青年海外協力隊の派遣国

【ベトナムってどんな国?生活は?】言語、気候や位置、衣服、食事、住居などの基本情報

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はるカタルーニャです。本日は「東南アジアのカントリーカフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

早速ですが、今回はもし青年海外協力隊の派遣先が「ベトナム」だった時に必要になるであろう基本情報と、普通にベトナムへの旅行や出張の際に役立つ歴史や文化についてまとめていきます!

 

【基本情報】ベトナムってどんな国?

そんな疑問を解消するべくざっくりとまとめてみました。

 

・首都 ハノイ

・通貨 ドン

・時差 2時間日本より遅れている
※サマータイムはありません

・言語 ベトナム語

・電圧 220V(まれに110V)、50Hz

・コンセント タイプAとタイプCの複合型が多いですが、まれにタイプSE、タイプBFが使われているところもあります

・面積 32万9,241平方キロメートル

・気候 気候、気候、気候

・経路  日本からの直行便あり(コロナ前)で、所要時間は約6時間30分から

・祝日 9月2日(建国記念日)

・産業 農林水産業(GDPに占める割合14.85%)、鉱工業・建築業(同33.72%)、サービス業(同41.63%)

・挨拶 Chào buổi sáng(チャオ ブイ サン)=おはよう、Chào buổi trưa(チャオ ブイ チュア)=こんにちは、Chào buổi tối(チャオ ブイ トイ)=こんばんは、Cảm ơn/cám ơn(カムオン)=ありがとう、Không có gì(ホン コ ジー)=どういたしまして、Xin lỗi(シン ローイ)=ごめんなさい

 

言語

ベトナムの言語についてご紹介します。

「何語を使っているの?」「英語は使えるの?」など、ベトナムの言語について疑問を抱えている人は参考にしてみてください。

 

何語を使っているの?

ベトナムでは以下の言語が主に使われています。

  • ベトナム語(越南語)
  • 広東語
  • 閩南語
  • 北京語
  • クメール語
  • フランス語
  • ロシア語
  • 英語

公用語は「ベトナム語」で、そのほかにも華語と呼ばれる広東語や閩南語、北京語、そしてクメール語などが主に使われています。

またフランスの植民地だったこともあり、高齢者やエリート層ではフランス語を話せる人もいます。

ソ連などの共産主義国との繋がりもあったため、一部にはロシア語を理解できる人もいると言われています。

 

現在では観光業での生計を立てている人も多いため、英語教育に力を入れており、若者は話せる人もいます。

ちなみにベトナムの正式名称はベトナム語で「Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam」で、ベトナム語の漢字(チュハン)では「共和社會主義越南」、「越南」と記します。

そして「越南」は、嘉慶帝により与えられた国号です。

 

英語は使えるの?

ベトナムでは英語が公用語とはなっていないため、多くの人は英語を話せません。

地方などにいくとほとんど通じないこともありますが、観光地化されている地域や都会のホテル、観光客向けのレストランなどでは英語を話せる人は少なからずいるようです。

また、学校教育で英語が用いられることもあるため、若者の中には流暢に話せる人もいます。

 

気候・位置

「ベトナム社会主義共和国」通称ベトナムは、東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家で、北に「中華人民共和国」、西には「ラオス」、そして南西に「カンボジア」と国境を接しています。

東と西は南シナ海に面しており、その先にはフィリピンやマレーシア連邦、ブルネイやインドネシア、そしてタイがあります。

国土は南北に1,650キロメートル、東西には600キロメートルと縦に長く、一番狭くて東西で50キロメートルしかない場所もあります。

 

ベトナムの中で大規模なデルタが広がっている地域には、人口の約7割が生活していると言われており、北部国境近くには「ファンシーパン山」と呼ばれる標高3,143メートルの最高峰が聳え立っています。

続いて気候に関して、ベトナムの気候は全体を通して高温多湿で雨が多く降り「熱帯モンスーン気候」に属していますが、同じ時期でも地域によって気候は異なり、主に南北で分けられます。

まず、南部の気候について、ケッペンによる気候区分は「サバナ気候」で、一部が「熱帯モンスーン気候」に属しています。

 

1月の平均気温は18度と涼しく、過ごしやすい気候となっていますが夏にあたる7月には平均気温が33度となるため、かなり暑くなっています。

一方降水量に関しては年平均で1,000ミリとベトナムの中では少なく、5月から10月が雨季、11月から4月までが乾季となっいます。

北部は「温帯性気候」となっており、1月の首都ハノイの平均気温は16度と南部よりも寒く、夏にあたる7月の平均気温も29度なため、42度をこす日本の真夏よりは涼しい印象を持ちます。

 

年平均降水量は1,704mmと多く、4月から10月は雨季、11月から3月は乾季となっています。

また北部の山岳地帯では寒い時期になると0度を下回ることもあることに加えて、降水量が4,000mmを超える場所もあるため注意が必要です。

最後に、ベトナムは南西モンスーンの影響を強く受けているほか、日本と同じく台風の軌道域内にあるため毎年多くの被害が出ます。

 

特に国土の中央にある地域が被害を受けやすいため、日本と同じように台風が近づいてきている時から備え、台風通過中はむやみ外に出たりしないようにしましょう。

 

衣服

では東南アジアの国、ベトナムにはどのような民族衣装があるのでしょうか。

ベトナムの民族衣装には、「アザオイ」と呼ばれる服があります。

アザオイはキン族と呼ばれるベトナムのなかの80%を占める民族の衣装で、ベトナム北部では「アザオイ」と呼ばれていますが、南部では「アヤオイ」と発音されています。

 

アザオイは足首にとどくほど生地が長く、その下には長くてすっきりとしたズボンを合わせます。

チャイナドレスを起源としており、また素材は薄い絹や麻で作られているため、涼しく快適にベトナムの夏を越すことができます。

またアザオイは女性が主に着用していまsyが、男性用のアザオイもあります。

 

約200年以上前に広まったアザオイをベトナムに行ったらぜひ着てみたいですね。

では、私たちがベトナムに行ったときはどのような服を着れば良いのでしょうか?

ベトナムは熱帯気候に属しているため年中暖かいですが、その中でも4月から5月までは暑く、また11月から2月までは涼しくなっています。

 

ホーチミンでは4月から5月が最も暑くなり、湿度も高いため、この時期のホーチミンは日本の夏のような気候となっています。

そのため服装に関しては日本の真夏のような服装をを持っていきましょう。

また1日に数回のスコールに加えて台風も来るため、主に6月から10月までの雨季には雨具が必須です。

 

11月から3月の乾季に当たる時期は気温も少し下がり、朝晩には20度ほどにまで冷え込むため薄手の上着や長袖があると安心です。

現地の人々は民族衣装を着ていることもありますが、多くの人々はTシャツにジーンズなどのラフな服装をしているため、服装に関してはそこまで悩まなくてもよさそうです。

気候に合わせた服を持っていきましょう。

 

最後に、食事の前に手を洗う設備がなかったり不衛生だったりする場合もありますので、手指消毒ジェルやウエットティッシュも合ったら便利かもしれません。

 

代表的な食事

続いて、ベトナムでの食事について、ベトナムで有名な主食は「コメ」です。

日本で食べられている「日本米」とは違い、ベトナムではパサパサとした長細い「インディカ米」が使われています。

また、日本のように米のまま食べることもありますが、多くの家庭では米を粉にして作った平麺の「フォー」や、丸くて細く加工した「ブン」と呼ばれる麺に加工して食べつことが多いです。

 

ほかにも薄く生き伸ばして「ライスペーパー」にしたり、炒めて「炒飯」にしたりして食べます。

主食であるコメはお酒を作るのにも使われ、日本酒を作る際に用いるのは日本米ですが、ベトナムでは「もち米」を使って作ります。

各家庭でお酒を作っていることが多く、手作りのベトナム酒をぜひ飲んでみたいですね。

 

ベトナムの料理は歴史から中国やフランスの食文化から影響を受けており、料理の特徴としては優しい味付けで野菜をふんだんに使っているということが挙げられます。

フランスによる影響でコーヒー文化も根付いており、ベトナムは世界第二位のコーヒー生産国となっているほか、フランスパンと共にコーヒーを飲むという独自のコーヒー文化もあります。

また「ヌクマム」と呼ばれる調味料がよく使われており、ベトナム料理には欠かせないものとなっています。

 

ヌクマムは炒め物や付けだれ、煮込み料理などに使われ、小魚を塩漬けにして発酵させて作ります。

タイなどでは「ナンプラー」とも呼ばれ、東南アジアでは有名な調味料となっています。

 

民族などの食事

では青年海外協力隊で首都から遠く離れた地域や民族の料理を食べるとしたら、どんな料理が出てくるのでしょうか!

ベトナムは南北に長い地形をしていましたね、そのため北部と中部、そして南部でそれぞれの食文化があります。

先ほど紹介した主食である「フォー」は、実は首都ハノイのある北部で生まれた料理です。

 

牛肉や鶏肉などバラエティ豊富な具材を入れ、塩や醤油ベースで味付けをするためさっぱりとしており、種類や味なども数多く存在します。

中部は唐辛子や香辛料を使った辛い料理が多く、また酸っぱい味付けの料理もあります。

「ブン ボー フエ」はそんな中部で有名な料理で、先ほど紹介した細く丸い麺である「ブン」を使って作ります。

 

フエもフォーと同様で種類が多く地域や店によって様々な味のものを楽しむことができます。

「ゴイ・クン」も中部で有名な料理で、ライスペーパーの中に野菜やエビを入れて、甘くて辛い、そしてちょっと酸っぱいスウィートチリソースにつけていただきます。

日本では生春巻きとして浸透していますね。

 

南部では料理にココナッツミルクを用いることが多く、甘めの味付けになっているという特徴があります。

「ゴイ・クオン」と呼ばれる生春巻きや、「バインセオ」というベトナム風のお好み焼きが南部で人気な料理となっています。

また、ベトナムの旧正月(テト)には「バインチュン」と呼ばれる伝統的な正月料理を食べます。

 

バインチュンはもち米と緑豆、豚肉を混ぜ合わせた後「ゾン」と呼ばれる葉で包みじっくりと長い時間をかけて蒸しあげて作ります。

一般的には四角い形をしていますが中南部では円筒形をしていて、中国などでもよく食べられるちまきのような料理です。

最後にベトナムで有名なデザートについて紹介します。

 

ベトナムでポピュラーなデザートといえば「Chè(チェー)」と呼ばれるかき氷のようなスイーツです。

日本のかき氷をベースに豆類やお餅、タロイモやタピオカなどのトッピングを行い、最後に温かいシロップやココナッツミルクをかけていただきます。

寒い季節にはかき氷のベースがなくなるため、ベトナム風ぜんざいとなります。

 

甘さ控えめで素材本来の味を楽しめる「チェー」は、ベトナムに行ったら絶対に食べたいデザートの一つです。

 

住居

続いてベトナムでの住居についてですが、青年海外協力隊で派遣される場合、シェアハウスなり家なり、住む場所を与えてもらえる国が多いようです。

ですのであまり必要のない情報かもしれませんが、ベトナムでの住居について、いくらくらいで済めるのか、またホテルについても載せていきたいと思います。

派遣終了中もしくは後にベトナム旅できるかもしれないので!

 

やっぱり場所によって金額は変わるようです。

地方は比較的安いですが、首都はあまり安くない印象です。

格安ホテルもあるみたいですが、値段はピンキリ。観光地化している地域ではやはり他の地域と比べると高くなる傾向にあるようです。

 

物価と治安

ベトナムの通貨は「ドン」です。

1ドン→0.0051円(2022/2/2)で、過去5年の変動円0.0045~0.0051円となっているため、そこまで変動がない印象。

物価についてですが、以下のようになっています。

  • 水、1本 約5,000ドン=約25円
  • ココナッツジュース、1杯 約10,000ドン=約50円
  • ビール、1缶 約15,000ドン=約75円
  • ケチャップ、1本 約11,600ドン=約60円
  • 魚、1キロ 約40,000~80,000ドン=約200~400円
  • 現地レストラン、1食 約30,000〜100,000ドン=約1,000〜3,000円
  • 観光客向けレストラン、1食 約150,000〜300,000ドン=約3,000〜10,000円
  • フォー(食堂)、1食 約40,000ドン=約200円
  • 学生食堂、1食 約15,000~30,000ドン=75円
  • ポケットティッシュ、6個 約10,000ドン=約50円

このように、ベトナムの物価は日本と比べ安くなっており、生活には困りにくいと思います。

しかしながら全てのものが安いわけではなく、ブランド物や輸入品などは日本と同等、もしくは高くなることもありますので注意が必要です。

続いて治安についてですが、ベトナムの治安は外務省によると比較的安全とされています。

 

しかし、観光地化の進む地域などではスリや置き引きが多発しているため、時雨分注意して行動する必要があります。

 

文化的特徴

青年海外協力隊としてベトナムに行くとしたら、現地で適応するためにもマナーや文化について知っていった方が現地民と仲良くなれそうですよね!

ですのでベトナムで生活するうえで大切になりそうなマナーや文化について載せていこうと思います。

まずベトナムの食事の際のマナーについて、麺類などでスープが余った場合、食器を持ち上げて、お皿に口をつけて飲むのはやめましょう。

 

スープも同じで、もし飲み干したい場合はスプーンやレンゲを使って飲みましょう。

次に車に関するマナーについて、ベトナムでは右側通行となっっていますので、運転する場合には注意が必要です。

また赤信号でも右折をしてもいいというルールがある場所もありますので、交通ルールについて現地でしっかり勉強してから運転しましょう。

 

チップ制度に関しては、ベトナムの南部を中心に浸透しているため、高級レストランやバーなどに行った際にはチップを置いていきましょう。

一方、タクシーなどではチップを渡す必要はないため、ぼったくられないように気をつけましょう。

宗教面でもベトナムは儒教が発達した国となっていますので、日本同様お年寄りがバスや電車で立っていたら積極的に席を譲りましょう。

 

最後にベトナムを統一に導いたホーチミン氏について、ベトナム人の多くは彼を尊敬し愛しているため、人の多いところやベトナム人がいる場所でホーチミン氏の悪口を言うのはやめましょう。

また公共の場で政府に関する悪口を言うことは禁じられているため、気をつけましょう。

 

まとめ

ここまで自分が海外協力隊で派遣された場合、知っておきたい情報についてまとめてきました。

ベトナムの民族衣装がチャイナドレスからインスピレーションを経たものだとは知らなかったです。

物価も安く、中でも宿泊料金は世界の中でもかなり安いと言われているため、旅行するにも費用が抑えられていいですね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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