はるBula!(ブラ!)こんにちは!
はるカタルーニャです。
本日のメニューは、フィジーの治安と物価のリアルです!
世界の旅情報カフェへようこそ。
結論からお伝えすると、フィジーの都市部では外務省が注意を呼びかけている犯罪リスクが実際に存在する一方、離島での暮らしは驚くほど穏やかです。そして物価は「工夫次第でいくらでも抑えられる」というのが、2026年4月から22泊してみた正直な実感です。


- 旅行代理店での実務経験
- 海外60カ国・150地域以上の渡航歴
- 海外旅行エリアスペシャリスト資格保有
- 1年以上の海外在住・留学経験あり
- 旅スタイル:一人旅・女子旅・カップル旅・鉄道・バックパック
「フィジーって治安大丈夫?特に女性は心配…」
「離島の物価ってどれくらいかかるの?」



正直、フィジーって聞くとちょっと不安になるよね。治安も物価も、行ってみないとわからないし。



その気持ち、すごくわかります。私も渡航前は同じことを思っていました。だからこそ、22泊分の実体験を包み隠さずお話しします。
今回は、外務省の最新安全情報をベースにした治安のリアルと、離島ホームステイで体感した物価のリアルについて徹底解説します。
- フィジー旅行を検討していて、治安面が不安な方
- 女性一人旅・カップル旅行で安全対策を知りたい方
- 離島滞在の物価感(特に食事プラン)を事前に把握したい方
- 外務省の最新危険情報と、実際に注意すべきエリア
- 本島の都市部と離島の治安の体感差
- 離島の食事プランやカヴァなど、リアルな物価情報
※本記事の情報は執筆時点(2026年5月時点の外務省海外安全情報を含む)のものです。料金やルールは変更される可能性がありますので、必ず公式サイト等で最新情報をご確認ください。
フィジーの治安のリアル
フィジー旅行を考えるとき、まず気になるのが治安ではないでしょうか。
ここでは、外務省が発表している公式情報と、実際に現地で遭遇したヒヤリとした体験の両方からお伝えします。
外務省の危険情報レベルと対象エリア(2026年5月時点)
外務省の海外安全ホームページによると、フィジーの首都圏(スバ市・ラミ町・ナシヌ町・ナウソリ町)と、西部地区のラウトカ市・ナンディ町(デナラウを除く)・バ町には、2026年5月26日更新時点で「レベル1:十分注意してください」の危険情報が継続して発出されています。


これらのエリアでは、窃盗・強盗・詐欺・暴行・性犯罪・家宅侵入といった犯罪が発生しており、特に外国人観光客はスリやひったくりのターゲットになりやすいとされています。
ズボンの後ろポケットに財布やスマートフォンを入れて歩く行為や、カバンなどの持ち物から目を離す行為は、現地でも実際によく見かける「危ないな」と感じるシーンでした。
この手の危険情報は、「行くのをやめるべき」という意味ではなく、「どこで、何に気をつければいいか」を教えてくれる地図のようなものだと捉えています。
対象エリアと注意すべき行動さえ押さえておけば、過度に怖がる必要はありません。特に夜間の外出には注意し、写真や動画の撮影も、私有地や軍施設周辺では控えるのがマナーです。
実体験:ナンディでのお釣りごまかし未遂事件
出国直前、ナンディの「Ghost Ship Bar & Grill」というお店で、実際にヒヤリとする出来事がありました。
100FJDでドリンク代の会計をしたところ、渡されたお釣りが本来もらえるはずの金額より少なかったのです。



あれ、このお釣り、ちょっと少なくない…?



え、マジで?もう一回ちゃんと数えたほうがいいよ。


その場でもう一度金額を数え直し、スタッフに落ち着いて指摘したところ、特に揉めることもなく不足分をきちんと返してもらえました。
相手に悪意があったのか、単なる計算ミスだったのかは今でもわかりません。ただ、こういう場面で慌てず金額を確認できたのは、事前に「フィジーではお釣りをその場で数える」という自己防衛の意識を持っていたからだと思います。
フィジーの人々は基本的にとても親切で、いわゆる「Bula精神」にあふれています。
だからこそ、こうした一件で相手を疑いすぎる必要はありませんが、海外である以上、お金のやり取りは自分の目でしっかり確認するくせをつけておくことをおすすめします。


本島と離島、治安の体感差
ここまでお伝えした注意点は、主にナンディやスバといった都市部での話です。
実は、離島に一歩入ると、治安に対する印象はがらりと変わります。
都市部で気をつけたいこと


ナンディやスバなどの都市部では、特に夜間の外出に注意が必要です。
外務省の情報にもある通り、これらのエリアでは窃盗や強盗、詐欺といった犯罪が実際に発生しており、外国人観光客は狙われやすい立場にあります。日が落ちてからの一人歩きや、暗い路地への立ち入りは避けるのが無難です。
また、フィジー国内では違法薬物の取り締まりが強化されており、外国人であっても厳しい処罰の対象になります。
好奇心から関わることのないよう、十分注意してください。写真や動画の撮影についても、私有地や軍施設周辺では控えるのがマナーであり、トラブル回避にもつながります。
都市部での注意点は、「フィジーだから特別」というより、多くの国の都市部旅行に共通する基本ルールに近いと感じています。
貴重品を分散して持つ、夜は早めに宿に戻る、といった基本を徹底するだけで、リスクはかなり下げられます。
貴重品を分散するという意味では、街歩き用にセキュリティポーチを1つ持っておくと安心感が違います。財布やパスポートのコピーなどをスリの手が届きにくい場所で持ち歩けるので、都市部を歩く時間が長い日は特に重宝しました。
グヌ村での安心感
一方で、ヤサワ諸島のグヌ村に滞在していたときは、都市部とはまったく違う空気を感じました。
村自体がとても小さく、住んでいる人たちはほぼ全員が顔見知りという環境です。



こんな夜でも、全然怖い感じがしないね。





みんな顔見知りだもんね。むしろ知らない人がいない安心感がすごい。
夜、村の中を歩いていても、都市部のような緊張感はほとんどありませんでした。
誰かとすれ違えばBulaと声をかけ合い、子どもたちも大人たちも自然に距離を縮めてくれる。これほど「地域全体が顔の見える関係」でできている場所は、なかなかありません。
もちろん、これは村という閉じたコミュニティだからこその安心感であり、同じ感覚を都市部に持ち込むのは危険です。
「離島は穏やか、都市部は要注意」というメリハリを意識することが、フィジー旅行を安全に楽しむコツだと感じています。
女性の服装マナーと安全対策
「フィジーは女性一人でも安全?」というご質問もよくいただきます。
特に印象に残っているのが、村での服装マナーです。
グヌ村のような伝統的な村に入る際は、露出の多い服装は避けるのが基本です。
特に、膝を出した状態で村の中を歩くことはマナー違反とされており、女性はロングスカートやパレオなどで膝を隠すのが一般的なルールになっています。これは観光客への押し付けというより、村の文化や信仰への敬意の表れとして守るべきものです。
都市部では服装のルールはそこまで厳しくありませんが、それでも肌の露出を抑えた服装のほうが、余計な視線を集めにくく、結果的に安全対策にもつながります。
女性同士や女性一人での旅行を計画されている場合は、事前に「訪れるエリアごとの服装マナー」を調べておくと、現地でのストレスがぐっと減るはずです。
フィジーの物価のリアル
治安と並んで気になるのが物価です。
結論からお伝えすると、フィジーの物価は「本島か離島か」「輸入品かローカル品か」によって、体感がかなり変わります。
離島の宿の「食事プラン」問題
離島滞在で特に驚いたのが、宿泊費とは別に、ほぼ強制的に加入することになる「食事プラン」の存在です。
マタカワレヴュ島のロングビーチに滞在した際、この食事プランで想定外の出費を経験しました。


事前に調べていた情報では、食事プランは1人1日55FJD程度だと聞いていたのですが、実際にチェックインしてみると「今は60FJDです」と案内され、1人1日60FJD(約4,260円)を支払うことになりました。
宿泊費自体は1泊数百円から数千円ととても格安なのですが、食事プランを含めると、結果的に「宿代より食費のほうが高い」という状態になることも珍しくありません。
離島には他に食事をとれる場所がほとんどないため、この食事プランは実質的に必須です。
ネット上の口コミや過去の情報と、実際に現地で提示される金額にはタイムラグが生じることがあるため、離島の宿を予約する際は「食事プランは別料金かどうか」「現在の1日あたりの金額はいくらか」を、予約時やチェックイン時に必ず確認することをおすすめします。


カヴァの値段のリアル
フィジーの伝統的な飲み物といえば「カヴァ」です。
村への訪問時には、村長への挨拶として根っこを贈る「セブセブ」という儀礼があり、私たちもグヌ村でこの根っこを20FJDほどで購入しました。


これは観光客が単に飲み物として買うというより、村に受け入れてもらうための正式な儀礼として位置づけられているものです。
一方で、お土産店などで見かけた加工済みのカヴァパッケージは、1kgあたり175FJD(約12,400円)という価格がついており、村で買う素朴な根っことは大きな価格差があることに驚きました。
こうした伝統的な品ほど、「どこで、どんな目的で買うか」によって、価格も意味合いもまったく変わってくるのだと思います。村でのセブセブ用の根っこは、単なる買い物ではなく現地の文化や作法への参加のようなものであり、お土産用の高級パッケージとは別物として捉えておくとよいでしょう。


ローカルスーパーでの節約術
フィジー国内で採れるパインやスイカといったフルーツ類は非常に安く、南国ならではのコストパフォーマンスの良さを実感できます。
一方で、輸入品は総じて高く、日本の感覚で買い物をすると割高に感じる場面が多くありました。


特に活用したいのが、RB Patel Jetpointのようなローカルスーパーです。
缶ビールが4缶で10FJD(約710円)というセールを見つけたこともあり、うまく活用すれば旅の出費をかなり抑えられます。ホテルやレストランで飲食するより、ローカルスーパーでまとめ買いをして自炊や部屋飲みに切り替えるだけで、体感の物価はぐっと下がります。
全体としては、輸入品や外国資本のサービスを避け、ローカルな食材やお店を活用するほど費用を抑えやすい、というのがフィジー物価の正直な印象です。
離島では選択肢が限られる分、本島の都市部にいる間にローカルスーパーをうまく使っておくのがおすすめです。
フィジー旅行の総額費用は?22泊のリアルな内訳
ここまでお伝えした治安と物価のリアルを踏まえて、実際に22泊フィジーに滞在した際の総額費用をまとめてご紹介します。
1FJD=約71円で計算した、1人分の実績です。
航空券・宿泊・食費の内訳
22泊の滞在での総額費用は、1人あたり約48.5万円でした。
内訳は、航空券代が約27.5万円、現地での滞在費(宿泊・食費・交通・アクティビティ)が約21万円です。


宿泊費だけを見ると、22泊合計で約4.2万円(1泊平均1,900円台)と、ホームステイやエコ・ロッジをうまく活用することで大幅に抑えられました。
一方で食費は合計約8.3万円と、離島の必須食事プランの影響もあり、宿泊費を上回る結果になっています。この「宿代より食費が高い」というバランスは、離島滞在ならではの特徴だといえるでしょう。
1日あたりのコスト感
面白いのは、離島滞在では宿代より食費のほうが高くつくという、日本の感覚とは逆転した現象が起きることです。
実際に、現地での滞在費約21万円を22泊で割ると、1日あたりの現地滞在費はおよそ9,500円前後、航空券を含めた総額でも1日あたり1万円を切る計算になります。
これは長期滞在ならではの数字ではありますが、宿泊費を格安に抑えつつ、食事プランやローカルスーパーとの付き合い方を工夫すれば、フィジー旅行は決して高額になりすぎない、というのが実感です。
逆にいえば、リゾートホテルや外国資本のレストランを中心に旅程を組むと、この金額感からは大きく上振れする可能性があります。
ご自身の旅のスタイルに合わせて、ホームステイ・ローカルスーパー・食事プランの内容などを事前にシミュレーションしておくと、現地で慌てずに済みます。


よくある質問
- フィジーの村には宿泊できますか?
-
ホームステイという形で宿泊者を受け入れている村もあります。ただし村ごとにルールが異なるため、事前に宿泊施設や現地ツアー会社を通じて確認するのがおすすめです。露出を控えた服装を用意しておくと安心です。
- 離島の食事プランは断れますか?
-
宿によっては断れない場合もあります。今回滞在したマタカワレヴュ島のロングビーチでは、食事プランへの加入が前提となっていました。予約前に「食事プランは必須かどうか」を宿へ直接確認しておくと安心です。
- カヴァはどこで購入できますか?
-
村を訪れる際のセブセブ用の根っこは、村の売店などで購入できます。お土産用の加工パッケージは、ナンディなどの土産物店で見かけることができます。
まとめ:正しい情報を知れば、フィジーは安心して楽しめる国
フィジーは、外務省の安全情報が示す通り、都市部では一定の注意が必要な国です。
その一方で、離島での滞在は驚くほど穏やかで、治安面での過度な心配は不要だというのが正直な実感です。物価についても、食事プランのような離島ならではの落とし穴を事前に知り、ローカルスーパーなどをうまく活用すれば、無理なく費用を抑えられます。
最終チェックリスト
- 都市部(首都圏・西部地区)では夜間の外出や貴重品の管理に注意する
- 離島の宿では食事プランの有無・金額を予約時とチェックイン時に必ず確認する
- 村を訪れる際は膝を出さないなど、服装マナーを守る
この記事が、皆さんの素晴らしい旅の助けになれば幸いです!



最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。



Vinaka!(ありがとう!)
