¡Hola, bienvenida! いらっしゃいませ!
はるカタルーニャです。本日は「スペイン語と就活のメリットに関するご紹介カフェ」となっております!
ご来店いただき本当にありがとうございます(*´艸`*)
早速ですが、今回はスペイン語を習得すると就活にどのくらい有利なのか、就活に使える資格や、スペイン語のその他の使い道についてついてご紹介させていただきます。
現在スペイン語を始めている方、またスペイン語を始めようと思っている方には、今後学習していく上で就活にどのくらい有利なのかを知っているだけでモチベーションにつながると思います。
また資格の種類や、その他の使い道を知ることによって目標を作ることもできますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【どうして就活で有利?】英語や中国語を話せる人は多いが、スペイン語は少なく需要が高い
就活で有利になることといえば、皆さんはどんなスキルを思い浮かべますか?
近年、世界はグローバル化しつつあり、企業もそれに合わせて英語などの他言語を話せる人や海外滞在経験のある人を優先的に採用するようになり始めました。
そのため、就活では言語力がとても重要といえ、有利に働くことも多いです。
就活に有利な言語といえば、最初に思い浮かべられるのは「英語」や「中国語」だと思います。
海外との繋がりを持つ企業の主な取引先は英語圏や中国となるため、それらの言語を学んでいる学生も多いですよね。
しかしながら、現在世界には5億人ものスペイン語話者がいて、またスペイン語を第二言語や第三言語で学習したことがある人も5億人近くいるため、約12パーセントの人々がスペイン語を使うことができると言われています。
中国語や英語は昔から需要があったため、学んでいる人が多いことから話せる人が日本には多く、就活に有利とはいえどもその他の候補者たちに埋もれてしまうことがあります。
しかしながらスペイン語は移民や世界のグローバル化により、話者が近年増え始め、需要が高まっているものの日本では話せる人が多くない言語となっています。
そのため、スペイン語を話せると言うことは、その他の候補者により差を見せつけることができ、就活に有利に働くことが多くなっています。
【就活で有利になりやすい企業】観光業や商社など、約7種類の一覧表
では、主にどのような企業での就活にスペイン語は有利に働きやすいのでしょうか。
以下によりスペイン語を必要としている就職先をまとめてみました。
- 翻訳や通訳の会社
- 観光業界
- 航空業界
- ホテル
- 貿易会社
- 商社
- スペイン語県に進出している日系企業
どのような会社でもスペイン語を含む他言語は必要とされることが多いですが、やはり中でも外国人と関わることの多い観光業や貿易会社などではスペイン語話者の求人需要が高いといえます。
ちなみに、接客業のアルバイトやパートの求人などでも、スペイン語を話せる旨を伝えると受かりやすくなります。
例えば私はジムでアルバイトをしていたことがありますが、ラテンアメリカの出稼ぎの方々がお客さんとして来てくださる機会も多く、かなり需要がありました。
【就活で使える資格】スペイン語検定とDELE
続いて、就活で使えるスペイン語の資格についてご紹介させていただきます。
スペイン語の資格は主に2種類あり、日本で行われている「スペイン語検定」と「DELE」と呼ばれているスペインが主催の国際検定があります。
就職する企業が日本の場合は「スペイン語検定」でも十分に、就活に有利に働きやすいですが、スペインなどの企業で働きたい場合は「DELE」と呼ばれる国際検定が必須となります。
わかりやすく説明すると、スペイン語検定は英語で言う「英検」のようなものですが、「DELE」は「TOEFL」のような位置にあります。
またスペイン語検定とDELEはレベルの分け方が異なっているため、自分のレベルに合った級を自ら判断し受験する必要があります。
日本スペイン語教会「スペイン語検定」のレベル分け:6段階
日本スペイン語教会のスペイン語検定は6段階に分けられており、以下のようなレベルとなります。
- 6級(入門):自己紹介や挨拶など、基礎的な短文を理解できる【1次試験、筆記(60分)】
- 5級(初級):買い物など日常的なシーンで簡単な会話ができる【筆記と5分程度の聞き取り(60分)】
- 4級(中級):一通りの文法を理解し、初歩的なコミュニケーションが取れる【筆記と5分程度の聞き取り(60分)】
- 3級(上級):スペイン語の書籍や新聞を理解し、スムーズに日常会話ができる【1次試験、筆記(90分)・2次試験:面接】
- 2級(最上級):ラジオ、テレビ、映画などを理解し、仕事上のやりとりにも問題がない【1次試験、筆記(90分)・2次試験:面接】
- 1級(プロ級):専門ガイド、文学の翻訳、会議の通訳ができる【1次試験、筆記(90分)・2次試験:面接】
スペイン語検定はコロナの影響によりマーク式に変わった他、4級までは面接がないため合格率は80パーセントとかなり高くなっています。
スペイン語検定4級程度を持っていれば、十分スペイン語を使えることを示すことができますので、履歴書にかいてアピールしてもよさそうです。
スペイン語3級以上のレベルになると面接があるため難易度も上がり、合格率は下がってきます。
国際スペイン語検定「DELE」のレベル分け
国際スペイン語検定「DELE」もスペイン語検定と同じく6段階に分けられていますが、表記が異なります。
- A1 (入門):相手の協力を得ながら、ゆっくりと話したり、尋ねたり、簡易的なコミュニケーションを取れる
- A2 (初級):自分のプロフィール、家族のこと、思い出、出来事などを話せる。外出先や仕事場で、日常的な受け答えがスムーズにできる
- B1 (中級):日常や仕事において、業務内容を説明したり、自分の意見を伝えたり、状況に応じた適切な対応ができる
- B2 (中上級):専門用語を用いない会話の中で、抽象的・専門的な内容を理解できる。相手に不自然さを感じさせない自然な会話能力、明確かつ詳細な文章作成能力がある
- C1 (上級):専門用語を扱いながらの複雑なディベートができる。社会、ビジネス、学術など幅広い分野において文章や会話を自在に展開できる
- C2 (最上級):抽象的、複雑、高度な分野における情報を理解でき、推論やディベートができる。言外のニュアンスなどを認識でき、円滑なコミュニケーション可能とする
スペイン語圏で留学する際にもこのレベルでクラス分けが行われており、世界的なA1からC2はスペイン語のレベル分けに使われています。
DELEは私の感想だとスペイン語検定よりも難しく、また入門レベルであるA1から面接があるため、難易度はかなり上がっています。
さらに受験料も高いため、十分に準備してから受験することをお勧めします。
しかしながら、難しい分日本以外でもこの検定は使うことができ、また更新期間がないため一生自分の資格として世界で使い続けることのできる資格となっています。
もし日本の企業で働きたくて、あまり時間がないのであれば、日本スペイン語教会のスペイン語検定4級以上を取ることをお勧めしますが、DELEの方が幅広く使えるため、世界で働きたい方、そして時間に余裕のある方はDELEの資格を取ってみてください。
注意点としてあげられるのは、スペイン語検定を評価基準としていない企業もありますので、大前提としてそちらを調べてから受験してくださいね。
またどちらも資格を持っている場合は両方とも書くことをお勧めします。
低い級しか持っていない場合でも、履歴書の評価に繋がりやすい資格ですので、ぜひ書いた方がいいと思います。
【スペイン語の使い道】話者数4億人を超え!21カ国で公用語となっている
またスペイン語には就活以外にもさまざまな使い道があります。
それもそのはず、なんとスペイン語は世界の21カ国で使われており、この地球には196の国が存在するため、その割合はなんと10分の1にもなります。
話者数も2022年現在で約5億4,800万人が母語として使っているとされていることに加えて、スペイン語が公用語となっていない国の「スペイン語を少しでも理解できる人口」は世界で4億6,000万人もいます。
スペイン語は学習が中国語やフランス語に比べて簡単なため、第2言語や第3言語に選ばれることが多く、スペイン語の話者を全て合わせると、10億人に達することがわかります。
世界には78万もの人が住んでいると言われているため、スペイン語話者はその8分の1、全世界で8人に1人がスペイン語を話せると言うことになりますね。
これだけ話者数が多いためスペイン語は旅行や国際ボランティアなどでも使うことができます。
【海外旅行】スペイン語が公用語のラテンアメリカでは英語があまり通じない
旅行といえば英語が話せればどこでもいける気がしてしまいますよね。
しかしながら、実際のところ先進国の集まりであるヨーロッパでも英語表記のない看板が多かったり、英語を話せないスタッフがいたりして、発展途上国に行くとなると英語はより通じなくなります。
中でもウユニ塩湖やマチュピチュなどで有名なラテンアメリカは、英語が通じにくいことで有名なため、旅行を安心していくためにはスペイン語学習が必須となります。
また、スペイン語はポルトガル語やイタリア語とかなり似ているため、スペイン語中級レベルくらいになると、それらの言語を習ったことがなくても、なんとなく意味を理解できるようになります。
そのため、ヨーロッパでの旅行もかなり楽になるといえます。
実際に私がイタリアやフランスへ旅行した時には、全く英語表記がなくて困ったものの、スペイン語と似たような文字から意味を推測し、出口を見つけたり、チケット売り場へ翻訳なしで行けたりしました。
【青年海外協力隊】派遣国の2割が公用語となっている
また、スペイン語は青年海外協力隊で派遣されたことのある国、92カ国のうち、19の国で公用語として話されています。
その割合はなんと全体の2割以上となり、青年海外協力隊に行きたい人をサポートしてくれる確率の高い言語となっています。
言語は協力隊の方でも教えてもらえますが、やはり日常会話レベルの言語力は最低限必要となりますので、スペイン語が少しでも話せれば、海外派遣への道に一歩近づくことが出来ます。
まとめ
ここまで、スペイン語をの習得が就活にどのくらい有利なのかについてご紹介させていただきました。
スペイン語検定を持つことにより、英語や中国語だけもっている候補者よりも評価されやすく、観光業やホテル、商社などでの就活により有利に働きやすくなります。
また就活以外にも、話者の多いスペイン語を話せることにより、ウユニ塩湖やマチュピチュ、ナスカの地上絵やその他の古代遺跡への訪問など、英語が通じにくいラテンアメリカへの旅行をより安全に、そして簡単にすることができます。
スペイン語が公用語の国への派遣がおおい青年海外協力隊への応募も手助けしてくれるはずなので、ぜひスペイン語学習を楽しんでください。
¡Muchas gracias! ご来店ありがとうございました!
¡Hasta luego, adiós! また会いましょう!