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スペイン・セビージャのお祭り「フェリア・デ・アブリル・デ・セビリア(Feria de abril de Sevilla)」とは?

¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!

はるカタルーニャです。本日は「祭り大国として有名なスペイン・セビージャの春祭りに関する国際文化カフェ」となっております!

ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)

 

早速ですが、この記事ではスペインの三大祭りの一つ「セビージャの春祭り:フェリア・デ・アブリル・デ・セビリア(Feria de abril de Sevilla)」について、詳しくご説明させていただきます。

スペインの祭りについて知りたい方や、セビージャの春祭りに行ってみたい方にとてもおすすめな記事となっておりますので、是非参考にしてみてください。。

 

【セビージャの春祭りって何?】春をお祝いするお祭り

まず最初に、セビージャの春祭り(フェリア・デ・アブリル・デ・セビリア:Feria de abril de Sevilla)についての情報を、簡単にご紹介させていただきます。

  • 国 スペイン
  • 地域 セビージャ(スペイン南部)
  • 時期 セマナサンタ(聖週間)の約2週間後
  • 目的 喜びを分かち合い、春を伝えるお祝い
  • 食べ物 Gazpacho andaluz(アンダルシア風ガスパッチョ)
  • 交通 マドリードから新幹線や長距離移動バス、飛行機がほぼ毎日出ている
  • 言語 スペイン語(ラテンアメリカで使われているスペイン語に近い)

スペインで毎年開催される、世界的に有名な「セビージャの春祭り」は、スペイン三大祭りの一つにも入っており、世界中から観光客が訪れます。

ではそんなセビージャの春祭りについて、ここからは詳しくご紹介させていただきます。

 

【セビージャの春祭りの開催時期はいつ?】セマナサンタの約2週間後から6日間

セビージャの春祭りはセマナサンタと呼ばれる聖週間、その日曜日に行われるイースター(復活祭)が終わった「2週間後の火曜日」に始まります。

正確に言うと、月曜日の深夜24時(火曜日の0時)の点灯式で開幕します。

そこからは連日パレードなどが行われ、6日後の日曜日の深夜24時(月曜日0時)に盛大な花火が打ち上げられ閉幕します。

 

しかしながら、実際には春祭りの開始される点灯式の前からお祭りは始まっています。

なので1週間以上お祭りが行われ、街は賑やかになります。

春祭りの名物である、日本で言う提灯が数多く空を彩るのは火曜日からですので、日程に余裕がない場合は火曜日から土曜日の間にいきましょう。

 

正確な日程は毎年変わるので詳しくはお伝えできませんが、大体毎年4月中旬〜5月初旬の間に行われます。

 

【セビージャの春祭りの見どころとは?】空に広がるカラフルな提灯とcaseta(祭り小屋)

セビージャの春祭り1番の見どころは、なんといっても2万2千を超えるカラフルな提灯・ライトです。

セビージャの春祭りは、空を覆い尽くすほどのカラフルな提灯やライトに灯りが灯されることによって始まります。

月曜日の深夜24時(火曜日の0時)に真っ暗だった空が一気に明るく、そして美しく光出します。

 

春祭り中のとても大切なイベントですので、是非都合がついたら点灯式に参加してみてください。

また、春祭りの会場では1000以上にも及ぶ「caseta:カセタ」と呼ばれる祭り小屋が設置されます。

カセタはこの祭りの時期にとても重要な役割を果たし、セビージャの人々の第二の家にもなります。

 

カセタの中では飲食パーティーは行われ、中にはディスコ状態になっているところもあるようです。

ここで注意していただきたいのが、900以上のカセタへの入場は招待式となっているため、一般的な観光客は入ることができません。

そのため、どうしても入りたい場合は、スペイン人の友人などに頼んで招待券をゲットしましょう。

 

しかしながら、招待券がない場合でもがっかりする必要はありません。

嬉しいことに、残りの100ほどあるカセタは観光客向けの公営のカセタとなっているためそこで楽しむのが良さそうです。

この春祭りの期間中は、セビージャの人々はアンダルシアの典型的な衣装を着て踊ります。

 

パレードでもこの衣装を見ることができますので、是非みに行ってくださいね。

 

【セビージャの春祭りは1日で足りる?】セビージャ観光したければ数日必要

では、セビージャの春祭りは1日で足りるのでしょうか?

留学などでスペインに来ている場合、授業などもあるためなかなか長期休みを取れないですよね。

そんな中で気になるのが、何日必要なのかです。

 

セビージャは広く、また観光スポットや観光客も多いため、春祭り意外にも観光をしたい場合は数日必要となるでしょう。

特に点灯式や終わりの花火は春祭りの名物となっているので、どちらかでも見れるような日程を組むのが良さそうです。

セビージャはイスラムの文化が取り入れられた建物が多く、他のスペインとは違った建築なども見ることができるので、時間がありましたら1週間ほど滞在してじっくりアンダルシアについて知るのがいいと思います。

 

【セビージャの春祭りの時期に食べられる料理とは?】Gazpacho andaluz(アンダルシア風ガスパッチョ)

スペインでは、その地域で有名な祭りが開催される時期にあわせて名物料理が販売されます。

そして、セビージャの春祭りが開催される4月終わりから5月にかけて、「Gazpacho andaluz(アンダルシア風ガスパッチョ)」と呼ばれる冷静野菜スープが食べられ始めます。

セビージャは夏に50度を越すほど暑くなる地域で、もう4月半頃から夏のように暑くなり始めます。

 

そのため、暑さの中さっぱりと飲める栄養満点の「Gazpacho andaluz(アンダルシア風ガスパチョ)」が大人気な料理となります。

「アンダルシア風ガスパチョ」はトマトやパン、オリーブオイル、ニンニク、ゆで卵、生ハム、お好みの野菜をミキサーにかけて作ります。

このスープは暑さの厳しいスペインやポルトガルでも飲まれ、国民的な料理となっていますので、是非試してみてくださいね。

 

また、「El pescaíto fritoペスカド(ペスカイト)・フリート」と呼ばれるシーフードを揚げた料理もかなり有名です。

シーフードにはアンチョビやイカなどが使われており、春祭りでは必ず食べたい一品となっています。

ペスカド・フリートはスペイン内陸部ではあまり食べられない、アンダルシア発祥の料理です。

 

そのまま食べても十分に美味しいのですが、酸味が効いたソースと一緒に食べるのがセビージャ流です。

セビージャの人々はこれらの料理を食べ終わった後の締めにBUÑUELOS(ブニュエロス)やCHURROS(チュロス)といったデザートを食べます。

祭りの終わりにも食べられることが多く、チョコレートにディップして食べるのが一般的です。

 

BUÑUELOS(ブニュエロス)やCHURROS(チュロス)はセビージャの春祭りだけでなく、バレンシアの火祭りなどでも食べることができます。

最後に、セビージャの春祭りで必ず飲みたいお酒についてご紹介いたします。

セビージャの春祭りでは何年もの間、愛され飲み続けられてきた伝統的なお酒があります。

 

それは「Rebujitoレブジット)」と呼ばれ、マンサニージャワインとレモン、ライム、そしてソーダで作られています。

氷を多く使用し、少量のミントと共に涼しさを演出します。

 

【セビージャの春祭りにはどうやって行くの?】マドリード経由なら何処からでも行ける

では、セビージャの春祭りにはどうやっていったらいいのでしょうか?

セビージャまでは、とりあえずスペインに住んでいる方ならマドリードに行けば経由で行くことができます。

また、セビージャには空港があるため、運が良ければスペイン国内からの格安直行便をゲットできるかもしれませんので、そちらも検索してみてください。

また、スペイン国内からは場所によっては長距離移動バスが出ているため、費用を抑えたい場合はこちらを使うこともおすすめです。

 

バスの予約や検索に関してはOMIOというヨーロッパの交通機関を調べられるアプリが日本語で検索できるためとても便利です。

予約画面の最終ページで手数料を取られるため、それが嫌な場合は本家のバス予約サイトで行いましょう。

航空券もスカイスキャナーなどで調べてちょうど良いものを探してください。

 

【セビージャの春祭りの注意点は何?】スリや騒音に注意!

ここからはセビージャの春祭りに行った際に注意していただきたいことについてご紹介させていただきます。

まず、一番に気をつけてほしいことは「スリ」です。

セビージャの春祭りが行われている間は、街中全てがライブ会場のように人々が密着します。

 

そのため、スリによる被害がかなり増えます。

お財布を分けたり、バッグに南京錠をつけたりして、十分注意しながら行動してください。

また、パレードを間近で見たい場合は注意が必要です。

 

パレードの時間に近くなればなるほど、会場に人だかりが増え始め、1時間前にはほとんど見ることができないくらい、人で溢れかえる可能性があります。

そのため、どうしても前でみたい場合は2時間以上前から熱中症などに注意して場所取りを行ってください。

パーティー会場やパレードの近くでは、大音量で音楽が流されるため、騒音にも注意して下さい。

 

【セビージャの春祭りはどうして行われるの?】生きてることの喜びを分かち合い、春の到来を祝うため

では、どうしてセビージャの春祭りは行われるのでしょうか。

セビージャの春祭りは、スペインの歴史との深い関わりがあります。

現在のセビージャの春祭りは「生きている喜びを分かち合い、春の到来を祝うため」に行われているんだそうです。

始まりは「家畜の展示販売とコンクール」という、酪農国ならではの目的で行われていました。

しかしながら、戦争などを通して、セビージャの春祭りは変化していきました。

スペインのお祭りの多くは、宗教と密接していますが、セビージャの春祭りは珍しく、宗教との関わりがありません。

そんな特徴を持ったセビージャの春祭りの歴史について、これから紹介させていただきます。

 

【セビージャの春祭りの歴史とは?】1847年に家畜と農業のお祭りとして始まった

セビージャの春祭りは1847年に家畜や農業を伝え、それらの展示販売やコンクールを行う目的で行われまた。

 

現在ではパレードなどで水玉模様の伝統衣装を着て、セビージャの人々は踊っています。

しかしながら、こちらも元々は牛からインスピレーションを得ていて、どこまでもセビージャの春祭りは酪農と繋がっています。

 

祭り小屋であるカセタは、焼けるように暑いセビージャでの祭りの際に、物を売る商人を涼しくするために作られ、次第に小さな料理を食べるための小屋に代わっていきました。

 

【セビージャの春祭りが行われる地域の言語は何?英語は通じる?】スペイン語と若干英語が通じる

ここからは、セビージャで使われている言語について。

セビージャでは主に一般的なスペイン語が使われていますが、ラテンアメリカで話されているスペイン語に近くなっています。

また、観光地化されている地域なので、飲食店などでは、割と英語を話せるスタッフも多く、心配しすぎる必要はありません。

 

しかしながら、住民はあまり英語が得意ではないため、通り過ぎる人に何かを聞きたい場合はスペイン語が無難です。

可能でしたらスペイン語の基礎を少し覚えていくのが良さそうです。

 

【春祭りはセビージャだけで開催されるの?】ムルシアなどスペイン各地で行われている

ムルシア 春祭り パレード

では最後に、春祭りはセビージャのみの祭りなのか?についてご説明させていただきます。

なんと、スペインの三大祭りの一つである「春祭り」は、他の地域でも時期は別で行われています。

三大祭りと言われているのはセビージャの春祭りだけなので注意してください。

 

セビージャの春祭りに次いで有名な春祭りは「ムルシアの春祭り」で、こちらのお祭りではパレード中に日本で言う餅まきのように、野菜や果物を投げます。

規模はセビージャの春祭りの方が大きいですが、行けない場合は地元の春祭りを楽しむのもいいかもしれませんね。

 

まとめ

ここまで、スペインのセビージャ州で有名な春祭りにについてご紹介させていただきました。

今回の記事をまとめると以下のようなことが分かりましたね。

  • セビージャの春祭りは、春をお祝いするお祭り
  • 開催時期は、セマナサンタの約2週間後から6日間
  • 見どころは、空に広がるカラフルな提灯とcaseta(祭り小屋)
  • 観光したければ数日必要
  • セビージャの春祭りの時期に食べられる料理は、Gazpacho andaluz(アンダルシア風ガスパチョ)
  • セビージャの春祭りには、マドリード経由なら何処からでも行ける
  • スリや騒音に注意!
  • 生きてることの喜びを分かち合い、春の到来を祝うために行われる
  • 1847年に家畜と農業のお祭りとして始まった
  • スペイン語と若干英語が通じる
  • 春祭りはムルシアなどスペイン各地で行われている

 

スペインには素晴らしいお祭りが数多く存在し、人々の心に感動を与えます。

もしスペインに行く予定がありましたら、ぜひ春祭りに行ってみてくださいね。

¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!

 

¡Hasta luego, adiós!  また会いましょう!

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