青年海外協力隊の派遣国

【ベネズエラってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「北米・中南米のカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ベネズエラ」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にベネズエラへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ベネズエラってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

・首都 カラカス

・通貨 ボリバル

・時差 13時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 スペイン語(公用語)及び先住民族の諸言語

・電圧 110〜120V、60Hz

・コンセント タイプAが一般的

・面積 912,050平方キロメートル(日本の約2.4倍)

・気候 気候、気候、気候

・経路  北米経由が一般的。
※直行便はなく、乗り換えは1~3回、所要時間は約25〜30時間

・祝日 7月5日(独立記念日)

・産業 通信業、不動産業、石油事業、製造業(食料、プラスチック等)

・挨拶 ¡Hola!(オラ)=やあ!、Buenos días(ブエノス ディアス)=おはようごさいます、Buenas tardes(ブエナス タルデス)=こんにちは、Buenas noches(ブエナス ノーチェス)=こんばんは・おやすみなさい、Adiós(アディオス)=さようなら、Gracias(グラシアス)=ありがとう、De nada(デ ナーダ)=どういたしまして

 

言語

ベネズエラの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ベネズエラの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

ベネズエラでは以下の言語が主に使われています。

  • スペイン語
  • ドイツ語
  • ポルトガル語
  • ガリシア語
  • イタリア語
  • 民族の言語

公用語は「スペイン語」で、日常生活で最も使われている言語となっています。

また、31にも及ぶ先住民の言語も存在し、その他移民によって「ドイツ語」や「ポルトガル語」、「ガリシア語」や「イタリア語」が話されています。

ちなみにベネズエラの正式名称は「República Bolivariana de Venezuela(レプブリカ・ボリバリアーナ・デ・ベネスエラ)」で、日本語の表記は「ベネズエラ・ボリバル共和国」となります。

 

ベネスエラ(Venezuela)という名の由来については、諸説が二つあり、一つ目はイタリアのヴェネツィアに由来しているとのものです。

1499年この地を訪れた探検者「アロンソ・デ・オヘダ」と「アメリゴ・ヴェスプッチ」が、マラカイボ湖畔のグアヒーラ半島に並び建つインディヘナたちの水上村落を、水の都ヴェネツィアに見立て、イタリア語で「Venezuola(小さなヴェネツィア)」と呼んだことによりこの名がついたと言われています。

もう一つは、「マルティン・フェルナンデス・デ・エンシソ」が著作した「Summa de Geografía」で、先住民がこの地を自ら「Veneciuela」と呼んでいたとの記載があり、そこから派生して「Venezuela」になったとする説があります。

 

英語は使えるの?

ベネズエラの公用語はスペイン語なため、英語に関しては観光地化が進んだ地域や、田油の貿易が進んでいる一部の地域以外では通じないとみた方がいいでしょう。

スペイン語はローマ字読みできる他、英語と似た単語が多いため、学ぶのに結構おすすめな言語となっています。

少なからず挨拶や日常会話程度話せた方が安心できるかもしれません。

 

気候・位置

「ベネズエラ・ボリバル共和国」通称ベネズエラは、南アメリカ大陸北部に位置する連邦共和制国家で、東に「ガイアナ」、西に「コロンビア」、南に「ブラジル」と国境を接し、北は「カリブ海」と「大西洋」に面しています。

首都は「カラカス」で、ベネズエラ海岸の向こうには、オランダ王国のABC諸島(キュラソー島など)や、トリニダード・トバゴといったカリブ海諸国が存在しています。

ベネズエラは南アメリカ大陸でも指折りの自然の宝庫として知られており、オリノコ川がコロンビアから中央部のジャングルに向かって流れています。

 

北西部には南米最大の湖「マラカイボ湖」が存在し、国内最高峰は海抜4978mの「ボリバル山」です。

また、ベネズエラは南米大陸に位置していますが、国土は全て赤道より北なため、北半球に位置しています。

続いて気候に関して、ベネズエラは全体的に「熱帯性気候」に属していますが、「サバナ気候」の地域もあります。

 

一般的に熱帯性気候の地域は「雨季(冬)」と「乾季(夏)」の区別がはっきりしており、12月から4月が夏で、5月から11月が冬となりますが、首都のあるカリブ海側の地域はより乾燥しており、カラカスの外港ラ・グアイラの年間降水量は280mmしかありません。

また、リャノにはサバナが広がっているため「サバナ気候」となり、朝晩の気温の差が大きい地域も存在するので服装には注意が必要です。

気温に関して、熱帯の地域は年間を通じて、日中の最高気温は30度前後、最低気温は20度前後となる一方、標高約1.000mをあたりからは年平均気温が21度程度となり、日中の日差しは強いが、朝晩は比較的涼しく過ごしやすいです。

 

雨季は日本の梅雨のように1日中、毎日降り続けるわけではなく、スコールのような雨が数時間降り続きます。

東側に行くにつれて降水量は増えていく傾向にあります。

 

衣服

では北米・中南米の国、ベネズエラにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

ベネズエラの民族衣装には、「リキリキ」と呼ばれる民族衣装があります。

リキリキは主に男性用の服で、伝統的に白やベージュ、クリーム色、黒色が使われています。

 

結婚式や祭り、伝統的な行事があるときに着用され、リネンや綿の布で作られます。

リキリキはズボンとジャケットで構成され、ジャケットは5つまたは6つのボタンで留められており、ポケットがある場合とない場合があるようです。

またリキリキに合わせて、「アルパルガタ」と呼ばれるつま先の開いたサンダルと「リャネロ」の帽子を被ります。

 

女性がリキリキを着る場合は、ズボンではなく様々な長さのスカートになるようです。

では、私たちがベネズエラに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

ベネズエラは地域によって気候が変わりましたが、基本的には熱帯なため温暖で、Tシャツに短パンといった軽装で過ごすことができます。

 

一方高地に行く場合は気温が下がるため、上着や長袖等あると安心です。

1日の温度差は少ないのですが、地域ごとの温度の差は激しいので、重ね着のできる服を持って行った方が良さそうです。

また食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、ベネズエラでの食事について、ベネズエラで有名な主食は「トウモロコシ」です。

このトウモロコシを使い、「アレパ」と呼ばれるパンがよく食べられる他、「小麦のパン」や「米」なども主食として食べられることが多いそうですよ。

また、ベネズエラ料理は、先住民族をはじめヨーロッパやアフリカ、といった異なる民族の食文化が混ざり合っているため、非常に多彩で、ベネズエラの伝統料理に加えてスペイン料理やイタリア料理も一般的に食べられることが多くなっています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

まず最初に紹介するのは、先ほども少し紹介させていただいた「アレパ」と呼ばれるとうもろこしで作られるパンについて。

アレパはベネズエラのソウルフードとの呼ばれ、トウモロコシの粉にバターと、水や牛乳を混ぜて捏ね、フライパンで焼いて作ります。

 

朝食にはこのアレパに様々な具やお惣菜を挟んで「アレパサンド」にしていただきます。

「カチャパ」はトウモロコシの粉で作られた柔らかいパンケーキのことで、こちらもよく食べられます。

「ボジョス・ペロネス」は肉や具材を煮込んだものをトウモロコシの粉で作った生地で包みトマトソースをかけた料理です。

 

「パベジョン・クリオージョ」はベネズエラの国民的料理とも言われ、黒豆や白米、牛肉をトマトで煮込んだものを一枚のお皿の上に盛り付けた後、揚げたバナナを乗せていただきます。

最後にベネズエラで有名なドリンクについて紹介します。

ベネズエラで人気のあるドリンクは現地で取れるパパイヤやマンゴー、バナナといった果物を使ったフルーツジュースです。

 

フルーツ以外にも、サトウキビやタマリンド、ココナッツのジュースもあります。

また「バティード(Batidos)」と呼ばれるミルクセーキやホットチョコレート、コーヒーに加えて、お酒類では「ロン」と呼ばれるラム酒が有名です。

 

住居

続いてベネズエラでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ベネズエラでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にベネズエラ旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

国の南東部全体で見られる伝統的な家は、主に枝や藁で作られ、川がよく氾濫する地域では浮き家や高床式の家となっています。

 

物価と治安

ベネズエラの通貨は「ベネズエラ・ボリバル」です。

1ベネズエラ・ボリバル→28.57円(2022/5/8)で、過去5年間ハイパーインフレに陥った影響でかなり価値が変動しています。

2018年には、通貨ボリバルから「ゼロを5つ取る」デノミネーション(通貨単位の変更)が実施され混乱が生じました。

 

加えて、2021年の10月にも通貨を「100万分の1」に切り下げるデノミネーションが行われ、「ボリバル・ソベラノ」から「ボリバル・デジタル」に変更されました。

物価についてですが、レストランでの料理やカフェなどは日本円で約150円くらいで食べられるため、観光客にとっては安く感じることが多いそうです。

一方現地のベネズエラ人にとっては経済危機より給料も低く頻繁に貨幣が変わるため、外食もできないほど生活が困窮しています。

 

また、全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、ベネズエラの治安はかなり悪いです。

外務省はベネズエラの首都やミランダ州といった主要都市に危険レベル3(渡航は止めてください=渡航中止勧告)を、それ以外の地域にも危険レベル2(要不急の渡航は止めてください)を出しています。

 

ベネズエラ全土で一般犯罪、抗議活動は減少傾向にありますが、殺人、強盗、誘拐等の凶悪犯罪の発生数は比較的高い水準にあります。

また、多くの犯罪で銃器が使用され、現職警察官や元警察官が関与した犯罪も報告されているため、十分注意して行動する必要があります。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてベネズエラに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでベネズエラで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

ベネズエラには無形文化財に登録された「コルプス・クリスティ」というお祭りがあります。

 

日本では踊る悪魔として有名で、悪魔の衣装をまとった男性が、悪魔の仮面とケープをまとい、マラカス等を鳴らし、踊りながら教会へ向かいます。

地域によってはお面がなかったり衣装が全身赤色だったりと違いがあるようです。

他にも、ベネズエラやスペインを含むキリスト教の国家では、4月に「セマナ・サンタ(聖なる週間)」と呼ばれる復活祭が行われ、この時期の信者は肉料理を口にできません。

 

スペインでは我慢できなくて食べてる人は多かったのですが、我慢した分復活祭が終わった後のお肉がとても美味しいそうです。

続いてテーブルマナーに関してですが、ベネズエラではホストとホステスがテーブルの反対の端に座るようにするのが、一般的な習慣となっています。

乾杯の際にはスペインと同じで「Salud!(サルー!)」と言ってから飲み始めることが多いため、覚えておきましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

トウモロコシの粉で作られる「アレバ」と呼ばれるベネズエラの国民的なパンをぜひ食べてみたいですね。

貨幣が変わったり、経済混乱に陥っていたりとベネズエラの問題はかなり多そうで、行くとなったら少し怖そうです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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