、キツネザルやバオバブの木など、ここでしか見られない固有の動植物が数多く生息しているのが大きな特徴です。



まさに「固有種の宝庫」なんですね。



バオバブの並木道は、一度は見てみたい絶景です!
このように、地理的な特徴が独自の生態系を育んできました。
そして、その文化をより深く理解する上で欠かせないのが、『気候』と人々のコミュニケーションを支える『言葉』です。
それでは、マダガスカルの日々の気候と、普段の生活で人々がどのような言語を使い、心を通わせているのか、その興味深い『気候・言語事情』を一緒にみていきましょう!
マダガスカルの気候を徹底解説!年間を通じた特徴と季節ごとの注意点



マダガスカルの気候は、場所によって大きく異なり、主に3つの気候帯に分けられます。
日本の1.6倍もある広大な島国なので、地域ごとの気候の違いを理解することが、快適な生活の鍵となります。
- 南部・西部(乾燥・半砂漠気候)
雨が少なく、年間を通して乾燥しています。特に南部は砂漠に近い気候です。 - 東部(熱帯雨林気候)
年間を通して高温多湿で雨が多い地域です。特に11月~4月の雨季にはサイクロンが襲来することもあります。 - 中央高地(温帯気候)
首都アンタナナリボが位置するこの地域は、標高が高いため比較的涼しく過ごしやすいです。5月~10月の乾季には、朝晩は10℃以下まで冷え込むこともあります。
服装は、活動する地域に合わせて準備することが重要です。中央高地では、乾季の朝晩の冷え込みに備えてフリースやライトダウンが必須。東部では雨具が欠かせません。年間を通じて日差しは強いので、どの地域でも帽子やサングラスなどの紫外線対策は必須です!
マダガスカルの言語事情:英語は通じる?公用語と現地の言葉



マダガスカルでは何語がメインなの?



英語はどの程度通用するの?
といった、マダガスカルの言葉に関する疑問は多いはず。
マダガスカルの公用語から現地で話される多様な言語まで、その実態を分かりやすく解説します。
これを読めば、マダガスカルでのコミュニケーションのイメージがグッと具体的になるはずです!
マダガスカルで使われている言語の種類|公用語はマダガスカル語とフランス語
マダガスカルの公用語はマダガスカル語(マラガシ語)とフランス語です。
マダガスカル語は全国で話されており、人々のルーツがアジアにあることを示すマレー・ポリネシア語族に属するユニークな言語です。
フランス語は、旧宗主国であった歴史から、教育や行政、ビジネスの場で広く使用されています。
- マダガスカル語(マラガシ語)
- フランス語
協力隊員として活動する上では、まずはフランス語、そして現地の人々とより深く心を通わせるためにマダガスカル語の挨拶や簡単な会話を学ぶことが、大切な鍵となります。
豆知識ですが、マダガスカル語の挨拶「マナオ・アオアナ?」は直訳すると「調子はどうですか?」という意味で、時間帯を問わず使える便利な言葉です。
青年海外協力隊員は英語で活動できる?|現地での英語通用度



いいえ、残念ながら英語はほとんど通じないと考えた方が良いでしょう。
一部の観光地や高級ホテルを除き、日常生活で英語が通じる場面は非常に少ないです。青年海外協力隊の活動においても、配属先の同僚とのやり取りや地域での生活では、フランス語かマダガスカル語が必須となります。
そのため、派遣前にフランス語の学習が求められることがほとんどです。しかし、現地の人々は外国人がマダガスカル語を話そうとすることにとても喜んでくれます。簡単な挨拶や自己紹介だけでも覚えていくと、一気に距離が縮まります。
言語の壁を乗り越える努力は、国際協力の第一歩と言えるでしょう。


マダガスカル派遣の職種と活動内容|青年海外協力隊の専門性を解説!
青年海外協力隊の派遣先として、独自の魅力を持つ国、マダガスカル。
もしあなたが「マダガスカルで国際協力に挑戦したい!」と考え始めたとき、きっとこんな具体的な疑問が頭に浮かんでくるのではないでしょうか。



青年海外協力隊でマダガスカルに行ってみたいけど、どんな活動ができるんだろう?



自分のスキルや経験が、現地で本当に役立つのか知りたいな…。
この記事を読み進めれば、マダガスカルで実際にどのような職種があり、どんな専門性が求められているのかが具体的に分かります。
あなたがマダガスカルで輝ける道を見つけるための、第一歩となる情報がきっとここにあるはず!
マダガスカル派遣の現状:最新の隊員数と派遣実績データ(男女別・累計)
まずは、青年海外協力隊のマダガスカルへの派遣実績(2025年3月31日現在)をご紹介します。
JICAの公式データによると、以下のような内容となっています。
派遣中隊員数: 29名(うち女性21名)
帰国隊員数 : 248名(うち女性 176名)
累計派遣隊員数: 277名(うち女性 197名)
※情報が古くなっている場合があります。最新情報はJICA海外協力隊-事業実績/派遣実績をご参照ください。
マダガスカルで求められる専門性:人気の派遣職種と具体的な活動事例



マダガスカルでは、どんな分野でボランティアが求められているの?



どんな職種で活躍できるんだろう?
そんな疑問にお答えします!
マダガスカルで特に青年海外協力隊員の派遣が多い、主要な活動分野は以下の通りです。
- 農村開発: コミュニティ開発や野菜栽培などの職種で、生活改善アプローチの普及や、市場の需要に合った作物の生産支援(SHEPアプローチ)などを行います。
- 保健医療: 看護師や助産師などの職種で、母子保健に関する指導や栄養改善、地域の保健衛生に関する啓発活動、医療施設の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)指導などを行います。
- 教育・スポーツ: 幼児教育や体育などの職種で、現地の先生と共に授業の質を向上させたり、青少年の健全育成に貢献したりする活動が求められています。
より具体的な活動内容や、過去に派遣された隊員の体験談に興味がある方は、JICA公式サイトの「世界日記」でマダガスカルの活動レポートを読むことを強くお勧めします!


マダガスカルでの生活基盤:協力隊員の住居とインフラ事情
青年海外協力隊に派遣された後のマダガスカルでの活動を支える上で、まず気になるのが日々の暮らしの土台となる「住まい」と、電気や水といった「生活インフラ」ですよね。



安心して活動に打ち込むためにも、快適で安全な住環境と、安定したライフラインの確保が欠かせません。
ここからは、青年海外協力隊員が実際にどのような住居で生活し、現地のインフラとどのように向き合っているのか、そのリアルな実情を詳しくご紹介させていただきます!
マダガスカルでの住まいはどうなる?協力隊員の住居事情



青年海外協力隊員の住居は、JICAが隊員の安全と健康を最優先に考えて手配します。
マダガスカルでは、首都や地方都市では一軒家やアパート、地方の村落部では現地の一般的な家屋に住むことが多いです。地域によって家の造りは大きく異なります。
- 中央高地
冷涼な気候のため、壁の厚いレンガ造りの家が多く見られます。 - 東海岸部
雨が多いため、タビビトノキの葉や幹を使った高床式の住居が一般的です。
いずれの住居も、基本的な生活を送る上で必要な設備は整えられていますが、日本の便利さに慣れていると、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
電気・水道・インターネットは?マダガスカルのインフラ整備状況



また、マダガスカルでの生活では、日本のインフラ環境との違いを実感する場面が多くあります。
- 電気
首都アンタナナリボでも計画停電は日常茶飯事です。地方ではさらに不安定で、電気が通っていない地域もあります。充電式のランタンやモバイルバッテリー、電圧が不安定なためPC用のサージプロテクターは必須アイテムです。 - 水道
水道供給も不安定で、断水が頻繁に発生します。井戸水を利用する地域も多いです。安全な飲み水を確保するために、煮沸するか浄水器を使用することが強く推奨されます。 - インターネット
首都や主要都市では比較的安定したインターネット環境がありますが、地方では速度が遅かったり、不安定だったりすることが多いです。多くの隊員は、USBタイプのモバイルWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を活用して通信環境を確保しています。



せっかくの休みなのに、また停電で何もできない…
マダガスカルでは、そんな日もあるかもしれません。しかし、備えがあれば停電の時間も有効に活用できます。
例えば、スマートフォンで映画を見たり、読書をしたり、友人との連絡を取ったり。
そのために不可欠なのが、まさに「命綱」とも言える大容量モバイルバッテリーです。



私が使っているこれは、スマホを何回もフル充電できる大容量なのにコンパクトでおすすめです!
頻繁に起こる停電の中でも、スマートフォンの充電を気にせず使える安心感は絶大ですね。


マダガスカル生活のリアル体験!物価・治安・服装から文化まで徹底解説
青年海外協力隊としてマダガスカルでの活動を具体的に考え始めると、日々の生活に直結する「お金のこと」と、何よりも大切な「安全のこと」は、特に気になるポイントではないでしょうか。



マダガスカルの物価って、アフリカだから安いイメージだけど、実際はどうなの?



日本とは違う文化や習慣がたくさんありそうだけど、どんなことに気をつければいいのかな?



治安があまり良くないって聞くけど、実際の状況ってどうなの?



気をつけるべきことって何だろう…?
そんな疑問や不安が次々と浮かんでくるかもしれません。
このセクションではマダガスカルの通貨「アリアリ」の基本情報から、気になる物価水準、そして外務省の危険情報に基づいた最新の治安状況や具体的な安全対策まで、あなたがマダガスカルで安心して、そして賢く生活するための必須情報を分かりやすく解説します。
マダガスカルの通貨「アリアリ(MGA)」の基本とリアルな物価事情
マダガスカルの通貨は「アリアリ(Ariary)」で、MGAと表記されます。
2025年9月現在のレートで、1アリアリあたり約0.035円となっています。
※レートは常に変動するため、あくまで目安です。
物価は日本と比較すると非常に安いですが、国民の所得水準から見ると決して安くはありません。特に輸入品は高価です。ローカルな市場や食堂を利用することで、生活費を抑えることができます。
| 食費 | 約300,000~400,000 MGA |
| 交通費 | 約50,000~100,000 MGA |
| 通信費(携帯・ネット) | 約40,000~60,000 MGA |
| 交際費・娯楽費 | 約80,000~120,000 MGA |
| 雑費(日用品など) | 約50,000~80,000 MGA |
| 合計 | 約520,000~760,000 MGA |
※上記はあくまで一例です。自炊中心か外食中心か、都市部か地方かによって大きく変動します。JICAから支給される現地生活費で十分に生活は可能ですが、計画的な支出が求められます。
引用:Google
マダガスカルの治安状況|外務省危険レベルと協力隊員の安全対策



マダガスカルの治安は、残念ながら良好とは言えません。
国民の大多数が貧困状態にあるため、それに起因する一般犯罪が頻発しています。日本の治安レベルとは大きく異なることを常に意識する必要があります。
2025年9月現在、外務省の海外安全情報では、マダガスカル全土に危険レベル1「十分注意してください」が発出されています。
特に首都アンタナナリボの市場や大通りでは、昼夜を問わずスリ、ひったくり、強盗が多発しています。また、地方では武装集団による襲撃事件(ダハロ)や、外国人を標的とした誘拐事件も発生しており、細心の注意が必要です。
もちろん、JICAは隊員の安全を最優先に考えており、危険な地域に派遣することはありません。
外国人は裕福に見られやすく、犯罪の標的になりやすいことを常に自覚しましょう。夜間の単独での外出は絶対に避け、昼間でも貴重品は持ち歩かない、危険な場所には近づかないといった基本的な安全対策が不可欠です。
※情報が古い場合があるため「マダガスカルの外務省の海外安全情報」より最新情報を確認してください。
JICAから指示される安全対策を徹底することが、自身の身を守る上で最も重要です。
引用:外務省の海外安全情報
引用:マダガスカル安全対策基礎データ
マダガスカル生活での服装ガイド|普段着の選び方と民族衣装の魅力



服装に関する疑問は、派遣前の準備においてとても大切なポイントになりますよね。
日常生活を快適に過ごすための実用的な普段着選びのコツから、マダガスカルの文化が感じられる「ランバ」、そして協力隊員として知っておきたい服装マナーまで、あなたのマダガスカル生活をより豊かに、そしてスムーズにするための服装情報を網羅的にガイドします!
まずは、日々の活動や生活シーンに合わせた、具体的な服装選びのポイントから詳しく見ていきましょう。
シーン別・マダガスカルでの最適服装ガイド|普段着から活動時まで徹底解説
マダガスカルでの服装は、活動地域の多様な気候と強い日差し、そして虫対策がポイントです。
- 重ね着できる服が基本
特に中央高地では「一日のうちに四季がある」と言われるほど日較差が激しいため、Tシャツ、薄手の長袖シャツ、フリース、ウインドブレーカーなど、簡単に着脱して調整できる服装が非常に役立ちます。 - 日差しと虫から肌を守る
日差しが非常に強いため、日焼け対策として薄手の長袖・長ズボンは必須です。また、マラリアやデング熱などの感染症を媒介する蚊に刺されるのを防ぐためにも、肌の露出はなるべく控えるのが賢明です。 - 足元はサンダルとスニーカー
普段はサンダルで過ごすことが多いですが、活動内容や未舗装路を歩く際にはスニーカーも必要です。洗えて乾きやすいものが重宝します。 - 活動にふさわしい服装
配属先では、襟付きのシャツやポロシャツ、ロングスカートやチノパンなど、現地の人々に敬意を払った、少しきちんとした服装が求められることが多いです。



地域によって服装を使い分けるのが大切なんですね!
一枚の布に文化が宿る!伝統の「ランバ」
マダガスカルには「ランバ」と呼ばれる、一枚の長方形の美しい伝統的な布があります。
日常的に体に巻き付けて使うだけでなく、冠婚葬祭などの儀式、特に「ファマディハナ」と呼ばれる改葬儀礼では、ご先祖様を包むために絹のランバが使われるなど、非常に重要な役割を担っています。
地域によって色や柄、素材も様々で、市場では美しいランバをたくさん見ることができます。
協力隊員も、お土産にしたり、スカートのように巻いて使ったりする機会があるかもしれません。



ランバを身にまとうことは、マダガスカル文化への敬意を示す素晴らしい方法の一つです。
マダガスカル文化に触れる:習慣・マナーで気をつけること
いざマダガスカルへ!活動への期待に胸を膨らませる一方で、「現地の文化や習慣に馴染めるかな?」「知らずに失礼なことをしてしまったらどうしよう…」といった不安も少しあるかもしれません。
異文化の中でスムーズに生活し、現地の人々と良好な関係を築くためには、マダガスカルならではの生活習慣や、大切にされているマナーを事前に理解しておくことが非常に重要です。



マダガスカルでは、どんなことに気をつければいいんだろう?日本とは全然違うのかな?



ご先祖様をすごく大切にするって聞いたけど、具体的にどんな感じなんだろう?



もしかして、日本人の感覚だと『えっ?』と思うような習慣もあるのかな…?
マダガスカルには、私たちが知っておくべきユニークで大切な文化や習慣がたくさんあります。
ここでは、そんなあなたの疑問や不安を解消し、マダガスカルの人々とのコミュニケーションを円滑にするための具体的なポイントを詳しく解説します。
現地での生活をより豊かに、そしてトラブルを避けるために役立つ「マダガスカル文化の心得」を一緒に学びましょう!
マダガスカルで守るべき基本的なマナー|日常生活での注意点
- 挨拶はとても大切
人と会った時、お店に入る時など、どんな場面でも挨拶を交わすのがマナーです。「マナオ・アオアナ?」の一言で、相手との距離がぐっと縮まります。 - 年長者への敬意
年長者を敬う文化が非常に強いです。年上の人に対しては、丁寧な言葉遣いを心がけ、敬意のこもった態度で接することが大切です。 - 「ファディ(Fady)」を尊重する
「ファディ」とは、特定の場所、食べ物、行動に関する「タブー」や「禁忌」のことです。地域や家系によって様々なファディが存在するため、現地の人に確認し、尊重する姿勢が不可欠です。 - 写真撮影の許可
人を撮影する際は、必ず事前に許可を取りましょう。特に、お墓や儀式の撮影は非常にデリケートな問題なので、無断でカメラを向けることは絶対にやめましょう。



「ファディ」は特に気をつけないといけないですね!
ご先祖様との強い絆「ファマディハナ」
マダガスカルの文化を象徴するのが、ご先祖様との強い結びつきです。特に中央高地で見られる「ファマディハナ」という改葬儀礼は有名です。
これは、数年ごとにお墓からご先祖様の遺骸を取り出し、新しい綺麗な布(ランバ)で包み直し、家族や親戚みんなで歌ったり踊ったりして祝う儀式です。
日本人にとっては驚くべき習慣かもしれませんが、彼らにとってはご先祖様への愛情と敬意を示し、家族の絆を再確認する大切な機会なのです。協力隊員として活動する上では、こうした死生観や家族観の違いを理解し、敬意を払う姿勢が非常に重要になります。


マダガスカルの食文化を味わう!代表的な料理と食事のポイント
マダガスカルでの生活において、大きな楽しみの一つであり、また文化を深く理解する上で欠かせないのが「食」ですよね。



マダガスカルの人たちは普段どんなものを食べているんだろう?



マダガスカルの料理って、どんな味付けが一般的なんだろう?



お米が主食って本当?
そんな風に現地での食事について、期待と少しのドキドキが入り混じっている方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、あなたのマダガスカルでの食生活を豊かにし、現地の人々とのコミュニケーションを深めるためのヒントが満載です
代表的な主食や料理はもちろん、注意すべき飲み物まで、マダガスカルの食の世界を一緒に探求していきましょう!
マダガスカルの基本料理と主食|お米と多彩なおかず「ロカ」
マダガスカルの食事は、驚くほど日本と似ており、お米(ヴァリ)が主食です。山盛りのご飯に、肉や野菜の煮込みなどのおかず(ロカ)を一品添えるのが基本スタイルです。
- ヴァリ (Vary)
マダガスカル語でお米のこと。お米の消費量は世界トップクラスと言われています。朝はおかゆ(ススア)にして食べることも多いです。 - ロカ (Loka)
ご飯と一緖に食べるおかずの総称です。鶏肉や豚肉、そして「ゼブ牛」と呼ばれるこぶ牛の肉を使った煮込み料理がポピュラーです。 - ロマザバ (Romazava)
牛肉と葉野菜を煮込んだ、国民食ともいえるスープ料理です。ピリッとした辛味のある葉っぱを使うのが特徴です。



お米が主食なのは、日本人には嬉しいですね!
マダガスカルの食文化|おこげ茶「ラヌンアパンゴ」とフランスの影響
マダガスカルの料理は、シンプルな塩味ベースのものが多く、素材の味を活かした素朴な味わいです。
食卓に欠かせないのが、ご飯を炊いた鍋にお湯を入れて沸かしたおこげ茶「ラヌンアパンゴ(Ranovola)」です。香ばしい風味で、日本の麦茶のように日常的に飲まれています。
また、フランス統治時代の影響でパン文化も根付いており、朝食にはフランスパンを食べる人も多いです。良質なバニラの産地としても有名で、ヨーグルトやデザートも絶品です。



おこげのお茶、どんな味か気になります!
マダガスカルの飲み物文化|ビールといえば「THB」!
マダガスカルで最もポピュラーなビールといえば「THB(スリー・ホース・ビア)」です。
ラベルに3頭の馬が描かれているのが目印で、すっきりとした味わいのピルスナーです。レストランや商店など、どこでも手に入ります。
また、地方では米やサトウキビから作られる自家製の地酒も広く親しまれていますが、中には衛生的に問題があったり、非常にアルコール度数が高かったりするものも存在します。
協力隊員として活動する中で、地域の集まりなどで自家製の地酒を勧められる機会もあるかもしれません。現地の文化を尊重しつつも、安易に口にせず、自身の健康と安全を第一に考えて行動することが非常に大切です。



郷に入っては郷に従え、と言いますが、お酒には十分注意が必要ですね!


先輩隊員の声:マダガスカルでのリアルな体験談



実際にマダガスカルで活動した先輩隊員は、どんな壁にぶつかり、何を感じ、どう乗り越えていったのでしょうか?
今回は、そんな厳しい環境の中でも、現地の人々と向き合い、奮闘した先輩隊員たちの「生の声」を、JICA海外協力隊の公式レポート「世界日記」やインタビューからご紹介します。
Aさん(体育教師)は、活動を通じて自分の存在意義を見出せる日もあれば、無力感を感じる日もある中で、「仕事は掛け算で進めていく」という考えに至りました。自分の持てるスキルを最大限発揮するのは最低限のことで、そこに現地の人々の協力やアイデアが掛け合わさることで、初めて大きな価値が生まれる。この気づきが、日々の活動の指針になったと語っています。
引用:マダガスカル日記
Bさん(コミュニティ開発)は、言葉の壁に苦労しながらも、地域の農村で活動していました。ある日、村の子供たちに日本の歌を教えると、子供たちは満面の笑みで一緒に歌ってくれました。言葉は完璧でなくても、楽しもう、伝えようという気持ちが、文化や言語の壁を越えて心を繋ぐことを実感した瞬間だったそうです。
参照情報:JICA海外協力隊 マダガスカル「世界日記」
※上記体験談は、ウェブサイトに掲載されている多数の隊員の活動報告や生活の様子を参考に、リアルなエピソードとして再構成したものです。



最初は壁があっても、誠実に向き合うことで信頼関係が築けるんですね。
だからこそ見える景色もあるんだそうです!


青年海外協力隊マダガスカル:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
「青年海外協力隊としてマダガスカルで活動したい!」
その熱い想いを実現するための第一歩から、貴重な経験を積んだ後の未来まで、あなたはどんな道のりを想像していますか?
応募条件や選考プロセスといった「挑戦への入口」はもちろんのこと、マダガスカルでの活動を終えた後の「キャリアや人生への活かし方」も、きっと気になる大切なポイントですよね。
ここからは、あなたがマダガスカルへの挑戦を具体的にイメージし、さらにその先の未来まで見据えられるよう、応募から派遣までの流れ、そして帰国後のキャリア形成に至るまで、青年海外協力隊マダガスカル派遣の「始まりから未来まで」をご紹介します。
マダガスカル派遣への第一歩:応募から選考、派遣まで
マダガスカルへの扉を開くための具体的なステップは、実はかなり長い道のりです。
応募プロセスの中で、それぞれの段階でどのような準備が必要なのか、気になる方も多いかと思います。



マダガスカル派遣に応募したいけど、何から始めればいいの?選考ってやっぱり厳しいのかな?



派遣までのスケジュールを具体的に知りたい!
そんなあなたの疑問を解決するべく、わかりやすい図でご紹介します。
青年海外協力隊の応募プロセスはざっくりとこんな感じです!
年2回(春募集・秋募集)のタイミングでJICA海外協力隊のウェブサイトから応募します。
職務経歴や語学力などを基にした書類選考と、人物面や技術力を評価する面接が行われます。
2次選考から約2ヶ月後に合否が通知されます。合格者は候補者となります。
語学訓練(主にフランス語、必要に応じてマダガスカル語)や国際協力、安全対策など、派遣に必要な知識とスキルを身につける合宿形式の訓練です。
訓練修了後、いよいよマダガスカルへ出発。約2年間のボランティア活動が始まります。
- 職務経歴書では「なぜマダガスカルか?」を明確に
数ある派遣国の中で、なぜマダガスカルで活動したいのか。マダガスカルの開発課題(貧困、農業、保健、教育など)と自分のスキル・経験がどう結びつくのかを具体的に記述しましょう。 - 面接では「困難をどう乗り越えるか」を具体的に
マダガスカルでの生活は、停電や断水、劣悪な治安、日本とは異なる文化や価値観など、様々な困難が伴います。面接では、そうした厳しい環境でどのように健康を維持し、ストレスを管理し、現地の人々と協力して課題を乗り越えていけるのか、あなたの「人間力」が問われます。
引用:JICAマダガスカル
より詳しい応募条件、選考対策、そして派遣までの全貌を徹底解説した完全ガイドをご用意しました。
もっと詳しく知りたい方は以下リンクをぜひ読んでください!





合わせて2025年秋募集の要項や詳細を公式サイトから確認して見ましょう!
また、私はこの本を読んで青年海外協力隊に応募するための勉強をしています。
青年海外協力隊とは何なのか、実際に「コミュニティ開発隊員でフィリピンへ」「日本語教育隊員でドミニカ共和国へ」「看護師隊員でブルキナファソへ」派遣された方々の貴重な経験談など、知りたいすべてが盛り込まれています!
マダガスカルでの経験を未来へ:帰国後のキャリアと人生設計
マダガスカルでの活動を終えた後の自分、想像できますか?



協力隊経験者の人たちって、どんな道に進んでいるの?就職に有利だったりする?



無事に派遣されたとして、その経験って帰国後どう活かせるんだろう?



協力隊の経験って、具体的にどんな仕事に繋がるの?
マダガスカルでの貴重な2年間を終えた後、そんな風に将来について考えるのは当然のことですよね。
帰ってきた私たちは、国際協力の最前線で培った実践的なスキル、フランス語という大きな武器、多様な価値観を受け入れる異文化理解力、そして数々の課題をクリアしてきた問題解決能力という、大きな成長を手にしているはずです。
ここでは、マダガスカルでの経験を輝かしい未来へと繋げるための方法を一緒に探すべく、青年海外協力隊に派遣された方々の今をご紹介します!
私が出会った!青年海外協力隊に派遣された方々の今
私は高校2年生の頃からずっと青年海外協力隊で国際協力をしたくて、とにかくいろんな情報を集めてきました。
そんな中で私が出会った、帰国後の青年海外協力隊の方々の現在をご紹介します。
Aさんはタンザニアに「コミュニティ開発」で派遣後、帰国してからは地元のJICAデスクで2年働き、その後アフリカの農家で起業をしました。



現在はクラウドファンディングも行って日本とアフリカの架け橋になっています!
地元のJICAデスクはたまたま後任がいなかったようですが、代々派遣後の隊員が2年の任期で行なっているそうです。
Bさんはコロンビアに『青少年教育』で派遣後、地元の大手商社に転職しました。
面接では、予測不能な環境で現地の人々と粘り強く交渉し、プロジェクトを成功させた経験が高く評価されたそうです。



キャリアアップもできて、スペイン語も習得して帰国できていて本当に理想的な進路ですね!
私が学んできたスペイン語と同じ言語圏に派遣されていたこともあり、たまにスペイン語で会話をしてくださいました!
Cさんは理系の会社で開発をしていましたが、マラウィ帰国後に地元の古民家を譲り受け、地域活性化にもつながるプロジェクトを行っています。



私が大学生の頃はよくボランティアに参加させていただき、一緒に茅葺き屋根を修復したり、水車を作ったりしました。
ずっと青年海外協力隊に行くことを目指してきましたが「現地で何のために派遣されたいのか」と問いかけてくれた彼のおかげで進路を決められました!
こんな感じに、私が知っている青年海外協力隊に派遣されていた方々は、世界をもっと良くできる、エネルギッシュで活動家の方が多かったです。
まだまだ多くの隊員たちの進路を聞いてきましたので、より詳しく青年海外協力隊派遣後のステップや就職の強みなどを知りたい方はこちらのブログをご参考ください!


まとめ:青年海外協力隊マダガスカル派遣はあなたの人生を変える挑戦
ここまであなたが青年海外協力隊でマダガスカルに派遣された際に、知っておきたい情報についてご紹介させていただきました。
今回のブログでは以下の内容がわかりましたね!
- 青年海外協力隊のマダガスカル派遣の基本情報
- 青年海外協力隊マダガスカル派遣の職種と活動内容
- マダガスカルでの生活を徹底シミュレーション!住居・食事・お金・安全について
- 青年海外協力隊マダガスカル:応募プロセスと帰国後のキャリアパス
生活する上で守るべきマナーや注意点が結構あったので、しっかり覚えて行った方が良さそうでしたね。特に、厳しい治安状況や不安定なインフラには、事前の心構えと万全の準備が必要になりそうです。
あなたの挑戦をここから始めよう!
マダガスカルへの熱い想いが少しでも具体的になったなら、次はいよいよ行動に移す時です。
まずはJICAの公式サイトで最新の募集要項をチェックし、より詳しい応募のステップは以下の記事で完璧にマスターしましょう!





ここまで読んでいただきありがとうございます。



¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

